「ふあぁぁぁ・・・・」


「眠い?」


「うん・・・・なんか瞼が落ちてくる」


「一緒に寝る?」


「いいの?」


「今日は頑張ったからご褒美(бвб)」


「わーい(-∀-`) 」



なんか母親みたいだけどそう言わずにはいられないんだもん仕方ない


ベッドに入るとあっという間に寝てしまった
勿論ハルナに抱き着いて


「まだ早いんだけどな・・・・」


離すのも可哀そうだからそのまま寝ることに


早く寝ると早く目覚める

いつもより1時間も早く目が覚めた


ユウコはまだグッスリだから起こさないように起き上がり
昨日の事を思い出してみる

なぜ傷を見ただけで色が頭の中に浮かんできたんだろう

回復魔法は習っているけど
薬の勉強なんてしたことないし
本だって読んだことないのに・・・


「ハルナ?」

「起きたの?おはよう」

「おはよう・・・・」

「どうかした?」

「今難しい顔してたから」

「少し考え事してただけ
毎日こうやって自分で起きてくれたら助かるんだけどな」

「ごめん・・・起こすの疲れるよね」

「疲れはしないけどバタバタするから」

「頑張るから離れていかないで(;´-∀-)」

「ハルナはどこにも行かないよ」

「でもいつかはいなくなっちゃう・・・」

「みんな歳を取ってリタイアしてここから出ていくけど
まだそんな歳じゃないから」

「ハルナも歳を取るんだもんね・・・」

「どういう事?」

「なんでもない、お腹すいたからご飯行こう」

「まだ早いよ、ねえどういう意味で言ったの?」

「そのままの意味だよ、みんな歳をとるでしょ」

「そうだけど・・・」


絶対に違う、だって顔が暗いもん


「顔洗って制服に着替えなきゃだよね(-∀-`) 」

「うん・・・」



(AクラスbV、出動準備に入りなさい)


「行かなきゃ(-∀-`) 」

「でも昨日も出動したじゃん」

「昨日のは私の仕事じゃなかったからね」

「大丈夫なの?」

「ハルナのおかげでグッスリ眠れたから全快!(笑)」

「怪我せず戻ってきてね(бвб)」

「アハッその言葉だけでやる気100倍」

「行ってらっしゃい」

「行ってきます」


そう言うとハルナの目の前に来て


チュッ


「・・・・・・(бвб)」

「エヘッ(-∀-`) キスしちゃった」

「し、し、しちゃったじゃないし(怒)」

「でもこれで元気も100倍!(-∀-`)
本当に行ってきまーす」


あっという間に消えてしまったユウコ


ハルナのファーストキス・・・・
覚えてる中でのだけど・・・・


「もう(怒)」



その会話を聞かれてただなんて夢にも思わなかったし
その裏で色々な話が進んでいることも知らなかった




「失礼します」

「お、珍しい人が来ましたね」

「校長先生はわかってらしたんですね」

「何がですか」

「ごまかしてもだめですよ
だからずっとあのクラスに置いていたんでしょ」

「こんなに早く出会うとは思ってませんでしたが
これも運命なのでしょう
と言うか先生にも見えていたのではないですか?」

「誰かが現れるのはわかっていましたが
こんなに早くそれもあの子だとは分かりませんでした
それにユウコは」

「それは神のみぞ知るです・・・・
人が分かったのにまだ見えませんか?」

「何故か見えにくいんですよね・・ですから
ハルナを治療室に引き取ろうと思うのですが」

「まだ早いのでは?」

「私の命がいつまで続くかわからないので
知識のすべてをハルナに託したいと思っています」

「そうですか・・・わかりました
ですが移動させるならハルナには
すべてを打ち明けなくてはなりません
そして絶対に他言しないことも」

「わかっています
ユウコが出動した今がいいタイミングかと」

「そうですね、マリコ先生にお任せします
あ、早くしないとお昼には戻ってきますよ(笑)」

「やっぱり・・・・今日の出動はおかしいと思っていました」

「ふふふ、どうなんでしょ」

「では早々に話を進めます」




そしてハルナの運命の針が動き出した