可愛い恋人 U   47

優子

総選挙の前のコンサートは大雨で予定していた
半分もできなかった

みんなずぶぬれになりながら走り回り頑張っている

今までなら私もあそこにいたのになー・・・

最後の曲、私の最後のセンター曲に飛び入り参加

それからメンバーは着替えて舞台の上にある席に
座っていく・・・

私は別室にあるモニタールームでTV出演
外は寒そう

お客さんも帰らずにレインコートを着てサイリュウムを持ち
じっと見守ってくれている

本当にありがたいことだよね(-∀-`)

予想していなかったメンバーが入っていたり

入っていたメンバーが圏外になったり・・・

後で香菜のところに行かなくちゃ

順位変動も大きくてドキドキ

卒業しません発言があったり、パーカー着たまま前に出たり(笑)

二連覇のかかったさしこを抑え麻友が初の栄冠に輝いた

大島さんが出来なかった二連覇をさしこがしたらどうしようって
少しびくびくしてたから麻友ありがとう!て叫びそうになったのは
黙っておこう(笑)

次世代の子たちの1位に対するどん欲さを聞く事が出来
私がいなくなった後も大丈夫だって思うと
肩の荷がおりたような感じがした

裏に行っていろんなメンバーと話していると
携帯が震えたから見ると

(今日も来る?(бвб))

にゃんにゃんからだ!どうしようかな・・・
明日朝からリハだし・・・

(今日はやめとく、明日楽しみにしててね(-∀-`) )

(優子も驚かないでね(бвб))

ん?なんで驚くんだろう・・・
そういえばチビ優がリス着るのぉーて騒いでたっけ

かわいいだろうなー大島さんでさえ可愛いんだから(-∀-`)

しのぶちゃんに言ってリス持ってきといてもらおうかな
私も着て一緒に写真撮りたいしね

(大好きだよ陽菜、お休み)

(陽菜も!お休み )

デヘヘヘ(-∀-`)

