優子
総選挙の前のコンサートは大雨で予定していた
半分もできなかった
みんなずぶぬれになりながら走り回り頑張っている
今までなら私もあそこにいたのになー・・・
最後の曲、私の最後のセンター曲に飛び入り参加
それからメンバーは着替えて舞台の上にある席に
座っていく・・・
私は別室にあるモニタールームでTV出演
外は寒そう
お客さんも帰らずにレインコートを着てサイリュウムを持ち
じっと見守ってくれている
本当にありがたいことだよね(-∀-`)
予想していなかったメンバーが入っていたり
入っていたメンバーが圏外になったり・・・
後で香菜のところに行かなくちゃ
順位変動も大きくてドキドキ
卒業しません発言があったり、パーカー着たまま前に出たり(笑)
二連覇のかかったさしこを抑え麻友が初の栄冠に輝いた
大島さんが出来なかった二連覇をさしこがしたらどうしようって
少しびくびくしてたから麻友ありがとう!て叫びそうになったのは
黙っておこう(笑)
次世代の子たちの1位に対するどん欲さを聞く事が出来
私がいなくなった後も大丈夫だって思うと
肩の荷がおりたような感じがした
裏に行っていろんなメンバーと話していると
携帯が震えたから見ると
(今日も来る?(бвб))
にゃんにゃんからだ!どうしようかな・・・
明日朝からリハだし・・・
(今日はやめとく、明日楽しみにしててね(-∀-`) )
(優子も驚かないでね(бвб))
ん?なんで驚くんだろう・・・
そういえばチビ優がリス着るのぉーて騒いでたっけ
かわいいだろうなー大島さんでさえ可愛いんだから(-∀-`)
しのぶちゃんに言ってリス持ってきといてもらおうかな
私も着て一緒に写真撮りたいしね
(大好きだよ陽菜、お休み)
(陽菜も!お休み )
デヘヘヘ(-∀-`)
「変態優子携帯見てニヤニヤしてんじゃねえよ」
「あっ!佐江、選抜おめでとう」
「おう!ありがとう・・・・」
「どうしたの?」
「んあ?なんでもないよ、明日楽しもうぜ」
「そういえばチビ優の先生も明日見に来るんだけど
佐江に認知してもらってたらしいよ」
「へぇー誰だろう?顔見たらわかるんだけどなー
名前は?」
「先生だとしか聞いてなかった」
「小嶋さんに会いに行くとき誘って、佐江も会いたい」
「いいよ、総ちゃんの挨拶終わって
ちょっと着替えてから行くから」
「私服?」
「うーん・・・そこは聞かないでほしいかな」
「まさか水着じゃないよね 」
「そんなわけないじゃん・・・
まあ、近いものはあるけどねアハッ(´-∀-)」
佐江に写真いっぱいとってもらおうーと
陽菜
優ちゃんがアメリカに行ってから三週間・・・
「・・・ニャロ、顔がきつくなったんじゃない?」
「ハア?そんな事ないし 」
「久しぶりに食事のお誘いが来て嬉しかったのに
何でそんなに不機嫌なの?」
「いつもこんなだし・・・」
「ゆっぴーから連絡無いの?」
「毎日ある・・・」
「優陽ちゃんが言う事聞かないとか?」
「陽菜よりわがまま言わないし凄くいい子だもん 」
「じゃー何にイライラしてるの?」
「優ちゃんが・・・」
「やっぱりゆっぴーじゃん、もしかして浮気(*`ω´) 」
「はあぁ!?あり得ないし(怒)」
「じゃー何?はっきり言ってよ」
「寂しいって言ってこないんだもん・・むぅ」
「・・・・・・・はい?」
「陽菜は凄く会いたくて、寂しいのに
優ちゃんは撮影楽しいとか
ご飯こんなの作ったとか・・・・
すっごい毎日楽しそーなメールしか来ないんだもん 」
「それで拗ねてるというわけですね(*`ω´) 」
「拗ねてないし・・・ 」
「ニャロに心配かけないように強がってるだけじゃなのかな 」
「何でそう思うの?」
「えーと・・・(汗) 」
「むぅ・・・何か隠してるでしょ 」
「敦子がね」
「あっちゃんと浮気してるの? 」
「焦らないで最後まで聞いて!
