陽菜


みーちゃんから9時の連絡が来なくて
送っても既読にならないからナースにすぐ戻ると行って病院を出た

車を出し入れするより自転車のほうが早いから
病院のを借りて家へ飛ばす

鍵を開けてリビングへ行くとみーちゃんがソファーの上で寝ていて
二階から優子のみーちゃんを呼ぶ声が聞こえたから急いで上がると
よりにもよって陽菜の部屋で・・・・ありえないんだけど(怒)

麻里子はこういうのが上手いから
心配していた通りになって伏線を張っていて良かったって思った

何事もなかったかのように帰っていく麻里子

明日会っても今まで通りなんだろうな・・・
わかってるけどなんかむかつく、でも

それよりも優子がヤキモチを妬いてくれたことが
嬉しくてニヤケそうになる

本人はわかってないみたいだけど
多分陽菜の事が・・・

そうだと嬉しい
だって両思いになってそういうことしたいじゃん

もっともっとキスしていたかったけど
病院から連絡が来たから戻らなくちゃ

みーちゃんにお客さん用の布団を掛け家を出た

その夜は遅くまで優ちゃんとLINEのやり取り

直接話すよりLINEの方が少し甘えたな優ちゃんが可愛い(бвб)


仮眠を少しして病室を巡回する

ホントは看護師さんの仕事でドクターはしなくて良いんだけど
陽菜は夜勤の時や病院で泊まる時は必ずしてる
苦しんでいる子が居たら少しでも早く見つけてあげたいからね

「フフ可愛いなぁー・・・早く良くなりますように」

一人ひとりベットを覗き布団を掛けなおしてあげる

「あ、陽菜先生」

「今まわってきたけど大丈夫だったよ」

「ありがとうございます」

自分の部屋に戻りカルテの整理をしながら優ちゃんのことを考える

今日は夕方まで勤務したら明日は休み・・・

明日が勝負だよね

陽菜頑張ります