「ユウコ、鍵かけたでしょ(怒)」

「私はかけてないよ(;´-∀-)」


首をブンブン振って違うちがうと訴えてくる


「かけたのは私でーす(*`ω´) 」


先生がどうして・・・・


「開けて下さい!」

「嫌でーす」

「・・・・トイレに行きたいんです」

「恥ずかしいのは分かるけど
自分の気持ちに正直になることも必要だよ」


自分の気持ち・・・・・
何も考えず出た言葉だった

ユウコが死んだら・・・・・
そんな事想像もしたくない

でもここにいる生徒達はみんな死と隣り合わせ
だから誰かが死んでも悲しみはするが
誰も泣いたりはしないしハルナも泣いたことはなかった

自分の気持ち・・・・

まだユウコが死なないと知らなかった時
夢を見た

出動してその夜戻ってこなくて
朝の教室で先生があの言葉を口にしたら
涙が溢れてきて声を出して泣いた

その声で目覚めたハルナの枕は涙で濡れていたけど
何故泣いたのかまだその時はわからなかった

でも、今ならわかる気がする

たぶんハルナは・・・・



カチャリ



「あれ?(-∀-`) 」

「何故鍵をかけているのですか」

「校長先生(бвб) 」

「ユウコ至急居住地との境界線へ行き
負傷者をここへ転送してください」

「戦闘服は?」

「必要ありません敵は奇襲だけしてさった様です、が
怪我がひどすぎて戻れないと連絡がありました」

「境界線での攻撃は禁止されているはずでは」

「だから油断もあって防御がおくれたのでしょう
相手はなりふり構わず来ていますから
他の部隊にも警告しました」

「だいぶ追い詰めてるって事ですね」

「そうですね・・・・」

「校長はまだあきらめていないのですか」

「ずっと願ってきたことですから」

「しかし向こうが同調しないことには」

「軍隊としては向こうの数のほうが多いですから
まだ勝てると思っているのでしょう」

「こちらにはユウコがいるというのに?」

「最近の強さに怯んでいるのは確かなのですが
負けを認めるのは嫌なのでしょうね
共存していく選択をしてくれればいいのですが」


話をしながら陽菜のほうを見る二人


校長先生とマリコ先生が話してる間に
ウインクして消えたユウコから通信が



(おーい聞こえてるか)

「ほいほーい(*`ω´)」

(これこの前より酷いぞ
ちぎれてるのも一緒に送るから間違えんなよ)

「了解(*`ω´) 」

「ちぎれてるって・・・」

「ユウコからですね・・・私も手伝いましょうか?」

「ハルナがいるので大丈夫です」

「そうですか、もし必要でしたら
いつでも呼んでください」

「ありがとうございます」


出て行った校長先生


(一人目行くぞ)


「私が受けてベッドに置くから
ハルナは杖を出して用意して」

「はい・・・」


杖を使う初めての実践治療が始まった