動き出した時間 15

「ママ、パパ」

「なに?」

「今週の木曜日に優ちゃんの撮影が終ったら
二人で旅行に行ってくるから優陽の事お願いね」

「どこへ行くんだ?」

「ヨーロッパ(бвб)  」

「今行くと危険だぞ 」

「危険なとこは行かないスペインで少し滞在して
フランスでお買い物してくるだけだから」

「経費では落とせないわよ」

「わかってる(бвб) 」

「お前この前アメリカでも凄い買い物して帰って来たじゃないか 」

「アメリカとヨーロッパではファッションが違うもん
それに陽菜優ちゃんが稼いでくれてるお金で買い物するんだから
パパにとやかく言われたくない 」

「す、すまん・・・ 」

「優陽ちゃんには言ってあるの?」

「うん、昨日言った」

「いつも急なんだから 」

「だって撮影いつ終わるか分かんないでしょ」

「何日ぐらいの予定なの?」

「優ちゃんのスケジュールは半月空けてあるから
10日から二週間の予定」

「その間事務所は誰が回すの」

「だいたいは島田に言ってあるし
麻里子にも手伝うように言ってある
それに携帯はいつでもつながるようにしとく・・・・
あ、向こうが夜の時は無理だけど」

やってる時にかけてきたらいくら仕事の事でもキレるから(怒)

「趣味は全然違うんだから
優子ちゃんの意見も取り入れてあげなさいよ」

「むぅ・・・わかってるし(怒)」

「あなたが美術館や世界遺産や建築物を見て回るとは思えないけどね」

「陽菜だって少しぐらいは興味あるもん 」


たぶんだけど(бвб)


「ただいまーお腹すいた」

「お帰り、チーズケーキ焼いたから食べる?」

「ママより先に食べてもいいの?」

「いいよ」

「食べるー 」

「ママ達も食べる?」

「そうね、おやつの時間だし頂こうかしら」

「優子ちゃんの分は大丈夫なのか?」

「二個作ったから(бвб) 」

「なるほど(笑)」

「いただきます」


真ん中に置いたホールケーキが後ひとかけらしか残ってなくて

じゃんけんしていたら


「ただいまー(-∀-`)
事務所に誰もいないから上がってきたら凄い楽しそうなこ・・・・

・・・・・それって陽菜が作ったチーズケーキ・・・だよね」

「え、うん・・・でも優・・・「あ、アハッ下に忘れ物したから行ってくる」

「ちょっと待って 」


どう見ても階段を上にあがって行ったんだけど・・・・
もう、慌てん坊なんだから(бвб) 


「なーな・・・ 」

「大丈夫だから、それ優陽が食べていいよ」

「うん・・・」

「お父さんもそろそろ事務所に戻ってて」

「あ、ああ・・・」


冷蔵庫からもう一つのホールケーキを取り出して陽菜達の部屋へ


「あれ?誰かベットに潜り込んでる?泥棒?」


壁側に小さな膨らみ(笑)


「寝る!」

「お仕事ご苦労様でした、疲れちゃった?」


ベットの縁に座り語りかける


「眠いの!」

「そっかー残念、せっかく優ちゃんには特別なチョコチーズケーキ
作って冷やしてあったのにこれもみんなで食べちゃおうかなー」

ガバッと起き上がりこっちを向く優ちゃんの目はウルウルしていて・・・

可愛いって思っちゃう、もういい年なんだけどね(笑)


「それ私の?」

「そうだよ」

「私だけの?」

「みんなは食べたからね(笑)」


テーブルの上に置いて腕を広げると飛び込んでくる小嶋家の
ちっちゃな大黒柱


「慌てん坊さん
陽菜が優ちゃんのをみんなに先に食べさせるわけないでしょ」

「うう・・・ごめんなさい 」

「ふふ、ただいまのキスはしないの?」


バッと胸から顔を離すと


「する!するよ!ウッ」


上を見て唇を尖らせるからそこに軽くキスをして


「お帰り優ちゃん(бвб) 」

「ただいまにゃんにゃん(-∀-`) 」


仕方ないなー・・・・

もう一度唇を重ね今度は長く深く

にゃんにゃんていう時は甘えてる時だから
もっとキスをして欲しいという合図

・・・・・やばい襲いたくなってきた(бвб) 

