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こんにちは

毎日暑い日が続いてますが体調は大丈夫ですか?

そう思っているといきなりの集中豪雨があったり・・・
日本は大丈夫なのか(;´-∀-)

甲子園も熱い試合が続いていますが
ソフトボールも負けていません

昨日の決勝戦は壮絶でした

不満を言い出すと沢山ありすぎて
批判の嵐になりそうですので止めておきます(笑)

私も昨日、一昨日と別の大会のお手伝いでずーと外にいました
と言っても管理棟という涼しいところへ頻繁に涼みに行ってましたが(笑)


なので昨日は更新できず申し訳ありませんでした
もしかしたら明日も更新できないかもしれないので

お詫びに拍手文を更新しておきました

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ぷーな

大富豪刑事と詐欺師 8

「ねえ、優子は?」

「今日はまだ戻ってきておりません」


おかしい、お祖父様の用事ならいつも前もって言っていくのに


それでも無断外泊することは今まで無かったから
帰ってくるまで起きて待つことにした

スマホを触っていると廊下を歩く足音が聞こえてくる
静寂の中だから小さい音だけどかすかに聞こえた

きっと陽菜の様子を見に来たんだと思う
寝たふりをして近づいてきたところで
起きて怒ってやろうと思って身構えていたのに


「っ・・・・はる・・・な」


名前を呼ばれて振り向けなくなった
それに・・・泣いてる?


「はるな・・・・はるな・・・・・」


何も言わず陽菜の名前を小さく何度も繰り返す優子


どうしよう、このまま寝たふりをしていたほうが良いのか
それとも・・・・・

そんな事を考えていたら決して近づくことがなかった優子が
布団の上からだけど陽菜の肩に触れた

それも小刻みに震える手でただ添えるだけの触れ方で・・・・

我慢できなくなりその手に手を重ね


「優子」

「陽菜(汗)・・・・申し訳ございませんお嬢様」

手を引き部屋を出ていこうとするから


「待って、今出ていったらもう二度とじゃべら無いからね!」


動きが止まり膝を落とし項垂れる優子に近づき
後ろから抱きしめる


「離れて下さいお嬢様」

「ヤダ、さっきは陽菜って呼んでくれてたじゃん
陽菜ってもう一度呼んでよ」


いつぶりだろうか優子に触れるのは・・・
それも陽菜から抱きしめるなんてあり得ないのに


「私に触れてはいけません」

「どうして、どうしてダメなの」

「私は・・・もう、昔の私じゃないからです」

「優子はずっと優子じゃん」

「違います!お嬢様の知ってる大島優子は
もうこの世にはいません」

「お祖父様に何をさせられてるの」

「仕事です」

「どんな?」

「それは機密事項なのでい言えません」

「いい、だったら陽菜が直接聞くから」

「いけません!それだけはしてはいけません」

「だったらもうその胡散臭い仕事は止めて」

「もう終わりました・・・」

「そうなの?」

「はい」

「もうどこにも行かない?」

「外泊は無くなります」

「そっか、じゃー今日はもういいや寝るね、おやすみ(бвб)」

「おやすみなさいませ」


毎日会えるならもういっかって思った
眠かったのもあって深く考えれなかったのかもしれない

だって優子のSOSを見逃していたんだから



「おはようございます♪」

「なんか良いことでもあった?」

「どうしてですか♪」

「言葉にハートや音符が飛びまわってるから」

「いつもと同じですわ(бвб)」



その日から優子は陽菜の近くにいることが多くなった

屋敷へ帰ると必ずいて夕食の時も陽菜の目にはいる場所にいる
時には運転手として送り迎えをしてくれるようにもなった


「もうすぐ誕生日だね」

「・・・・・」

「何か欲しいものある?」

「何もございません」

「去年はいなかったっもんね」

「そうですね・・・・・」

「今年はいるよね?」

「先のことはまだわかりません」

「お祖父様にいって仕事を入れないでように言うから」

「いけません」

「どうして?お祖父様は陽菜に甘いから
きっと聞いてくれるよ」

「私にしか出来ない仕事があるかもしれないので
その時は・・・諦めますから旦那様には言わないで下さい」


おかしい
何かを隠しているようにしか思えない


「優子の好きなチーズケーキを
特別に作ってあげるから
絶対帰ってきてよね」

「・・・・・ありがとうございます」


お礼は言うけど帰ってくるとは絶対に言わなかった
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