「ママ、パパ」
「なに?」
「今週の木曜日に優ちゃんの撮影が終ったら
二人で旅行に行ってくるから優陽の事お願いね」
「どこへ行くんだ?」
「ヨーロッパ(бвб) 」
「今行くと危険だぞ 」
「危険なとこは行かないスペインで少し滞在して
フランスでお買い物してくるだけだから」
「経費では落とせないわよ」
「わかってる(бвб) 」
「お前この前アメリカでも凄い買い物して帰って来たじゃないか 」
「アメリカとヨーロッパではファッションが違うもん
それに陽菜優ちゃんが稼いでくれてるお金で買い物するんだから
パパにとやかく言われたくない 」
「す、すまん・・・ 」
「優陽ちゃんには言ってあるの?」
「うん、昨日言った」
「いつも急なんだから 」
「だって撮影いつ終わるか分かんないでしょ」
「何日ぐらいの予定なの?」
「優ちゃんのスケジュールは半月空けてあるから
10日から二週間の予定」
「その間事務所は誰が回すの」
「だいたいは島田に言ってあるし
麻里子にも手伝うように言ってある
それに携帯はいつでもつながるようにしとく・・・・
あ、向こうが夜の時は無理だけど」
やってる時にかけてきたらいくら仕事の事でもキレるから(怒)
「趣味は全然違うんだから
優子ちゃんの意見も取り入れてあげなさいよ」
「むぅ・・・わかってるし(怒)」
「あなたが美術館や世界遺産や建築物を見て回るとは思えないけどね」
「陽菜だって少しぐらいは興味あるもん 」
たぶんだけど(бвб)
「ただいまーお腹すいた」
「お帰り、チーズケーキ焼いたから食べる?」
「ママより先に食べてもいいの?」
「いいよ」
「食べるー 」
「ママ達も食べる?」
「そうね、おやつの時間だし頂こうかしら」
「優子ちゃんの分は大丈夫なのか?」
「二個作ったから(бвб) 」
「なるほど(笑)」
「いただきます」
真ん中に置いたホールケーキが後ひとかけらしか残ってなくて
じゃんけんしていたら
「ただいまー(-∀-`)
事務所に誰もいないから上がってきたら凄い楽しそうなこ・・・・
・・・・・それって陽菜が作ったチーズケーキ・・・だよね」
「え、うん・・・でも優・・・「あ、アハッ下に忘れ物したから行ってくる」
「ちょっと待って 」
どう見ても階段を上にあがって行ったんだけど・・・・
もう、慌てん坊なんだから(бвб)
「なーな・・・ 」
「大丈夫だから、それ優陽が食べていいよ」
「うん・・・」
「お父さんもそろそろ事務所に戻ってて」
「あ、ああ・・・」
冷蔵庫からもう一つのホールケーキを取り出して陽菜達の部屋へ
「あれ?誰かベットに潜り込んでる?泥棒?」
壁側に小さな膨らみ(笑)
「寝る!」
「お仕事ご苦労様でした、疲れちゃった?」
ベットの縁に座り語りかける
「眠いの!」
「そっかー残念、せっかく優ちゃんには特別なチョコチーズケーキ
作って冷やしてあったのにこれもみんなで食べちゃおうかなー」
ガバッと起き上がりこっちを向く優ちゃんの目はウルウルしていて・・・
可愛いって思っちゃう、もういい年なんだけどね(笑)
「それ私の?」
「そうだよ」
「私だけの?」
「みんなは食べたからね(笑)」
テーブルの上に置いて腕を広げると飛び込んでくる小嶋家の
ちっちゃな大黒柱
「慌てん坊さん
陽菜が優ちゃんのをみんなに先に食べさせるわけないでしょ」
「うう・・・ごめんなさい 」
「ふふ、ただいまのキスはしないの?」
バッと胸から顔を離すと
「する!するよ!ウッ」
上を見て唇を尖らせるからそこに軽くキスをして
「お帰り優ちゃん(бвб) 」
「ただいまにゃんにゃん(-∀-`) 」
仕方ないなー・・・・
もう一度唇を重ね今度は長く深く
にゃんにゃんていう時は甘えてる時だから
もっとキスをして欲しいという合図
・・・・・やばい襲いたくなってきた(бвб)
そのままベットに押し倒すような体制になると
「は、陽菜 」
「優ちゃんが悪いんだからね(бвб) 」
「いや、まだお昼に近いから(汗)」
「関係ない」
「あ、汗かいてるし(汗)」
「優ちゃんの匂いが沢山して好きだよ」
「せめて鍵とカーテン閉めて 」
「鍵は閉めた、カーテンは閉めに行くと冷めるからヤダ」
「わかりました・・・(汗)」
覚悟を決めた顔をして目をつむるから
服を脱がせ裸を堪能して下へ降りて行ったのは
夕飯の少し前だった