そのままベットに押し倒すような体制になると


「は、陽菜 」

「優ちゃんが悪いんだからね(бвб) 」

「いや、まだお昼に近いから(汗)」

「関係ない」

「あ、汗かいてるし(汗)」

「優ちゃんの匂いが沢山して好きだよ」

「せめて鍵とカーテン閉めて 」

「鍵は閉めた、カーテンは閉めに行くと冷めるからヤダ」

「わかりました・・・(汗)」


覚悟を決めた顔をして目をつむるから
服を脱がせ裸を堪能して下へ降りて行ったのは
夕飯の少し前だった

動き出した時間 14

午前中優ちゃんの撮影現場にお昼ご飯の差し入れを持って行く

もちろんIWAのお肉を持ち込み
麻里子と島田とうっちーでバーベキュー


「これ高級なお肉じゃないですか 」

「小嶋さんありがとうございます 」

「あれ?・・・・・篠田・・・さん?」

「やっと気づきました、老けちゃってわかんなかったでしょ(笑)」

「いえ!全然変わってませんよ
いつ日本に帰って来られたんですか」

「ほんの最近です(*`ω´) 」

「前田さんも・・・・?」

子作りしに海外へ渡ったのはみんな知ってるけど
子供を産んで戻ってきてたのはまだ誰も知らない

優ちゃんの現場から初発信!(笑)


「篠田は徐々に芸能活動を再開していくので
どんな小さい役でもいいのであればよろしくお願いします(бвб) 」

「そうでしたか、何かありましたら声をかけさせてもらいます」

「よろしくお願いします(*`ω´) 」


深々と頭を下げる麻里子


「失礼ですけどお子さんは・・・」

「一緒に帰ってきました 」

「おめでとうございます 」

「騒がしくなったら会見を開きますので
それまではオフレコでお願いしますね皆さん(бвб) 」


そう言ってもどこかから必ず漏れるのが芸能界なんだけどね(笑)


「陽菜!」

「優ちゃんお疲れ様」

午前中の撮影を終え優ちゃんが外に出て来た

「うわぁ・・・まり・・・・え?いいの 」

「ふふふ、人数足りなかったからお手伝いに来て貰ったの」


近づいて来て耳元で


「策士なんだから(-∀-`) 」


優ちゃんにはすぐバレちゃう(笑)

だって自分で会見を開くより向こうから来てくれる方が
騒いでくれるからみんなの関心を集めやすいでしょ?

