麻里子

朝、ゆっぴーに行ってきますを言ってから
一言も言葉を発しない陽菜・・・(汗)

不機嫌極まりない・・・・

「向こうに着いたら頼むからね(汗)」

「プイッ」

「仕方ないでしょ変なの選んだら陽菜が怒るじゃん(汗)」

「プイッ」

雲しか見えない窓の外をずーと眺めてる

「早く交渉できれば早く帰れるんだから愛想よくしてよ」

「わかってる」

目もあわさずに一言だけ・・・仕方ないか・・・

「ニャロはさ、ゆっぴーの事本気なの?」

バッと振り向いたかと思うと眉間にシワをよせ
睨むように

「当たり前じゃん!陽菜が初めて本気になった相手なんだから」

「ゆっぴーはね、篠田が大事に愛情込めて育ててきた妹なんだ」

「・・・・・」

「泣かせたら、いくらニャロでもタダじゃおかないからね」

「わかってるし・・・夜は鳴かせるかもしれないけどね(笑)」

「ニャロ(汗)」

「まあ、麻里ちゃんの分まで陽菜が愛してあげるから
心置きなく結婚していいよ(бвб)」

「ちょっ(汗)なっ、なんで知ってるの?」

「麻里ちゃん見てたらわかるし(бвб)」

「いやいや誰にも言ってないしばれるはずないんだけど(汗)」

「私を誰だと思ってるの?小嶋陽菜だよ(бвб)」

「・・・・意味わかんない・・・」

「麻里ちゃんは彼と同棲しちゃえば?
でもマンションは残しといてね(бвб)」

「そんな危ない事出来ません!」

「むぅ・・・恋人になったんだからいいでしょ」

「せめて高校を卒業するまでは一緒に住むから」

「人の恋路を邪魔する奴は幸せになれないよ」

「篠田はゆっぴーの保護者として責任があるんです」

「陽菜も保護者になれるもん(бвб)」

「まあ、ゆっぴーとそういう風になるってことは
篠田の妹になるってことだもんね(*`ω´)」

「なんで?いやだし(怒)優ちゃんと一緒になっても
麻里ちゃんの妹にはなりたくない!」

「いや、一緒になるってことはそう言う事だから」

「いや!麻里子とは対等でありたい」

「なんで?」

「だって・・・ずっと親友でしょ(бвб)」

「ニャロさん・・・(涙)」

この子はたまにこういう爆弾を投下してくるから侮れない

「そうだね・・・・うん、うん(*`ω´)」

「うっわっ!きもいんだけど・・・」

「こんなに美しい篠田をきもいっていうのは
ニャロだけだけどね(*`ω´)」

「自分で言うな(笑)」

陽菜の機嫌も直ってよかった、
篠田の事がバレてたのは焦ったけど
やっぱり親友には言っとかないとね(*`ω´)