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ねこのお世話は大変です 26 最終話

ドン!


「グエッ」


何かがお腹の上に落ちて来て目が覚めた


「ニャァァオ」

「けむしかよ」

「・・・シャァァ!!」

「け、けむし様おはようございます(;´-∀-)」



外は明るくなってるから朝なんだろう


「ニャァー」


腹減ったとでも言いたげな目で私を見てくるから
御飯の用意をしようと起き上がると


「あっ・・・・・」


真っ裸な私と当たり前だけど裸な陽菜がスヤスヤ寝ていた


綺麗な姿の陽菜をボーと見ていると
昨日の事が頭をかすめる


私陽菜に・・・・女の陽菜に何度イカされたんだろう


「イダァ―(;´-∀-)」


動かない私にしびれを切らしたのか
けむしにお尻の柔らかい所をカプっと噛まれた


「ん・・・・・」


私の叫び声に一瞬身じろぎしたがまた眠りに戻って行った陽菜


とりあえずこのまま餌を入れてお風呂に入ろう
早くしないと傷が増えるからね(;´-∀-)


ゆっくりベッドから出てリビングへ

私を追い越しお皿の所へ行くけむし


「お水も無かったんだ・・ごめんよ」

「ニャァー」


戸棚から餌を出しお水も入れてあげると
黙々と食べだした

そのままバスルームへ行こうと思ったけど
昨日の残骸が目に入ってしまった

こういうのを見ちゃうと何故か片付けないと気が済まない私

「パパっと片付けるか」


ぱぱっと・・・・・するはずだったのに

洗い物を終えテーブルを拭いていると
猫の毛や髪の毛が目に入ってしまい
コロコロで絨毯を綺麗にする


「そう言う趣味あったんだ」


後ろから聞こえて来た声


「そうやって男を誘惑してるんだ」


「ちがっ(;´-∀-)」


まだまだ起きてこないと思っていたのが運のつき
あっちはちゃんと部屋着を着て出て来たのに
私はまだ産まれたままのあられもない姿・・・・

あれって軽蔑の目というやつだよね(;´-∀-)


「けむおいで」

「にゃ〜」


そのまま仕事部屋へ入って行ってしまった


「なんだよ、自分が脱げっていって裸にして
散々私を弄んだくせに
どうして私が攻められたきゃいけないんだ!(怒)」


バン!!


勢いよくドアが開き


「気持ちいいってアンアン言ってたのは優子だからね!(怒)」


そう吐き捨てまた勢いよく閉まったドア


「壊れちゃうからそっと閉めてね・・・・」


せっかく打ち解けあえたと思ったのに
また元の木阿弥じゃんかー

どうして怒ってるのかわかんないんだからどうする事も出来ない


「はぁ・・・お風呂入って朝ご飯作ろう」


きっとお腹が空いてるからご機嫌斜めなんだよね?
けむしだってごはん食べたら大人しくなってたから・・・


今日からまた頑張ろう




ホントねこのお世話は大変です(;´-∀-)



おしまい
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