みんなに一通り食事が行き渡ったから
片づけは二人に任せ麻里ちゃんを送り届け
事務所に帰って来たのが1時30分すぎ

「お帰り」

「ただいま」


めーたんは何の話をしに来るんだろう・・・
誰もいない方がいいんだったら陽菜達の部屋の方がいいかな

どっちでも出せるように飲み物の用意をしながら待っていると
門から車が入って来るのが見え
事務所の前に止まりめーたんと子供?が降りてきた

ドアを開け出迎える


「いらっしゃい」

「にゃんちゃん久しぶりだわねぇ」

「ホントですよ」

「優子ちゃんとは二期の集まりでたまに会うけど
にゃんちゃんとはいつぶりかしら」

「そんな所でなんだから中へ入って貰いなさい」

「どうぞ」

「こんにちは 」

「こんにちは、もしかしてめーたんの?」

「そう、なのよ私の娘」

「わぁー大きくなったね確か優陽の一つ上だったっけ?」

「今6年生です」

「今日学校は?」

「休ませたの」

「え?」

「話というのはこの子の事だから」

「私は上にあがってようか?」

「いえ、お父さん社長さんですよねぜひいて下さい」


ソファーに座って貰いジュースとコーヒーを出して
陽菜が椅子に座ると


「この子来年中学生になるんだけど
どうしても私の後を継ぎたいって聞かないのよ」

「めーたんの後?お色気路線?」

「違うわよ!AKBに入りたいって言うの 」

「そっちね(бвб) でも今のAKBは・・・」

「にゃんちゃんもそう思うでしょ、だからやめときなさいって言うのに
私が昔のように有名にするって言うのよ
無理に決まってるじゃない、でも私の言う事全然聞かないから
元初期メンで今ではプロダクションをしてるにゃんちゃんに
現実はそんなに甘くないって言うのを
教えて貰おうと思って連れて来たのよ」

「・・・・・・・そうでもないかも(бвб)」

「え?」

「どこかの劇団か事務所に入ってる?」

「普通の小学生よ」

「歌とかダンスは習ってる?」

「全部自己流かしら」

「むぅ・・・子供さんに聞いてるんだからめーたんは黙ってて(怒)」

「ごめんなさい(汗)」

「名前なんて言うんだっけ」

「さくらです」

「さくらちゃん、もう一年待てるかな」

「待ってたら無くなるかも・・・・ 」

「大丈夫私達がそんなことさせないから(бвб) 」

「にゃんちゃん、なんであと一年なの?」

「歌とダンスのレッスンをした方がいいし
一年待ってくれたら話題になること間違いなし 」

「どう言う事?全然わからないわ 」

「うちの優陽もAKBに入りたいって言ってるから
二世が二人いっぺんに入るのって凄くない?」

「凄い!絶対に話題になるわね!でも・・・」

「でも?」

「優子ちゃんとにゃんちゃんの子供とさくらじゃ
この子が霞んじゃうんじゃないかしら(汗)」

「そんな事はさせない、さくゆうで売り出すように
さっしーにきつく言うから」

「どうする、さくら?」

「私一年間頑張って勉強する」

「よし、決まり! 事務所はうちでいい?」

「入れてくれるの?」

「当たり前でしょ、社長さん契約書持ってきて」

「はいはい 」

「学校の勉強はしっかりしておくんだよ
レッスンで宿題出来なかったなんて言い訳通らないからね」

「はい!」

契約をすませ
ボイストレーナーとダンストレーナーを紹介してあげた

「今度は遊びに来てよ、優ちゃんも会いたがってたし
優陽とも仲良くなっとかないといけないし」

「そうね、旦那も連れて遊びに来るわ」

「連絡待ってる(бвб) 」

「ホントにありがとね」

「いいって(笑)」

「よろしくお願いします」

小学生なのにちゃんと礼儀を知ってるさくらちゃん
さすがめーたんの娘


その日の夜優ちゃんに報告すると


「凄いね!まさか言ってたことが本当になるなんて
思いもしなかったもん」

優陽を連れて戻って来て二期生で集まった時
この子達がAKBに入ったら凄くない!?
みんな子供産んだら入れてよ!
て冗談で言ってたらしい

「さっしーに後三年は潰すなよって言っとかなきゃだね(笑)」

「陽菜が釘さしとくから大丈夫(бвб) 」


しのぶにもそれとなく言っとかなきゃだね

動き出した時間 13

(にゃんちゃん元気?)

(めーたん久しぶり、どうしたの?)

(ちょっとお願いしたい事があるんだけど時間空いてないかしら)

(明日の2時以降なら事務所にいるけど)

(じゃー事務所に伺わせてもらうわ)

(はーい(бвб) )

めーたんとのLINEのやり取りを優ちゃんに見せる

「なんだろうねお願いって」

「全然わかんないんだよねーお金かしてとかだったらどうしよう

「それは無いよ、絶対そんな事言わないもん」

優ちゃんめーたんの事好きだもんね(бвб) 

