優子

まぶしさを感じ目を開けるとカーテンが開いていて
朝の陽の光が私の顔に降り注いでいた

昨日閉めなかったっけ?

まだボーとしている頭で思い出そうとしていると
下半身にけだるさを覚える

・・・・そうだった・・・私昨日・・・・

逆を向くとすやすや眠るにゃんにゃん

「綺麗・・・・」

寝ていても美人は美人なんだと思う

この一週間同じベットで寝ていたけど
朝は早く起きて仕事に行っていなかったり
ゆっくりの時でも先に起きて慣れない家事をしてくれていたから
こんなにゆっくり寝顔を見たことが無かった

少し上体を起こし上から顔を眺めていたら
自然と顔に手が伸びていた

スベスベの肌・・・・このぷくっとした唇に・・・

指で唇をなぞっていたら

「んん・・・・・」

慌てて手を引っ込めると
にゃんにゃんの目がゆっくり開く

「お、おはよう(汗)」

「おはよう・・・・キスしてくれるのかと思って待ってたのに」

「起きてたの(汗)」

「優ちゃんの手温かくて気持ちよかったからね」

そう言って起き上がるとチュッとキスされた

「おはようのキス(бвб)」

「うん・・・」

「シャワーしてご飯行こうか」

「うん」

先にベッドから立ち上がるにゃんにゃんはもちろん裸で
完璧なボディラインに見入っていたら

「見すぎだし(笑)早く行こ」

慌てて布団をめくり立ち上がろうとしたら

「あっ・・・・(汗)」

見られたくなくてその上に座りにゃんにゃんの方を見る

「隠さなくていいよ
二人が結ばれた証なんだから」

「うっ・・・・」

すごく優しい顔で微笑んでいた

「陽菜に初めてをくれてありがとう
一生大切にするから」

「・・・・・」

「どうしたの?」

「にゃんにゃんはそんなに綺麗で
仕事も出来てなんでも持ってるのに
何で私だったの?
他ににゃんにゃんに似合う人は沢山いたでしょ
私なんてまだ高校生だし世間の事何にも知らないし
それにチビだし・・・・絶対に妹にしか見えないじゃん」

「そうだね妹だね」

「あぅ・・・・やっぱり・・・」

「みんなは妹だと思ってるけど
陽菜は一度だって妹として見た事無かったよ
優ちゃんの方が陽菜の事お姉ちゃんだとしか思ってなかったでしょ」

「だってママからそう言われてたから・・」

「だから陽菜は離れようとしたのに優ちゃんがグイグイ来るから
気持ちが抑えられなくなっていったんだからね(笑)」


「あの頃は妹と認めてもらうために頑張ってたから・・・
ごめんね」

「だから陽菜も頑張った、お姉ちゃんじゃなくて
恋人として好きになってもらうために」

「でも篠田先生の方がにゃんにゃんには似合ってるよ」

「似合うとか似合わないとか誰が決めるの?
陽菜は優ちゃんを好きになって
優ちゃんが欲しいと思ったからこうやって抱いたんだよ
それなのに優ちゃんは人から似合わないって思われるのが嫌で
陽菜と別れるの?また妹に戻る?」

「いやだ・・・戻りたくない!
にゃんにゃんの恋人でいたい」

「だったら陽菜って呼んで」

「あうっ・・・」

「優子お願い!頑張れ」

「は・・・るな・・・陽菜、陽菜、陽菜・・・ううぅ」

「なーに(бвб)」

「好き・・・大好き!」

「陽菜も優子が大好き」

そう言ってギュッと抱きしめてくれてるんだけど
お互い裸なわけで・・・(汗)

「にゃっ、にゃんにゃん(汗)」

「ん?」

「て、手が(汗)」

何故かにゃんにゃんの右手が私のおしり辺りをサワサワしていて・・・

「肌もスベスベで触り心地いいよね(бвб)」

「えーと・・・早く服着てご飯行こう(汗)」

「ん〜・・・まだ一時間余裕あるから
少しだけ・・・ね(бвб)」

ねっ・・・て(;´-∀-)

「む、ムリムリ、朝からとか無理だから(汗)」

「大丈夫、優ちゃんなら出来るから」

「いや、出来ないから(汗)」

「むぅ・・・わがまま」

プ〜と頬を膨らませ唇を尖らせるにゃんにゃん

不覚にも可愛いって思ってしまい顔がほころんでしまった

「ふふ、いいって事だよね」

「ウエッ(汗)ち、ちがっ・・・うわっ!」

そのままベットへ押し倒され

「陽菜の為に頑張って(бвб)」


頑張るの意味が違うんですけどー(涙)


と叫ぶ前に唇を塞がれた


はぁ・・・大島優子

にゃんにゃんと幸せになるために頑張ります(泣)


おしまい


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