コンコン・・・・コンコン・・・


「キャサリンに連絡してるの?」

・・・・・・・・

ドアに耳を押し付け音を拾おうとしてるんだけど
何も聞こえてこない
という事は電話してないってことだよね


「陽菜・・・陽菜、室長帰ったから出ておいでよ」


ドン!とドアに何かがぶつかった音がした

これ相当すねてるな(;´-∀-)


「とりあえず電話だけしなよ
仕事駄目にしたら私みたいになっちゃうよ」

「ニャァァァ〜オ」

「ウォッ(;´-∀-)お前はこっちにいたのか」

「シャァァァ!」

元はと言えばこいつが脱走して
猫のくせに溝にはまって怪我したから
私がここへ来る羽目になったんだぞ!
なのに大島さんのほうが下っ端って納得行かない


「グルグルグル・・・・・・しゃぁぁぁぁぁ!!」

「わぁぁぁごめんなさい許してくださいけむし様(。-∀-)」


飛びかかってきたから頭を抱え
丸くなって防御する


「けむちゃんありがとう、おいで(бвб)」

「にゃぁ〜お」


助かった・・・・いつの間に出てきてたんだろう


そのままけむしとソファーに座りテレビを見出した


「あのう・・・・電話を・・・」


ギロッと私を睨むと


「もうしたし(怒)」

「でもスマホテーブルの上においたままだったじゃん」

「今どき携帯でしか電話できないって思ってないよね」

「そ、それくらい知ってるよ
でもこの家電話機ないよね」

「・・・・プッ・・・アハハハハやば、マジ昭和人間」

「そっちだって昭和だろ(怒)」

「今はパソコンでもテレビ電話ができるの!」

「そうなの?」

「ほんと、よく会社受かったね」

「そんなこと知らなくても仕事できるから」

「まあ・・・少しづつ覚えてくれたらいっか」

「え?」

「こっちの話、連絡したってみーちゃんに知らせなくていいの
監視員さん(бвб)」


そうだった、スグしなきゃ
えーと・・・・私の携帯どこだっけ?
・・・・あぁぁぁそう言えば充電切れてたんだ(;´-∀-)

「えーと・・・・携帯貸してもらえるかな」

「はぁ?嫌だし」

「室長に電話するだけだから一分もかかんないよ」

「優ちゃんの携帯でかければいいでしょ」

「私のは・・・充電切れなんだよ」

「充電すればいいじゃん」

「そうだけど・・・・ケチ」


仕方なく部屋に充電しに行こうとしたら


背中に何かが当たり
振り向いたらクッションが下に落ちていた


「何するんだよ(怒)」

「今の言葉取り消して」

「はぁ?ケチだからケチって言ったの!」

「陽菜はケチじゃないし(怒)」

「じゃー少しくらい携帯貸してよ」

「携帯は二度と貸さない」

「二度とって・・・・貸してもらった事無いし」

「煩い!早くあっちへ行け」


なんだよ、文句言ってきたのそっちだろ
まったくわがままなんだから

充電器に繋いで電源を入れると
いきなり電話が鳴ったから落としそうになった(;´-∀-)


「大島です」

(流石だね、大島さんに任せてよかったよ
これからもにゃんにゃんをよろしく)


「え、峯岸室長まっ・・・・ツーツーツー」


いうだけ言って切ってしまった

私がこの生活から抜け出す日は来るのだろうか(。-∀-)