チームKに入った時才加や佐江ちゃんの次位に
声をかけてきて助けてくれて可愛がってくれたのが
めーたんと野呂ちゃんだったから・・・

「ねえ、慰安旅行行かない?」

「慰安旅行?」

「そう、みんなのスケジュール調整して一泊で旅行」

「いきなりでビックリだけどそれいいね(-∀-`) 大賛成

実はもう調整に入ってるんだけどね(бвб) 

「陽菜(´-∀-)」

陽菜の上に覆いかぶさって来る優子

「今日は優ちゃんが上なの?」

「だめ?」

そんなに可愛く首を傾げられたらいやって言えないの
わかっててやってるんだから、もう(笑)

「フフフいいよ、優しくしてね」

首を縦にブンブン振って目をキラキラさせてる優ちゃんの
首に腕を回し引き寄せてキスした

やばい・・・やっぱり無理かも・・・

キスをしながら体制を入れ替える

「はる・・・な?」

「可愛い優ちゃんが悪いんだからね!」

「うそ・・・

結局陽菜が頂いちゃいました(笑)



優子

いつもそう・・・
私が抱こうとしてるのに気が付いたら抱かれてる

陽菜からの愛がいっぱい伝わってくるからいいんだけど
私からの愛もたまには伝えたいの・・・

ちゃんと伝わってるのかな・・・

「どうしたの?」

「え?なんで・・・」

まだ息の整わない私を抱きしめて
頭を撫でてくれていた陽菜

顔は見えてないはずだし何もいってないのに

「優ちゃんの不安はすぐに伝わって来るからわかるんだ
何が不安なの?

「私陽菜の事大好きだから」

「うん」

「好きな人は沢山いるけど愛してるのは陽菜だけだから」

「知ってるよ(бвб)?」

「アハッ(-∀-`) 知られてた

「ん?そんな事が不安だったの?」

「だって、いつも愛してもらってばかりだからさ・・

「優ちゃんは抱かれながら何回好きって言ってると思う?」

「え?2・・・・3回?」

「それが答え(бвб) 」

「どう言う事?」

「にゃんにゃん好き!大好き!て10回以上は言ってるよ
無意識に出るって言うのは本当に好きだからでしょ(笑)
そんなに言われると止まんなくなっちゃうもん
何回も抱いちゃうのは優ちゃんのせいなんだからね!」

「あぅ・・・・・」

知らなかった・・・(汗)

「あ!でも陽菜はあんまり言わないよね?
抱くときは囁くように言ってくるけど抱かれてる時は
言ってくれないよね(汗)」

「何回も抱かれたら陽菜が抱けなくなるから
わざと言わないようにしてる(бвб) 」

「・・・・・ひどいよ 」

「いいじゃん優ちゃんの愛ちゃんと伝わってるし
陽菜からの愛も沢山伝わってるでしょ?」

「溢れるくらいに・・・ 」

「いやなの?」

「いやじゃありません(汗)」

「じゃーもう1ラウンド 」

「うそ 」

「今度は愛してるって沢山言ってあげるし
優ちゃんも言ってね(бвб) 」

「頑張ります(汗)」



そっかちゃんと伝わってたんだ(-∀-`)

でも、たまにはまだ健在のマシュマロボディを抱かせてよね
にゃんにゃん(-∀-`)

動き出した時間 12

優子

あっちゃんが子供を産んで日本に戻ってきた

今日はそのパーティをするって聞いていたのに
私の誕生日パーティも兼ねてくれていてビックリ

みーちゃんを筆頭にみんながあっちゃんや麻里ちゃんと
話しているのを見守っていると


「優ちゃんは近くに行かないの?」

「もう少し落ち着いてからにする」

「そっか・・・お誕生日おめでとう優ちゃん」

「アハッ(-∀-`) ありがとう、マジで忘れてたからね 」

「だろうと思った、最近忙しかったもんね」

「でも、撮影ももう少しだしこれ終わったら休み取ってくれてるんでしょ?
敏腕マネージャーさん(笑)」

「どうだろう、仕事が優先だからなー(бвб) 」

「えーと・・・じょうだんだよ・・・ね? 」

「フフフ冗談にきまってるじゃん(笑)」

「はぁー良かった 」


始まってから1時間ほどして佐江と才加と島田が帰って来た

二人を見るなりゴリラ泣きする才加
やっぱ一番乙女だよなー(笑)

