あなたに出会えて<新しい未来へ> 20

優子

ひとりっきりの生活がすごく寂しくて
心が折れそうになっていたとき
あっちゃんが訪ねてきてくれたのは
本当に救われた

ありがとうあっちゃん(´-∀-)

ドラマの撮影はすごく楽しい
だからアパートに帰ってきて一人になると
余計に寂しく感じるのかもしれない

陽菜と出会う前は一人ぼっちでも平気だったのに・・・

はるなー会いたいよー(涙)
ギューて抱きついて陽菜の胸にスリスリしたい・・・
好き大好き!て言い合いたい・・・

「ヘイ!ユウコ、ごはん食べに行こう 」

共演者の中でも仲のいいローラとキャサリンが
いつも声をかけてくれる

「サンキューでも、明日も早いからやめとくね」

「OKまた今度ね 」

「バーイ!」

もちろん全部英語だよ!
決して日本語じゃないからね(笑)

何か食べ物あったっけ・・・
確かシスコーンの買い置きがあったはず
ミルクも昨日買ったし・・・それでいいや

重い足取りで何とかアパートの前まで
帰ってきた

あれ?・・・電気つけっぱなしだ(汗)
朝早かったし慌ててたから消し忘れちゃったのかな・・・

階段を上っていくと、どの部屋だろう・・・
珍しくいい匂いがしてくる

ハア・・・

鍵を差し込みドアを少し開ける

ん?うちの部屋から匂いがしてたの?

玄関には見慣れたパンプスが・・・・

「にゃんにゃん?」

「あー優ちゃんおかえり
ちょうどよかったもうすぐごはんできるから
手洗いうがいしてきてー(бвб)」

「っ・・・・うっうぅ・・・」

「あーあ泣き虫優ちゃんだぁ(笑)」

そういいながら動けないでいる私の前に来て
ギューと抱きしめてくれた

「待たせちゃってごめんね(бвб)」

「にゃんにゃん・・・あいだがっだよー(泣) 」

「ウフフ、陽菜も 」

そう言いながら私のほほを包み込んで唇に軽くキスを落とす

「続きは夜ね 」

ウインクしてキッチンへと歩いて行った

可愛い恋人 U   48

陽菜

朝起きてすぐ外を見たら雨は降ってなかった
でも空はいつ降り出してもおかしくない感じかな・・・

夜遅くなりそうだし優ちゃんは起こさずに
起きてくるのを待つことにした
みみは陽菜を見つめてるけど優ちゃんが寝てるから
一緒に起きてはこない

昼過ぎに行くから時間はたっぷりある

掃除と洗濯を済ませソファーで雑誌を読んでいると

寝室のドアを開けてすごい勢いで走ってくる優ちゃん

「にゃんにゃん!雨降ってないよ(-∀-`) 」

おはようよりも先に天気の話なんて珍しい(笑)

「優ちゃんおはよう(бвб)」

「あっ!おはよう、ううぅー」

とんがった唇にチュッてしてあげると

「もう行く?」

どれだけ楽しみにしてたのかがわかるね
それにしてもよく寝てたね、もう11時だよ(笑)

「まだいかないよ、先にご飯食べないとね」

少し早い昼食をとり、パジャマを着替えさせて
優ちゃんはスタンバイOK

まだ早いからDVDを見て歌と踊りの確認?
セットリストがわからないから優ちゃんの好きなやつ
をひたすら見てる(笑)