先週仕事でアメリカに行ったから
一泊だけゆっぴーの所に泊めてもらったらしいんだけど・・」
「けど何?」
「ちょっと痩せてたらしくて・・・食事の量も減ってるみたい(汗) 」
「・・・・・」
「その日もニャロに写メ送った後
ハアーてため息ついて辛そうにしてたって言ってた」
「優ちゃんのバカ・・・」
「ゆっぴー他の人には絶対弱い姿見せないじゃん
敦子だから気が緩んだのもあると思うけど
そこまで追い詰められてるのかなって言ってたから・・・」
「・・・・・」
「いつ日本に帰ってくるの?」
「映画だから後2か月は帰ってこれないと思う」
「ニャロも今忙しいし、優陽ちゃんもいるもんね」
「連休終わったらまとまった休み取ってあるから
アメリカに行くし」
「優陽ちゃん休みじゃないでしょ?」
「ママに任せてあるから大丈夫(бвб) 」
「ゆっぴーニャロが行くこと知ってるの?」
「言ってない、驚かそうと思って 」
「そっかー絶対泣いて喜ぶね(*`ω´) 」
「夜も鳴かせるし(бвб) 」
「ニャロさん(汗) 」
やっぱり陽菜が居ないとダメなんじゃん・・・
陽菜が行くまで倒れないでよ
陽菜
車の中でずっと興奮してる優ちゃん
「あんな大きい赤ちゃんどっから出てくるんだ?」
「・・・・・」
みんな聞こえないふりをしてる・・・
「なあ、どっから出てくるんだよ!」
「今度教えてあげるから(汗)」
「なんで今じゃダメなんだ?」
「優子しつこいぞ(怒)」
「みなみも知ってるんなら教えろよ」
「・・・お兄様と言えと言ってるだろ・・・」
全然違う事言ってるし(笑)
「ふん、知ったかぶりする奴なんて呼び捨てで十分だろ」
「知ってるにきまってるやろ!赤ちゃんわな女のま・・・ふぐふぐ」
あっちゃんに口を押えられてもごもごしてるし(笑)
「にゃんにゃんは保健の先生なんだからゆっくり教えてもらいな」
ニヤニヤしながら話を振ってくるあっちゃん(汗)
「そうだよな、今日保健室行くから教えろよな(´-∀-)」
「偉そうな人には教えませーん(бвб)」
「ぐっ・・・教えてください」
「陽菜より看護師のゆきりんの方が詳しいと思うから
ゆきりん言聞けば?」
この場にいないゆきりんに振ってみた・・・
ごめん、ゆきりん・・・
「いいけど・・・でもさ、ゴリラの子供はサルだったな(笑)」
「産まれたての赤ちゃんはみんなあんなんだよ
優ちゃんなんて小さかったからもっとくしゃくしゃだったよ(бвб)」
「うそだー・・・俺はクリクリおめめで産まれた時から
一番かわいかったって母ちゃんがいってたもん」
「いや!俺は覚えてる、ちんちくりんのシワシワで
しょっくやったから・・・」
「お前は今でもちんちくりんだけどな(ふん)」
「でめーお兄様に向かってお前ってなんやー
それにちんちくりんちゃうわ(怒)」
「俺より小さいくせに偉そうにすんなよ」
中学生になって急に背が伸びて少しだけ
みなみを追い越した優ちゃんまだほんの2センチだけどね(笑)
「俺はまだこれから伸びるんや!
姉ちゃん二人とも大きいんやから
絶対伸びるって信じてる!」
「ぷっ!20才越えたらもう伸びないだろ
俺はまだまだ伸びしろあるけどよ(´-∀-)」
「このやろー!のびるったら伸びるんだよ!!」
「うっさーい!!(бвб)運転に集中できないでしょ(怒)」
「「すいません」」
ほんと何故だか小さい兄弟・・・
おじさんよりおばさんの方が大きいから遺伝だよね
優ちゃんもご愁傷様(бвб)