それから一時間ほどして陽菜と優陽が作ってくれたケーキを切り分けていると

「ピンポーン!!」

「今ごろ誰だろう?」

「あ、佐江が行ってくる」

なんで佐江が?て思ってたら

「こんばんはー 」

「ゆきりんじゃん!」

「前田さん、麻里子様おめでとうございますそしてお帰りなさい 」

「ただいまーゆきりん全然変わってないね」

「当たり前じゃん、佐江のりんちゃんなんだぞ!」

「どういう根拠だよ(笑)」

「すいませんいきなりお邪魔しちゃって 」

「ゆきりんは仲間なんだからじゃんじゃん遊びに来てくれていいんだよ」

「でも・・・・事務所違いますし・・・(汗)」

「友達として遊びに来るんだからいいの!
気になるんだったら事務所に寄らず上がってくればいいんだから」

「こじはるさんありがとうございます 」


ゆきりんは歌手としても女優としても中堅の位置にいるから
事務所が手放さない
佐江との事も認めてくれてるからやめる理由もないし・・・

これで子供を作るってなったら別なんだろうけど
二人はまだまだ二人だけで居たいらしい

子供がいても二人でイチャLOVEできるのになー


会もお開きになり車で来たゆきりんにあっちゃん達を
送って貰う事になったから二組は先に帰らせ
残った者で後片付けしてみんなはタクシーで帰らせた

ひと段落して自分達の部屋のソファーに並んで座る

「フー(бвб) 」

「お疲れ様陽菜、用意から全部ありがとね(-∀-`) 」

「楽しい事が好きだから全然苦じゃなかったよ
それにこれでまたみんな一生懸命働いてくれるでしょ(笑)」

「アメとムチかー・・・さすが陽菜 」

「優ちゃん疲れてない?」

「ん?大丈夫だよ今日はそんなに飲んでないしどうかした?」

「優陽の事なんだけど」

「あぁ・・・聞いたの?」

「うん、この前優ちゃんが才加と酔って下で寝てた時に」

「うっ・・・ごめんなさい(汗)」

「陽菜としたら先にドラマか舞台に出してから入れた方がいいと思うんだ」

「そんなにうまくいくかな、オーデションとか落ちたら可哀想じゃん 」

「優陽は陽菜と優ちゃんの子供なんだから落ちるわけない(бвб) 」

「その自信(笑)・・・相変わらずだけどゴリ押しはいやだなー」

「もちろん陽菜達の子供だって言うのは伏せておく
オーデションもママについて行ってもらおうと思ってるの」

「どこか劇団に入れた方がいいんじゃない?」

「優陽はここの事務所がいいみたいだから
出来たら演技は優ちゃんか佐江ちゃん
歌は才加か有華ちゃんにお願いしたい」

「歌は陽菜が教えてあげればいいじゃん」

「陽菜は・・・楽しく歌えればそれでいいんだもん」

「それが大事なんだよ!でもさ小さいころから私達のDVDをみて
育ってるから歌と踊りは必要ないかもだけどね」

「確かに・・・陽菜より両方上手いもん」

「演技は・・・今あっちゃんが子育て中で家にいるし
リハビリを兼ねて教えて貰えばいいんじゃない」

「そうだよね、あっちゃんが居たじゃん!さすが優ちゃん凄い!」


そう言って抱き付いて来る陽菜・・・・・・かわいいなぁー・・・て


「・・・・ちょっ だめだって、まだお風呂入ってないよ(汗)」

「どうせ汗かくんだからいいじゃん(бвб)」


そう言うとそのままソファーに押し倒そうとするから


「ここじゃ嫌だ・・・」

「ふふ、ベッド行く?」

「うん・・・(照)」


明日朝早く起きてお風呂入らなきゃ・・・


「他の事考えないで、陽菜の事だけ考えて!」

「あう・・・ごめんなさい・・・(汗)」

「まあ、今からは陽菜の事しか考えれなくなると思うけどね」

「お手柔らかに 」


次の日お母さんに起こされ、あきれられたのは言うまでもない(汗)

