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わんわん警察 H-4

ブシュッ!・・グシュシュン・・・

いい気持で寝てたら隣から凄い勢いのくしゃみが聞こえてきた

「んん・・・優ちゃん?」

ブシュシュン・・・

顔を震わせながらくしゃみしてる優ちゃん

「わぁ、鼻水ヤバい(汗)」

ティッシュで鼻先を拭いてあげたけど
次から次へと出て来る鼻水

「これ今日仕事無理だよね・・・」

麻里ちゃんに連絡すると

「病院連れて行って注射して貰ったら一日で治るよ
今日はゆっくり休ませて明日は出てきてよ」

「分かった」

でも優ちゃん注射嫌いなんだよね・・・・
狂犬病の時もどれだけ大変だったか(汗)

まず病院に入んないから困る

「優ちゃん起きよっか・・・ご飯食べれる?」

クーン・・・(食欲あんまりない)

「牛乳だけも飲んで〜ねっ」

(そんな可愛い顔でお願いされたら(-∀-`) )

ワン(俺頑張る)

なんか顔がデレテル感じだけどいつもの元気はヤッパリない
少しだけピチャピチャ飲むとすぐに陽菜の傍に来て
寄りかかって寝ころぶ優ちゃん

「しんどいの?」

頭と体を優しく撫でてあげると
気持ちよさそうに目を閉じる

ブシュン・・・

普段、体温高めだけど今日は一段と熱い

「優ちゃんお出かけできる?」

クゥ〜ン(にゃんにゃんが行くなら行く)

診察券持ったし目隠し用のタオルも持った

下まで歩かせタクシーを拾い抱いて乗る
運転手さんには行先の書いた紙を渡し
優ちゃんを膝の上に乗せて外を見ないように
ずっと頭を撫でてあげた

もうそろそろと言う所で目隠しをすると
嫌がって取ろうとするから

「取っちゃダメ」

少しきつめに言うと

キュゥ〜ン・・・(あぅ・・・)

シュンとして大人しくなる

ごめんね優ちゃん

お金を払い抱いたまま中へ

いつもなら匂いで気がつくんだけど
今日は鼻が利かないみたいで大人しくて助かる

「小嶋さん、小嶋優子君」

そう呼ばれてピクンと反応する優ちゃん
途端にそわそわしだした
抱いていると
心臓のドキドキが腕に伝わってくる

「大丈夫だから、診てもらうだけだから」

そう言っても陽菜の腕から逃れようとする優ちゃん

ハァハァキュアウワウ(ヤダヤダ離せ俺帰る)

目隠しが取れた優ちゃんを
診療台に寝かせて看護士さん達と抑え込む

キャンキャンクゥ〜ンクゥ〜ン
(嫌だ俺こいつ嫌い、変な眼鏡かけてるくせに
俺に針さすんだぜ、凄く痛いんだぜ助けてにゃんにゃん(泣))

涙目で陽菜に訴えかけて来るのを見て陽菜も涙がにじんできた

「っ・・優ちゃんの為なんだから大人しくして
これ終わって元気になったら好きな事させてあげるから」

ワウン?(なに!好きな事だと!?)

急に大人しくなる優ちゃん

ハァハァハァ・・・・(あんな事とかあんなとことか・・・)

舌を出してハァハァ言いだした

「先生大丈夫なんですか、急に大人しくなってハァハァ言いだして
舌が出て来たんですけど(汗)」

「飲み薬で済まそうと思ったんですが
酷いようなので今から注射します」

・・・・・キャウン?(なんだと注射じゃなかったのか?)

ブスッ!

ギャイン(汗)(死んだ)

ぐったりする優ちゃんを抱きあげ
家に連れて帰りベットへ寝かせ離れようとすると

キュゥ〜ン・・・

悲しそうな目をして陽菜の腕に抱き付く

「どうしたの?寝てなきゃダメだよ」

クゥ〜ン・・・

「一緒に寝て欲しいの?」

ワゥン・・・・

「仕方ないなー」

頭とお腹を寝るまで撫でてあげると
安心したような顔をして寝ちゃった(笑)

「優ちゃん早く元気になってね」

乾いた鼻にチュッとキスをすると笑った気がした
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