「君達は部屋へ帰っていいよ」

「ありがとうございました。」


軽い三人は部屋へ戻って行った


「ハルナはユッピーに癒しの魔法かけてあげて」

「怪我してないのにですか?」

「テレポーテーションは大量の魔力がいる
だから出来る人は一握り
先生の中でも三人ほどかな
テレポーテーションで人を輸送するのには
その半分の魔力で送れるんだけど
何人もを一度にとなると今はユッピーにしか出来ない
だから校長はユッピーを出動させるんだよ」

「だからすぐ寝ちゃうんですね」

「自己防衛力が働くんだろうね」


ハルナの精一杯の優しさを魔法に込めた光が
ユウコを包み込む


「寝てるくせに笑ってるよこいつ(*`ω´) 
・・・・あらあらまた成長したね」


杖の形がまた変わった


「でもマリコ先生とは長さが違うから
まだまだですね」

「それは経験の差と言うか年輪の差だから
違うのは当たり前(笑)」


絶対に追いつけない(汗)


「ハルナはハルナの新しいやり方でしていけばいいよ」

「いなくなるようないい方しないでください(怒)」

「ハルナは本当にいい子だね
ユッピーが夢中になるのがわかるよ」


そう言って頭を撫でてくれる先生


「ユッピーを頼むね(*`ω´)」

「だから!(怒)」

「アハハハ、さてとそろそろ作戦会議が始まるようだから
ここを頼んでいいかな」

「はい」


何も連絡が来ていないのに
どうしてわかるんだろう


「目で見て耳で聞くんじゃなくて
心の目と耳で感じてごらん」

「え?」

「ハルナなら出来る
集中して聞きたい人や場所の声を聴くの
それが出来ないとユッピーと遠くから会話できないよ」

「え、みんなに聞こえてたんじゃないんですか?」

「ユッピーの声は私とハルナにだけしか聞こえてない
あの場にいた校長でさえ聞こえてなかったんだよ」


うそ・・・・・


「だったらどうして私に聞こえたんですか?」

「それはユッピーと私がハルナにも聞こえるように
調整してたからだよ、それでも聞こえない人は聞こえない
校長がいい例(*`ω´)」


そう言えばユウコとは会話せず戻って行かれたっけ


「これも生まれ持ったもの
訓練次第では聞こえるようになる人もいるけど
確率が低いから授業に無いでしょ」


7年いたけどそんな授業受けたことなかった


「1のアツコだっけあの子も素質あるから
訓練次第では出来るようになるかもね
出来たら何かと便利だから教えてあげるといいよ」


それだけ言うと部屋を出て行った