「一緒にシャワーする?」

「結構です(;´-∀-)」

「時間短縮になるのに」


そういう考えか(;´-∀-)変な風に取っちゃったよ


「布団から出るからそこの二人追い出して」


「かしこまりました」

「え?二人って・・・」


急いで角へ行くと帰ったはずの麻里子様と恵様が
バツの悪そうな顔をして立っていた


「陽菜様がああ申しておりますのでお引き取り下さい」

「はいはい、もうちょっとで見れそうだったのに残念(*`ω´) 」

「さすがねにゃんちゃん」

「わかるし(бвб)二人が大人しく帰るわけないでしょ」


全然気づかなかった(;´-∀-)


「じゃーねユッピーまた明日」

「感想待ってるわよん」

「言わせるわけないでしょ(怒)」


ヒラヒラと手を振って出て行く二人を見送り
ベッドへ戻ると起き上がって歩いて来る陽菜様


お風呂へはキッチンの前を通らないといけないのに
裸のまま歩いてくるからビックリする


「が、ガウン着てください(;´-∀-)」

「なんで?汚れちゃうじゃん」

「でも裸を(;´-∀-)」


ちらっと執事さんの方を見ると


「大丈夫絶対に見ないし
見えたとしても無だから」


そんなわけないでしょ?
相手は男だよ?女の私でも見とれちゃうというか
ガン見してしまいそうなのに(;´-∀-)


「着替えだしといて」

「かしこまりました」


下着とかも用意させるの?

だめだ、ついていけない
好きだけじゃ無理だ(;´-∀-)

やっぱり卒業したら普通の生徒に戻ろう
陽菜様を忘れて自分の人生を生きるんだ


「大島様も続いてはいられますか?」

「あ、はい・・・」

「かしこまりました
それに合わせてお食事をご用意します」

「あ・・・お願いします」


執事さんも大変だな・・・・
お父さんも大変だったのかな

でもお母さんは一般生だったから
お父さんはここへは来たことないんだよね?

こんな世界だと知ってても
お母さんを連れて逃げたかな
自分の家族を犠牲にしてまで・・・・


そう言えばお父さんの両親はどこにいるんだろう

私のお爺ちゃんやお祖母ちゃん
もしかしたら兄妹がいたかも・・・
そしたら私に親戚が出来るじゃん

ここを卒業したら探して見よう
おじいちゃんに言っても教えてもらえないだろうしね


ん?まてよ私の両親について調べてもらった時
お父さんの方の情報も少しは入ってるはずだよね?


「あのう・・・」

「なんでしょうか」

「私の両親について
調べて頂きましたよね」

「はい」

「その時にお父さんの方は調べなかったんですか?」

「全て調べて陽菜様に報告しておりますが・・・
お聞きになっておられませんか?」


聞いてない・・・・・


「駆け落ちした罰で
全員追い出されたというのは聞いたんですが
その後どうなったかが知りたくて(;´-∀-)」

「陽菜様にお断りをしてからでもよろしいですか」

「はい、全然大丈夫です」


だよね、また勝手に話して
怒られでもしたら大変だもんね


「優ちゃーん、出たよー」

「はーい、私は五分ほどで終わるので食事お願いします」

「かしこまりました」


チラッと覗いて下着をつけてるのを確認してから
扉を開け中へ
背中合わせになりバスローブを一瞬で脱ぎすて中へ


「忙しすぎだし(笑)」


だってやっぱりまだ恥ずかしいから


「よし、パパっと洗っ・・・・て・・えぇぇ!?
何だこれ(;´-∀-)」


身体中に無数の痣が


「カチャ、どうかした?」

「キャッ(;´-∀-)」

「キャッだって(笑)可愛い(бвб) 」


取りあえず陽菜様に背を向け


「なんか痣があちこちにあって驚いただけです」

「痣じゃないよ、それはキスマーク」


まじか(;´-∀-)


「お腹すいたから早く上がって来てね」

「わかりましたから閉めて下さい(;´-∀-)」


カチャッと締まる音がして急いで体を洗う


ここ、制服から見えるかな・・・ギリ大丈夫かな
大人しくしてたら大丈夫そうだ


宣言した通り5分で終え外へ


「用意できておりますのでお席へどうぞ」

「あ、はい」


食事も終わりに差し掛かった時
執事さんがやっと話しを切り出してくれた


「陽菜様」

「なに」

「大島様がご両親の事をもう一度!
お聞きになりたいそうですので
わたくしの方からお話させていただいても
よろしいでしょうか」

「もう一度聞きたいの?」

「はい(-∀-`) 」

「話してあげて(бвб) 」

「かしこまりました」


流石執事さんナイス(-∀-`)

デザートを食べながら
初めて聞くお父さんの話を聞いた