講義が始まっても全然内容が頭に入って来なくて
なんなら昨日の場面がフラッシュバックのように頭の中で
繰り返されていてのお昼過ぎ
秋元さん食堂にいるかな・・・・
広い食堂を見渡すとひと際目立つ集団が真ん中あたりに座っていて
秋元さんはいるけど他に篠田さん前田さん峯岸さん
そして一番逢いたくない小嶋さんも座っていた
無理だ・・・あんな所へ行けない
踵をひるがえし出て行こうとしたら
「大島さんもうお昼食べたの?」
「野呂さん・・・こんにちは(汗)」
「まだだったら一緒にどう一人分だったら席空いてるから」
「いえ、もう食べましたから!ぐぅぅ〜・・・」
「アハハ遠慮しなくていいよ
こじぱも今日は来てるし採寸の事言えばいいじゃん
ほら行こう」
「え、あ、ちょっ・・・まって下さい(汗)」
無理やり連れて行かれたテーブル
「お、ゆっぴーを拉致してきたんだ(*`ω´) 」
「こ、こんにちは(汗)」
顔をあげずずっとスマホを操作してる小嶋さん
「あのう・・・前田さんカバンありがとうございました」
「私が持っていくなんてもう二度とないからありがたいと思ってよ」
「はい、ありがとうございます(汗)」
「え、何々なんで敦子がゆっぴーのカバンなんて持ってたの」
「朝、駅で陽菜とバッタリ会ってさ
珍しくカバンなんて持ってるからどうしたのって聞くと
んって差し出されて、わけがわからず受け取ったら
大島さんの、とだけ言って逆方向に歩き出したから
私が持っていくしかないじゃん」
「なるほど・・・そう言えばゆっぴーて
昨日ニャロの家に行ったんだよね」
「えっと・・・・お伺いしたけど誰もいらっしゃらなくて、アハッ」
「誰もいなかったのにカバン忘れて来たの?」
「あれ?・・・おかしいな(汗)
・・・・・・・・・私やっぱり失礼します」
慌てて立ち上がったから
「やってる所を見て興奮しすぎて忘れましたって言えば」
「こ、こじぱ(汗)」
「あらら・・・(ΘωΘ) 」
「ちゃんと鍵閉めてしなきゃ(*`ω´) 」
「あははは笑える(∵)」
頭が噴火するんじゃないかって言うくらい血がのぼり
何も言わずに走って逃げた私は最悪だ
お昼を食べないまま次の講義へ・・・なーんて
出る気力なんてあるわけがなく
「佐江、私今日は帰るからこれ秋元さんに渡しておいて」
「マジでやめるの」
「うん・・・・ごめんねたかみなにもごめんて言っておいて」
「佐江で良かったら相談に乗るよ」
「相談したからってどうにかなるものじゃないんだ」
「わかった」
「ありがとう」
それだけ言ってそのまま家へ帰りベッドへダイブして
泣いた