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頑張った向こうには 28

陽菜


食べていきなり激しいのに乗ると出てしまいそうだから
ゴンドラに乗って運河をひとめぐり

「なんか優雅だよね(´-∀-)」

「優ちゃんは海外旅行したことあるの?」

「行った事無いし飛行機にもまだ乗った事無いんだ」

「え?修学旅行とかで乗らなかったの」

「私修学旅行の前日からインフルエンザになっちゃって
行けなかったんだ・・・でもお金戻ってきたから家系は助かったけどね」

そう言って笑ってるけど・・・ちゃんと笑えてないよ

「卒業のお祝いにどこか行こうか(бвб)」

「え!行きたいあっ・・・行きたいけど・・・・」

「お祝いだから陽菜が出してあげる」

「でも、全部にゃんにゃんに負担がかかるもん・・・」

「だ・か・ら、出世払いでいいって」

「それまでに凄い借金になりそう(汗)」

「私忘れっぽいから全部忘れちゃうかもよ」

「ドクターなのに忘れっぽいとかダメじゃん(笑)」

「仕事の事は忘れないから大丈夫(бвб)」

「アハッ(-∀-`) にゃんにゃんのドヤ顔好きだな」

「えっ・・・・」

いきなり好きとか言われて焦った
きっと赤くなってると思う(汗)
陽菜の顔を見て優ちゃんもあって顔して赤くなってたから

「次も大人しめのやつに乗ろう」

「シンドバット行こうよ」

「うん」

それから、センターオブジアースと
インディージョーンズにもパスで入り

「もうそろそろ五時半からのファンタズミックの席取り
行かないと私小さいから後ろだと見えない」

四時半か・・・

「タートルトーク行こう」

「え、でも・・・・」

眉毛をハの字にする優ちゃんの手を引いてアトラクションへむかい
終わったのは5時10分
観覧場所は人でごった返していた

「もういっぱいだね・・・」

しゅんとする優ちゃんの手を取り

「ついて来て」

キョトンとする優ちゃんを引っ張って歩き出した


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