「bWハルナ、今すぐ治療室へ行きなさい」


先生が教室に入ってきていきなりそう言われた



「ユウコに何かあったんですか?(汗)」


「マリコ先生に来させてくださいと言われただけです」


「わかりました・・・・」


「昨日何かやらかしたの?」


「何もしてないと思うんだけど・・・」


ありがとうって言って褒められただけ



マリコ先生が言ったようにアツコ達は朝戻ってきて
いつものように授業に出ていた


「何をしているの早く行きなさい」

「はい、すみません(汗)」


慌てて席を立ち教室を出て早足で治療室へ


「ハルナです」

「どうぞ」

「失礼します」

「アハハそんなに緊張しなくてもいいよ」

「私昨日何かしたんでしょうか(汗)」

「うーん・・・言いようによったら何かしたかな」


やっぱり・・・・


「今から私が言うことを聞き流しながらしっかり聞いておいて」


・・・・どういう意味?


「まず率直に言うと、ハルナは今日からここで勉強します」

「・・・・・・え?」

「私と一対一での勉強ね」

「あのう・・・・」

「私が持ってる知識のすべてをハルナに教えるから
全部覚えてね」

「む、無理です(汗)私簡単な回復魔法もちゃんと使えないのに」

「戦闘魔法は苦手だよね(笑)」

「はい・・・」

「その代わりハルナにはみんなが持っていない
特別な目を持ってる」

「特別な目?」

「そう、傷を見ただけでどの薬が効くのか判断できる目」

「たとえ特別な目を持っているとしても
その薬を作ることが出来ません」

「それを今日から覚えるんだよ
まあ、きっとそれもどれとどれを合わせたらどれができるか
見ただけでわかると思うけど」

「そんなこと・・・・」

「後ユッピーの事なんだけど、前に本人から何か聞いたでしょ?」

「あぁ・・・・・はい」

「それ本当の事だから」

「どうしてですか、どうして死なないんですか?」

「蘇生魔法って知ってる?」

「いえ・・・」

「それをかけられた死人は生き返る
いわゆる蘇り(*`ω´)」

「よみがえり・・・・」

「その魔法を使ったからと言って
誰もが蘇れるわけじゃないんだけどね〜
蘇りは年を取らないから死なない
そして蘇りは世の中に今二人いる」

「ユウ・・・・コ」

「そう、よくわかったね(*`ω´)
あと一人は教えられないけどよく見てたらいつか気づくよ」

「でも、もし体がバラバラになったら」

「それでも細胞が一つでも残っていたら再生して
また生き返る、まあ時間はかかるけどね」

「ユウコって本当は何歳なんですか」

「13歳のまま年を取らないけど
本当なら私と同い年」

「30歳くらいですか?」

「嬉しいねぇ(*`ω´)」

「違うんですか?」

「これは内緒だけどこれでも今年90歳になります」

「・・・・冗談ですよね?
もしかして先生がもう一人の蘇りですか?」

「そうだったら嬉しいんだけど
これは私が開発した薬と回復魔法で
姿と体力は若く出来てるんだけど
寿命はあと少しで終わっちゃうんだよねぇ」


明るく言ってるけど、ハルナすごいことを聞いてるよね?