テレビを奪われする事が無くなった大島さん

まだ早いけどご飯の用意でもしようかな

そんな事を思っていた時煩い位にチャイム音が鳴り響いた

ピンポーン・・・・ピンポンピンポンピンポン!!


「はい・・・・」


ドアフォンの画面に映っているのは
この前ホテルで会ったいけ好かない女

それも凄い形相でカメラを睨んでいる
どうやってここまで入って来たんだ?

(その声は陽菜じゃないね
もしかしてこの前陽菜といたちびっこ?)


ちびっこってなんだよ(怒)


「なにかご用ですか(怒)」


(今すぐドアを開けないと壊すから)


質問に答えないこの人は陽菜と同じ部類の人か?


(あと五秒で開けないと本当に壊すよ(怒))


そう言われても私の一存で決めれないのが
今置かれている立場の辛い所で

開けて良いものかどうか聞く為に振り向こうとしたら


「いますぐ帰らないと警察呼ぶから!」

「陽菜?」


すぐ後ろに立っていてインターホンに向かい
珍しく声を荒げている陽菜


(あんたいったいどういう手を使ったの!
ふん、どうせいつもみたいに体使ったんでしょけど
横から入って来て取るとかあり得ないんだけど(怒))


「それは麻里ちゃんの手口でしょ
陽菜は仕事内容で取っただけ
110番したから五分もしたら来るよ
捕まりたくなかったら早く帰った方がいいけど」


(絶対に奪い返して見せるから覚悟してて)


「やれるものならやって見せて下さーい」


(後で吠え面をかくなよ(怒))


「そっちもね」


ふん!と鼻息を鳴らし消えて行った麻里ちゃんと言う人


「帰っちゃったよ、お巡りさん来たらどうするの
なんて言って帰って貰ったらいい?」


どうせ対処するのは私なんだから
理由がわからないから説明しようがない


「嘘に決まってるでしょ
いい、絶対にあいつを部屋に入れたらダメだからね」

「わかってるよ」


これ、過去に何かあったな
絶対この引きこもりはあの麻里ちゃんと言う人のせいでしょ
それしか考えられない


「・・・・へんな詮索したら許さないから」

「な、何も思ってないよ(;´-∀-)」


嘘だけど・・・・


「けむ、見張ってて」

「にゃぁぁ〜お」


任せておけ!と返事でもしてるかのように
私をじっと睨むけむし
猫が見張ってたって詮索し放題なんだけどね(笑)


「さーて夕飯でも作り始めようかな」

「いちいち言わなくても作ればいいし(怒)」

「独り言くらいいでしょ
陽菜にはけむしがいるからいいけど
私には他に話し合いていないんだから
私だってストレスたまっちゃう」

「テレビにでも話しかけてれば(笑)」

「もうしてますぅ〜」

「・・・・なんかムカつく」

「仕事の邪魔なのであっちへ行っててもらえますかご主人様」


キッと睨みべぇ〜と舌を出すと
仕事部屋?へ入って行った


「わがまま娘め(怒)」


はぁ・・・・マジストレスたまっちゃう

映画見に行ったり友達と遊んでバカしたり
思いっきり飲んでうっぷんを晴らしたい!

一日だけでも解放してくれないかな・・・・


有給休暇使えるかどうか峯岸室長に聞いてみよーと