「いきなりどうしたの?(бвб) 」
「えーと・・・陽菜に見てもらいたいものがあって(汗)」
「ふーん・・・」
「あっ!予定とかあれば明日でもいいんだけど(汗)」
「うっくりしてただけだから、どうぞ上がって」
「お邪魔します」
「お昼食べた?」
そう言えば朝から何にも食べてなかったっけ
「まだだけどお腹すいてないから」
「食べなきゃだめだよ、どうせ朝も食べてないんでしょ(бвб) 」
うっ・・・鋭い(汗)
「オムライスでいい?」
「うわっ!大好物(´-∀-)」
「うふふ、すぐ作るからその辺座ってて」
どうやって話そうか考えていたらいい匂いがしてきて
一気にお腹がすいて来た
「お待たせ(бвб) 」
オムライスの上にはケチャップで変な絵が描かれていた
「これ何?」
「えっとね、ちっちゃいネコ(бвб) 」
「・・・・あっ!ちっちゃいにゃんにゃんだ!!」
なんか見たことあると思ったら
陽菜が画用紙に絵を描いて自慢げに写ってた
写真を思い出した
その下には”陽菜のちっちゃいにゃんにゃん”
て書かれていた
「にゃん・・・にゃん?」
少し首を傾げて何かを考えてる陽菜
「頂きます」
食べていると
「見せたいものってこれの事?」
アルバムを指さす
「うん、上から順番に見てもらえるかな」
上の一冊を取り1枚目をめくる
「わー赤ちゃんじゃん可愛い♪・・・・・あれ?」
何枚かめくったところで
「もう一人の赤ちゃん陽菜の小さい時に似てる・・・
て言うか陽菜のパパとママも写ってるし
この男の人細いけど野呂課長に似てるね」
「そう、そこに写ってるのは陽菜と
陽菜のパパとママと野呂課長だよ」
「陽菜持ってないのになんで優ちゃんが持ってるの?」
「その一番小さい赤ちゃんが私だからだよ」
「うそ!?」
「そして少し大きい子供は麻里ちゃん」
「どう言う事?陽菜全然覚えてない・・・
優ちゃんは知ってて陽菜に近づいて来たの?」
「私も昨日そのアルバムを両親に見せられて
そして全部思い出したんだよ」
「じゃー陽菜と優ちゃんと麻里ちゃんは知り合いだったの?」
「そう、ずーと前、私が生まれた時からの親友だった」
「なんで覚えてないの?優ちゃんも覚えてなかったって事でしょ」
「それはね・・・小さかったから・・・・
小さすぎたから心がついて行けなくて
忘れる事でバランスを取ってたんだと思う」
「何があったの?教えて」
「うん、でもその前に最後まで見てくれるかな」
「わかった・・・」
そう言うとまたアルバムをめくり始めた