みなみ

「明日から麻里姉帰ってくるんだね」

「そうやねん、夕飯楽しみやったのに・・・」

「そんなにお母さんの料理楽しみだったの?」

「えっ?あっ・・・うん・・・おばさん料理うまいからさ
麻里姉帰ってきたらカレーばっかになるから
憂鬱やぁー」

ほんとは敦子とご飯食べれなくなるのが寂しいんだけどさ

「ねえ、みなみ」

「ん?なした」

「私達って何なんだろうね」

「えっ・・・おっ幼馴染やろ?」

「・・・・・」

「イダッ(汗)なんで足踏むんや」

「バカみな(怒)」

ズンズン前を歩いていき家へ入って行ってしまった

なんで怒ってるんや?

「あぁーあ、ばかだね」

後ろから声がして振り向くと
にゃんにゃんが呆れた顔をして立っていた

「なんでバカやねん(ムッ)」

「みなみはさぁ、幼馴染のままでいいの?」

「うぐっ・・・それは・・・」

「年下の佐江でさえゆきりんに告白して付き合ってるのにね
ヘタレが相手であっちゃんかわいそう」

「おっ、俺だって・・・」

「優ちゃんなんて子供の時から
ずーとプロポーズし続けてくるし(笑)」

「あいつは口ばっかだからな」

「そんなことないよ、約束ちゃんと守ってくれてるもん」

俺ばっかり悪いみたいでイラついたからつい

「あいつモテるみたいでよく告られるって言ってたぜ」

「っ・・・・・」

一瞬顔を歪めたにゃんにゃん

「あっちゃんは陽菜の可愛い妹なんだから
悲しませないでよね(怒)」

そう言うと家へ入って行った


わかってるよ!わかってるけど・・・・

くそー・・・夕飯どんな顔して食いに行けばいいんだよ(汗)

いつもなら先に行くけど今日は優子帰ってくるのまっててやるか