「変態優子携帯見てニヤニヤしてんじゃねえよ」

「あっ!佐江、選抜おめでとう」

「おう!ありがとう・・・・」

「どうしたの?」

「んあ?なんでもないよ、明日楽しもうぜ」

「そういえばチビ優の先生も明日見に来るんだけど
佐江に認知してもらってたらしいよ」

「へぇー誰だろう?顔見たらわかるんだけどなー
名前は?」

「先生だとしか聞いてなかった」

「小嶋さんに会いに行くとき誘って、佐江も会いたい」

「いいよ、総ちゃんの挨拶終わって
ちょっと着替えてから行くから」

「私服?」

「うーん・・・そこは聞かないでほしいかな」

「まさか水着じゃないよね 」

「そんなわけないじゃん・・・
まあ、近いものはあるけどねアハッ(´-∀-)」

佐江に写真いっぱいとってもらおうーと


あなたに出会えて<新しい未来へ> 19

陽菜

優ちゃんがアメリカに行ってから三週間・・・

「・・・ニャロ、顔がきつくなったんじゃない?」

「ハア?そんな事ないし 」

「久しぶりに食事のお誘いが来て嬉しかったのに
何でそんなに不機嫌なの?」

「いつもこんなだし・・・」

「ゆっぴーから連絡無いの?」

「毎日ある・・・」

「優陽ちゃんが言う事聞かないとか?」

「陽菜よりわがまま言わないし凄くいい子だもん 」

「じゃー何にイライラしてるの?」

「優ちゃんが・・・」

「やっぱりゆっぴーじゃん、もしかして浮気(*`ω´) 」

「はあぁ!?あり得ないし(怒)」

「じゃー何?はっきり言ってよ」

「寂しいって言ってこないんだもん・・むぅ」

「・・・・・・・はい?」

「陽菜は凄く会いたくて、寂しいのに
優ちゃんは撮影楽しいとか
ご飯こんなの作ったとか・・・・
すっごい毎日楽しそーなメールしか来ないんだもん 」

「それで拗ねてるというわけですね(*`ω´) 」

「拗ねてないし・・・ 」

「ニャロに心配かけないように強がってるだけじゃなのかな 」

「何でそう思うの?」

「えーと・・・(汗) 」

「むぅ・・・何か隠してるでしょ 」

「敦子がね」

「あっちゃんと浮気してるの? 」

「焦らないで最後まで聞いて!
先週仕事でアメリカに行ったから
一泊だけゆっぴーの所に泊めてもらったらしいんだけど・・」

「けど何?」

「ちょっと痩せてたらしくて・・・食事の量も減ってるみたい(汗) 」

「・・・・・」

「その日もニャロに写メ送った後
ハアーてため息ついて辛そうにしてたって言ってた」

「優ちゃんのバカ・・・」

「ゆっぴー他の人には絶対弱い姿見せないじゃん
敦子だから気が緩んだのもあると思うけど
そこまで追い詰められてるのかなって言ってたから・・・」

「・・・・・」

「いつ日本に帰ってくるの?」

「映画だから後2か月は帰ってこれないと思う」

「ニャロも今忙しいし、優陽ちゃんもいるもんね」

「連休終わったらまとまった休み取ってあるから
アメリカに行くし」

「優陽ちゃん休みじゃないでしょ?」

「ママに任せてあるから大丈夫(бвб) 」

「ゆっぴーニャロが行くこと知ってるの?」

「言ってない、驚かそうと思って 」

「そっかー絶対泣いて喜ぶね(*`ω´) 」

「夜も鳴かせるし(бвб) 」

「ニャロさん(汗) 」

やっぱり陽菜が居ないとダメなんじゃん・・・

陽菜が行くまで倒れないでよ

幼馴染   64

陽菜

車の中でずっと興奮してる優ちゃん

「あんな大きい赤ちゃんどっから出てくるんだ?」

「・・・・・」

みんな聞こえないふりをしてる・・・

「なあ、どっから出てくるんだよ!」

「今度教えてあげるから(汗)」

「なんで今じゃダメなんだ?」

「優子しつこいぞ(怒)」

「みなみも知ってるんなら教えろよ」

「・・・お兄様と言えと言ってるだろ・・・」

全然違う事言ってるし(笑)

「ふん、知ったかぶりする奴なんて呼び捨てで十分だろ」

「知ってるにきまってるやろ!赤ちゃんわな女のま・・・ふぐふぐ」

あっちゃんに口を押えられてもごもごしてるし(笑)

「にゃんにゃんは保健の先生なんだからゆっくり教えてもらいな」

ニヤニヤしながら話を振ってくるあっちゃん(汗)

「そうだよな、今日保健室行くから教えろよな(´-∀-)」

「偉そうな人には教えませーん(бвб)」

「ぐっ・・・教えてください」

「陽菜より看護師のゆきりんの方が詳しいと思うから
ゆきりん言聞けば?」

この場にいないゆきりんに振ってみた・・・
ごめん、ゆきりん・・・

「いいけど・・・でもさ、ゴリラの子供はサルだったな(笑)」

「産まれたての赤ちゃんはみんなあんなんだよ
優ちゃんなんて小さかったからもっとくしゃくしゃだったよ(бвб)」

「うそだー・・・俺はクリクリおめめで産まれた時から
一番かわいかったって母ちゃんがいってたもん」

「いや!俺は覚えてる、ちんちくりんのシワシワで
しょっくやったから・・・」

「お前は今でもちんちくりんだけどな(ふん)」

「でめーお兄様に向かってお前ってなんやー
それにちんちくりんちゃうわ(怒)」

「俺より小さいくせに偉そうにすんなよ」

中学生になって急に背が伸びて少しだけ
みなみを追い越した優ちゃんまだほんの2センチだけどね(笑)

「俺はまだこれから伸びるんや!
姉ちゃん二人とも大きいんやから
絶対伸びるって信じてる!」

「ぷっ!20才越えたらもう伸びないだろ
俺はまだまだ伸びしろあるけどよ(´-∀-)」

「このやろー!のびるったら伸びるんだよ!!」

「うっさーい!!(бвб)運転に集中できないでしょ(怒)」

「「すいません」」

ほんと何故だか小さい兄弟・・・
おじさんよりおばさんの方が大きいから遺伝だよね
優ちゃんもご愁傷様(бвб)
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2014年10月 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
アーカイブ
カテゴリー