動き出した時間 11

敦子


アメリカに旅立つ時空港へ見送りに来てくれた時以来のみーちゃん
後輩たちはそれ以上会ってない

優子は一年に何度か仕事のついでに寄ってくれていたけど
この一年は日本だけの仕事だったから
妊娠する前に会ったきりで久しぶり

「優子の心友達と弟子いないじゃん」

「二人は今二人芝居の舞台中だから終わり次第
島田が連れて帰って来るよ(бвб) 」

「優子と三人芝居すればいいのに」

「やりたいって言ったんだけど
まだ優子とは出来ないって断られたんだ 」

「相変わらずこだわってるんだねあの二人」

「うん、もう並んでるも同然なのに・・・」

「優子、それは無い!そんな簡単に並ばれるようじゃ
ハリウッド女優は返上しなきゃだよ(∵)」

「そうかな・・・でも・・・寂しい・・・ 」

「私がすぐ追いつくから待ってて」

「うん・・・待ってるからねあっちゃん(-∀-`) 」

「ねえ、この赤ちゃん名前なんて言うの?」


横の座布団に寝かせてある赤ちゃんを覗き込む優陽ちゃん


「あ、そう言えば名前言うの忘れてたね麻里子(∵)」

「敦子が乾杯と同時に海苔持って手巻きしだすからでしょ」

「敦子のせいだって言いたいわけ (怒)」

「すいません篠田のせいです・・・・ 」

「アハハハ、で、名前は?」

「篠田りこ!麻里子のり、と二人の子をとってひらがなでりこ!」

「りこちゃんかー、うん、いい名前、最高だね(-∀-`) 」

「りこちゃん、初めまして、優陽お姉ちゃんですよ 」

「起きてるの?」

「寝てるけど睡眠学習?」

「この子誰の子?」

「優陽ちゃん凄い賢いんやで
五年生と思われへんねん」

「陽菜だってそれぐらいわかるし(怒)」

「いや大人だから当たり前ですよ 」

「優陽はママとなーなの子供だよ?」

「ねぇーそうだよねぇ(бвб) 」

「まりやぎちゃんそっちのお肉とって(∵)」

「話はもうええんかい!(笑)」


だっていろいろ食べたいじゃんね!

AKB時代の話とか昔話で盛り上がっていると


「ただいまー・・・おおーあっちゃん麻里ちゃんおかえりー」

「佐江ちゃん!ただいまー(笑)」

「あづご、まりごー」

「何でもう泣いてんだ、このゴリラ(*`ω´)」

「ゴリラって言うなー!でもなづかじー 」

「全員揃ったところでもう一度乾杯をしまーす(бвб) 」


乾杯をしてまた食べ始めていると
一人ひとりから出産お祝いのプレゼントを貰った

優子も誕生日祝いを貰っていた

料理も少なくなってきたころ陽菜と優陽ちゃんが部屋を出て行く

戻ってきた二人の手には・・・


「優ちゃん!ママ!お誕生日おめでとう」


チーズケーキとたぶんチョコチーズケーキ


「優陽も手伝ったんだよね、なーな♪ 」

「ありがとう(-∀-`) 」

嬉しそうな優子・・・
りこも麻里子とこんな風にしてくれるようになるのかな・・・(∵)

「敦子どうかした?」

「ううん・・・麻里子よろしくね 」

「ん?」


こんなにいい仲間に囲まれながら育つりこの将来が楽しみでならない

私も尊敬される親になりたい、麻里子と一緒に


「頑張ろうね麻里子(∵)」

「え?なに?」

頭の上に?マークがいっぱいの(*`ω´) に
これでもかっていう笑顔を見せてあげた

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