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月の女神 24

この前のお泊りの時ははっきり言われてなかったし
何もないと自分に言い聞かせていたから
大丈夫だったけど

今回は違う


だって宣言されたんだもん
これって絶対でしょ?


考えただけでドキドキでお腹なんて空かないから
お昼を食べに行かなくて

なんなら午後の授業も休んじゃって・・・


心配したともちんとともーみが
部屋へ訪ねてきてくれた



「優子大丈夫?保健室へ行ったほうがいいんじゃない?」

「病気じゃないから大丈夫・・・・だと思う(;´-∀-)」

「どういう事?」


ともちん達ならいいよね・・・


「お昼休みにね」

「うん」

「陽菜様がここへ来たの」

「うそ・・・」

「一般寮へ来られるなんて一度でも奇跡なのに
二回も来られるとか優子相当気に入られてるんじゃない?」

「そうなのかな・・・・」

「で、何を病んでるの?」

「今日・・・・泊まりにいかないといけなくなった」

「・・・・・なるほど!」

「何がなるほどなの?ともーみわかんない!(怒)」

「話してたことを向こうから
言ってきたって事でいいんだよね優子?」

「う、うん・・・・・・(;´-∀-)」

「すごいじゃん!いいなぁー女神さまから二度も直接指名されたんだよ
これでもう陰口も叩かれなくなるんじゃない?」

「やめて!みんなには言わないで(;´-∀-)」

「どうして?うらやましがられるよきっと」

「こんな事みんなに言う事じゃないでしょ(;´-∀-)」

「ここでは自慢するのが普通なんだけどなー
それも総代のルナ様にだよ」

「自慢したくないからお願い黙ってて!」

「優子がそう言うなら黙ってるよねともーみ?」

「うん、言わないよ」

「ありがとう(-∀-`) 」

「頑張って」

「う、うん」


何を頑張るのかわからないけどとりあえず返事しておく

そこへ指原さんが帰ってきた


「わ、わぁ(汗)」

「お邪魔してます」

「いらっしゃいませ(汗)」

「もう帰るところ
じゃーね優子、また明日」

「二人ともありがとうね」


二人が出ていくのを見送り部屋へ入ると


「何かあったんですか?」

「え、何もないよ(;´-∀-)どうして?」

「大島さんがここへお友達を呼ぶの珍しいので」

「あぁ・・・・体調悪くて授業休んじゃったから
心配して見に来てくれたんだ」

「大丈夫なんですか?」

「もう大丈夫だよ(-∀-`) 」

「それならよかった」


今日は戻ってこないって言っておいたほうがいいよね・・・・
だって心配するだろうし・・・・


「今日さ・・・・あのう・・・・」

「?」

「夕ご飯食べに行って戻ってこないかもしれないけど
心配しないでね」


「お泊りですねわかりました
楽しんできてくださいね」

「う、うん・・・・」


この前もだけど
明るく言われると
大したことないんじゃないかって思ってしまう
お友達の家にお泊りしに行く感じかな


指原さんのおかげで少しだけ気持ちが楽になった


「なんか、ありがとね(-∀-`) 」

「???」


意味が分からないという顔で見てくる指原さんに
もう一度お礼を言っておいた

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