持ち物のチェックをして陽菜の身だしなみを整え外に出ると・・・

霧雨みたいなのが降っていた

これぐらいなら大丈夫だよね・・・

車で保育園の前まで行くと
かしわげちゃんが傘をさして立っている
雨は・・・さっきより少しきつめになっていた

窓を開けて後ろに乗るように促し乗り込むと

「私やっぱり行かない方が・・・」

「小雨だし大丈夫だよ(бвб)」

「でも家を出た途端雨がきつくなったんです 」

「ちぇんちぇーこんにちは(-∀-`) 」

「あっ優子ちゃん小嶋さんこんにちは
挨拶忘れてました 」

「今日ね、ちゅごくたのちいよ(-∀-`) 」

「そうそう、楽しまないと、これぐらいなら全然大丈夫だよ(бвб)」

「そうですかね・・・篠田さんたちは?」

「現地集合だからもう向かってるんじゃないかな?」

ずっとそわそわしてるかしわげちゃん
スタジアムにつき車を中に入れると

「あれ?駐車場使えないはずじゃー?」

「これでも一応芸能人だから、優子が中に停めれるように
手配してくれたの(бвб)」

「ドラマで共演されてましたもんね、あっ!優子ちゃんもですね」

「そう、そのおかげで今日も特別室に入れるんだから(бвб)」

「すごーい!!
私なんかが簡単にお話しできる人じゃ無いんですよね・・・」

「何言ってるぅ・・・
かしわげちゃんは優ちゃんの先生なんだからね
陽菜達だってプライベートは一般人なんだから(笑)」

車を停めて降りるとスタッフの人がいて案内してくれた

部屋に入ると

「ニャロ遅かったじゃん、ゆきりんいらっしゃい(*`ω´)」

「すいません、他人の私を仲間に入れて頂いて・・・」

「何言ってんの、いつも珠理坊とゆっぴーが
お世話になってるんだからそのお礼だよ(*`ω´)」

「そうそう、他人はもう一人そこにいるし(бвб)」

優ちゃんに恐る恐る話しかけている小っちゃいのを指さすと

「パルさんひどいっすよー
他人やけど・・・・他人じゃないっていうかー・・・」

ブツブツ言ってるチビはほっておいて

「じゃーみんな着替えるよー(*`ω´)」

やっぱり着替えるんだよね・・・・

「はい、これゆきりんの分(*`ω´)」

「これなんですか?」

「応援の服装!かな 」

「かしわげちゃんの分間に合ったんだ」

「最後なんて徹夜させたからね(*`ω´)」

職権乱用じゃん

「サイズよくわかったね」

「それはねほら、ちょチョイって触ったら大体わかるから 」

「あぁぁー!だから一週間ぐらい前異様に触って来たんですね
胸までもまれてびっくりしちゃいましたもん 」

いや揉むのはおかしいでしょ(笑)
わが姉ながら少し変態なところが怖い・・・(笑)


少しだけわがままな女神   18

優子

どうしよう・・・とうとう篠田先輩に・・・(涙)

部屋に戻りお風呂の用意をして風呂場に駆け込む

一番端の場所へいき
涙を誤魔化すためにシャワーを頭から浴び
体を何度も何度も洗う

こじぱ・・・ううぅ・・こじぱ・・ごめんなさい

私もうこじぱにふさわしくない・・・どうしよう

同じ部屋に置いてもらえないよね・・・
出て行かなきゃ
合わせる顔もないからこじぱが帰ってくる前に・・・
門限前ぎりぎりになるって言ってたから

部屋に戻りとりあえず必要なものをバックに詰め
どこに行こうか考えていると

カチャツ・・・「えっ!?なんで(汗)」

「その荷物は何?」

「あうっ・・・これは・・・」

「旅行?陽菜何も聞いてないし」

「ちがう・・・」

「陽菜に断りもなくどこかへ行こうなんてありえないんだけど(怒)」

「・・・・・」

怒ってるこじぱの顔を見れなくてずっと俯いたままの私

「携帯は?」

あっ・・・篠田先輩に取り上げられたままだった(汗)

「電源ずっと切れてたんだけど」

「・・・・・・」

「なんで泣いてたの?」

「えっ!?」

顎をぐっと持ち上げられて

「目がパンパンに腫れてるんだけど
それにここ赤くなってる」

口の端をそっとなぞるこじぱ

「うぐっ・・・・(涙)」

「何されたの?」

「ごめんなさい・・・(涙)」

「まさか最後まで・・・」

「ごめんなさい(泣)」

手を顔の前に持ってきて涙をぬぐうと
腕を取り

「これどうしたの?」

だいぶ抵抗したから手首に擦れた傷が・・・

「っ・・・手錠・・・されて・・・」

「口は何?」

「猿ぐつわ・・やっ!!」

頬に触れてこようとするこじぱの手を払って

「私・・汚いから・・・もう、こじぱにふさわしくないから・・・
こじぱだけがよかった・・・でも、もう・・・もう・・(泣)」

「大丈夫だよ(бвб)」

そう言うと腕を取り手首にキスをして
体を引き寄せて抱きしめてくれた

「痛かったね、助けてあげれなくてごめんね(бвб)」

「ううん、こじぱは助けてくれたよ」

「どこまでされたの?」

「くっ・・・下を舐められて・・・」

「中には?」

「寸前のところで秋元先輩が来てくれたから・・・」

「そう、間に合ってよかった(бвб)」

「私・・・バカだ・・・」

「そうだね、バカだね、人を信じすぎ(怒)」

「あう・・・」

「でも、それが優ちゃんのいい所でもあるんだけどね(бвб)」

「こじぱぁー(泣)」

「陽菜が今から消毒してあげる(бвб)」

そう言うと服を脱がし始めた

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