陽菜

新千歳空港に着きレンタカーを借りて病院へ向かう

コーチの話だと相手選手に足を後ろから引っかけられ
派手に転び、相手は一発退場!いわゆるレッドカードというやつ

なかなか起き上がらない優ちゃんに駆け寄ると
足が動かないと訴えてきたから
タンカを呼びピッチから運び出しそのまま救急車で病院へ
検査の結果裏十字靭帯損傷

もうこの大会には出れないということだった・・・優ちゃん・・・

病院につき病室に入ると意外に明るい優ちゃん?

「わぁーにゃんにゃん来てくれたんだ(-∀-`)
てか、来るの早(笑)」

「チケット取ってあったからね
足どう?痛い?」

「スゲー痛かったけど大げさなんだよ
テーピングでガチガチに止めて明日は頑張るぜ(-∀-`) 」

「えーと・・・優ちゃん症状聞いた?」

「まだだけどちょっと捻っただけだから
痛み止め打ってもらったら大丈夫ぜ(-∀-`) 」

「そっか・・・陽菜先生に聞いてくるね(бвб) 」

「うん」

あっちゃんとみなみを病室に残し一人で
ナースステーションへ

「篠田優子の保護者なんですが」

「お待ちしておりました、先生から説明がありますので
こちらへどうぞ」

部屋に入り椅子に座る

「あのう、本人にはまだ言ってないんですか?」

「未成年ですので保護者の方に先にお話ししています」

「そうなんですね、で、どうですか?」

「普通の生活でしたら2〜4週間ほどで戻れますが
将来サッカー選手になられるんでしたら手術をお勧めします」

「手術をするとリハビリを入れて半年以上かかりますよね」

「よく知っておられますね」

「これでも保健医ですので」

「そうでしたか、では話は早いと思います
コーチの方からは将来有望な人材だと聞いておりますので
早いうちに手術をしてしっかりリハビリをすれば
来年の夏には復活しているかもしれません」

「本人次第だと?」

「そうですね、リハビリは辛いですからね
プロの選手でさえねをあげる人も出ますから」

「そうですか・・・」

「本人にはこちらから言いましょうか?」

「いえ、私から話します(бвб) 」

「わかりました」

「こちらにはどれくらい入院していればいいですか?」

「今日の夜ぐらいから腫れてくると思いますので
4・5日は病院で看護します、腫れが引けば
飛行機に乗っていただいても結構ですので」

「わかりましたよろしくお願いします」

「では、入院の手続きなどこちらのナースに聞いてください」

それから受付に行き手続きを終えて病室へ向かう

・・・・・はあ・・・優ちゃんになんて言おう(汗)