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ねこのお世話話大変です 17

車に乗り込むと後部座席に座り
走ってる間ずっと窓の外を眺め
ひと言も話さないにゃんにゃん


「どこかほかの場所でランチしよっか(-∀-`) 」

「無理」


こうなってしまうと何を言っても無駄だ
あれは誰だと聞いても答えてくれるわけないだろうし
仕方なくマンションへ車を走らせた


話を思い返してみると
にゃんにゃんが、会っていた人が多分キャサリンで
あの女性の人はにゃんにゃんと同じ仕事をしてる人なんだろう
ライバルと言ったところかな・・・

それに決してダサくない服をわざとダサいと言ったり
嫌がる事をわざわざ探して言ってる様な気もした

まるで・・・・いじめっ子が好きな子をいじめてるみたいな


もしかしたらあの人のせいで引きこもりになってしまったのかもしれない
元は仲が良かったんだろうに・・・・


「次の角曲がったら伊勢丹があるから
ワインとか適当に買ってきて」

「誰かに送るの?」

「陽菜が飲むの!
・・・・・ちょっと曲がってって言ってるじゃん(怒)」

「・・・・・・」

「無視するとかあり得ないんだけど(怒)」

「嫌な事があるたびにアルコールに逃げたり
引きこもったりしてたらいつまで経っても
普通の生活に戻れないよ」

「そんな簡単な事じゃない・・・
何も知らないくせに偉そうなこと言わないで!」

「じゃーなんでそうなっちゃったのか教えてよ」

「・・・・・・言いたくない・・・・」

「一人で貯め込むからそうなっちゃうんでしょ」

「もういい(怒)」


プイッとまた窓の方を向いて黙ってしまった


はぁ・・・やっぱ一筋縄ではいかないか

たぶんあのロビーであった人と何かあったんだと思う
だからって私が陽菜の過去を調べるのはなんか違うし・・・

もう少し頑張って心を開くのを待つか



なーんて、甘い考えをしていた私を殴ってやりたい

その日からまたもとの引きこもり生活に逆戻り
いやもっとひどくなってるんじゃないだろうか

だって私が来るまでは
郵便物を取りに下へ降りていたはずなのに
今は私の仕事だから
玄関からマンションの廊下へも一切出なくなったんだから

ご主人様がそうだと私も出れないわけで・・・


「食材が無くなってきてるから
買い物に出てもいいかな」

「みーちゃんに頼めばいいじゃん」

「一つや2つくらいで来てもらったら悪いでしょ」

「じゃー宅配に頼めば」

「その分お金かかるでしょ」

「ケチくさ(бвб)」

「な、私が普通なんです(怒)」

「陽菜のお金なんだから
どう使おうが勝手でしょ
とりあえず外出たら負債全部払ってもらうからね」


なんでお前に言われなきゃいけないんだよって思ったけど
喧嘩になりそうだからやめた


その時玄関のドアが開き
大声を出しながら室長が入ってきた


「ちょっと、朝からずっと電話してるのに
二人共でないってどういうこと(怒)
にゃんにゃんはわかるけど大島さん何してんの(怒)」

「あ・・・・昨日バッテリー少なくなってたのに
充電するの忘れてました(;´-∀-)」

「ほんとにもう(怒)」

「あはははバーカ(бвб)」

「バカってなんだよ、陽菜なんてずっと携帯いじってたんだから
気づいてたはずだろソッチのほうが質悪いよ(怒)」

「大島さん・・・・・」

「え?あ・・・・なんか同い年だって聞いて敬語で話すのやめたんです
まずかったですか?」

「それは良いんだけど、いま陽菜って(汗)」

「この人が自分で陽菜って言ったんですよ(笑)」


キッと陽菜を睨む室長


「いいじゃん馬鹿だから全然気づいてないし」

「だからバカって言うな!英語は負けるけど
頭は陽菜より絶対良いんだからな!」

「英語で思い出した
いつの間にキャサリンさんと会ってたの
ちゃんと教えといてよ、今朝秘書から
陽菜いますか、連絡が取れないんですけどって
電話かかってきて焦ったんだから(汗)」


あの紳士やっぱり秘書さんだったんだ


「結果はみーちゃんが聞いといて・・・・」


「ぜひ陽菜の案を使いたいと言ってこられたから
早く連絡して(怒)」

「みーちゃんがして」

「私が内容わかるわけ無いでしょ(怒)
大島さん!」

「は、はい(;´-∀-)」

「一緒に行ったんですよね?」

「はい」


「だったらどこかへ行ったとか何をしてたとか
ちゃんと私に報告してください」

「わかりました・・・」


そんな事初めて言われたのになんで怒られるんだよ
上司だから仕方ないけど


「それと陽菜が誰かわかりましたか?」

「え?・・・・社員・・・・ですよね?
課長くらい?」

「課長じゃないし(怒)」

「え、もっと上なの?」

「役職なんてどうでもいいんです!
ちゃんとした人間にするという仕事があるんですから
真面目に取り組んでください(怒)」

「わかりました・・・・」


頑張ってるのに・・・・にゃんにゃんと呼ぶほど仲がいいんだったら
性格知ってるでしょ、一筋縄ではいかない性格を!


「少々の手荒なことは目をつむりますから
よろしくおねがいしますよ」

「はぁ?少々って何?陽菜を誰だと思ってんの(怒)」

「今は引きこもりのニートさんでしょ
文句言う権利はない!」

(たまに仕事してるのに・・・・)


ブツブツ独り言を言いながら仕事部屋であろう部屋へ入っていった


「大島さん」

「はい(;´-∀-)」

「すぐに電話をさせて契約をまとめるように補助してください」

「補助と言われましても
何がなんだかさっぱりですし
英語も専門用語とか多くて全然わからなくて(;´-∀-)」

「私のようにそばでうるさく言うだけでいいんです
頼みましたよ!」


私の手を握りブンブンふり

頑張って!とハグして帰っていった


うるさくって・・・・仕事しろって言い続ければいいの?
そんなことしたら追い出されるでしょ絶対(;´-∀-)
でも峯岸室長が言ったことだし
それで追い出されてもお咎めないよね?



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