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大富豪刑事と詐欺師 13

二人っきりになった部屋


「あまり興奮させる事は言わないでよ(汗)」

「あれくらい言わないとわかってくれないでしょ」

「私は陽菜を守りたかった」

「わかってる」

「陽菜は私の全てだから」

「知ってる」

「でも旦那様にも恩があるの」

「もう十分返したでしょ」

「陽菜の為には動いてたけど旦那様のためには一度も動いてないから」

「それは錯覚
陽菜の為と言ってたけど結局は自分の・・・おじいさまの
小嶋財閥のためだから」


「でも将来は陽菜のものになるんだから陽菜のためでしょ」

「確かに血縁関係はもう陽菜しかいない
だから余計に思うの
汚い手を使って成り上がってきたこんな地位はいらない」

「陽菜・・・・」

「そのために悪い人を裁く刑事になったんだから
優子の1人くらい養ってあげる」

「そこまで考えてたんだね」

「そうだよ、そばにいないから相談もできないし
陽菜1人で考えて・・・・ずっと寂しかったんだからね(涙)」

「ごめん・・・・・泣かせてごめん」


そう言いながら陽菜の涙を拭う優子


「だったら優子が幸せにしてよ
陽菜が泣かなくても良いようにずっとそばにいてよ」


「今までの暮らしはさせてあげられないよ」

「良いって言ってる」

「全部自分でしないといけないんだよ」

「優子がしてくれるでしょ?」

「だーめ自分のことは自分でするの」

「むぅ・・・・出来ることだけする」

「アハッそれで良いよ」

「家探さなきゃ、あ、その前に陽菜の宝石とか全部売って
お金に替える、そしたら結構良いマンション買えるよ(бвб)」

「贅沢はしないって言った尻から(笑)」

「贅沢はしないって言ってないもん
今までの暮らしはできないけど
最低限の贅沢はするんだから」

「刑事のお給料ではムリだよ(笑)」

「貯金があるから大丈夫」

「いつのまに(笑)」

「優子がへんになってからずっと溜めてたの」

「へんて(笑)私も仕事見つけなきゃね」


「今のうちにこの家の物を売り払ってさ
お金に変えようよ(бвб)」

「それは犯罪ですよ刑事さん(笑)」


「陽菜のものになるはずだったんだからいいの!」


「言ってることが支離滅裂(笑)だけど・・・」


陽菜の肩に手を置き


「そんな陽菜が大好きだよ」


そう言うと今度は優子からキスしてくれた



「うぐっ・・・ヒクッ・・・・」


「どうしたの(汗)」


「優ちゃんが好きって言ってくれたぁー(泣)」

「これからは毎日言ってあげる(-∀-`) 」

「うん・・・・・陽菜も好き」


見つめ合いまた唇が重なった
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