陽菜


優ちゃんが部屋に入ったのを確認してから
スマホを取り出し調べて電話をかける

「明日なんですけど・・・はい・・・
どこでもいいです・・・・・大丈夫です
はい・・・そうですか・・・・有難うございました」

やっぱり明日の事だから無理だよね・・・

多分無理だろうと思ってかけなかったけど
ダメもとで最後に電話をすると

「え?本当ですか・・・・はい
よろしくお願いします」

やばい、まさかの所がキャンセルで空いてたなんて♪

陽菜もってるかも(бвб) 

先に明日の用意をして車に積み込み
お風呂に入って部屋へ行くと

気持ちよさそうに眠る優ちゃん

ちゃんと陽菜の場所を空けてくれてるから
そこへ潜り込みそっと抱きしめて目をつむる

一週間お風呂に入ってないから
優ちゃんの匂いが凄くする

大好きな匂いを嗅ぎながら明日の事を考えていると・・・

興奮して全然眠れない自分にびっくりする

陽菜ってこんなキャラだっけ?
こんなにドキドキするの初めてかも

麻里子に奪われる時にだってこんなにドキドキしなかったのに・・・

何も考えないようにして
大きく呼吸をしていたらいつの間にか
眠っていたみたいで気が付くと横に優子はいなくて
手を横に置くと微かに温もりが残っていて
時計を見ると6時過ぎだった

多分2・3時間しか寝てないけど
病院の当直の時はそんなものだから慣れっこ

ゆっくり起き上がり下へ降りて顔を洗いに行く

歯を磨いていると勢いよく開くお風呂のドア
目と目が合うとまた勢いよく閉まった

「お、起きてたんだ(汗)」

「んん・・・」

口をゆすぎ

「今から顔を洗うし見ないから出てきなよ」

「う、うん・・・」

今度はゆっくりドアが開き確かめるように
脱衣所に出てきてるのが雰囲気で分かる

バスタオルを取ると勢いよく出て行った

「フッ、可愛い(бвб) 」

自分の部屋へ行き化粧をして着替え下へ降りると
リビングでは準備万端の優ちゃんが待っていた

そう言えばもう高校三年生なのに・・・

「優ちゃんてお化粧に興味ないの?」

「興味ない事無いけど学校にはしていけないし
帰るとすぐバイトだったし、それにお金かかるし・・・」

「してあげようか?」

「んー・・・今日はいいや
また今度お買い物とか行く時してくれる?」

「わかった、じゃーそれに合わせたお洋服買ってあげるね(бвб)」

「じ、自分で買うからいいよ(汗)」

「遠慮しないの、社会人になったら自分で出せばいいんだから」

「でも・・・」

「そーだ、そのかわり初任給でプレゼント買って(бвб)」

「わかった!(-∀-`)
まだまだだけど欲しいもの考えといてね」

「ふふ、楽しみにしてる
よし!出発進行(бвб) 」

「エイエイオー♪」

何貰おうかなー・・・何でもうれしいけどね