可愛い恋人 U   50

陽菜

いやいや着替えて少しふてくされ気味で始まるのを待っていると

「私やっぱり帰ります 」

いきなり叫びだすかしわげちゃん

外を見ると大粒の雨が降り出してきていた

「せっかく来たんだしもう着替えちゃったし
雨はかしわげちゃんのせいじゃないよ(бвб) 」

「でも、私が家の中にいるときは降ってなくて
外に出ると霧雨が降ってきて
今なんて雨粒が・・・ このままだと中止になっちゃいます」

大人がギャーギャー押し問答していると

「雨やんだよ(-∀-`) 」

一時的に降っただけ見たい・・・

「ゆきりん大丈夫だよ篠田結構晴れ女だからね(*`ω´) 」

「でも・・・」

て言ってるとアナウンスが流れてきてスタジオが揺れだす

その時ドアが開いて

「おや?ここは動物園だったかな(笑)」

「ご無沙汰しております、こんな格好ですいません(бвб) 」

秋元先生が来賓の方と入ってこられた

「中と外で楽しませてもらうよ 」

そういうとバルコニーの前の方へ出て行かれた

オーバーチュアーが鳴り終わり幕が落ちるとそこには

「あっ!優子たんあんなところにいてるよ 」

凄い高いところから生ピアノでの泣きほほ

歌を聴かせた後はいきなりのヘビロテ

静から動へ凄い演出

宙に舞う優子とメンバー、踊りまくる優ちゃんと珠理奈(笑)

麻里ちゃんなんてコンサートを見ずに
チビ達の様子をずーとビデオに撮ってるし

帰ったらダビングしてもらおーと(бвб) 

メドレーが続いて踊り続ける二人そこに保母三人も加わる

新チーム曲に移るとみんな知らないから
しばしの休憩になり水分補給(笑)

「優ちゃんジュース飲む?」

「うん(´-∀-)」

持ってきていたボトルを渡して汗を拭いてあげる

バルコニーに出て椅子に座り休憩していると
’あなたがいてくれたから’のイントロが鳴り
ウオーと言うどよめき、だれが歌うんだろう?
何処にもいないんだけど・・・

すると目の前に頭が見えてきてどんどん上がってくると

優子!?

一瞬目が合って、歌いながら目を丸くして驚いた顔をしたけど
すぐ顔が崩壊しそうになるも、何とか耐えたみたいで
無事歌いきっていた・・・さすがプロだね(бвб) 

絶対あの顔は変な事考えてたと思う・・・・・

まさか上に上がってくるとは思ってなかったから
気を抜いていて焦った

こんな事なら中に入ってればよかった・・・恥ずかしいよ

優ちゃんと珠理奈は目いっぱい旗を振って優子たーん!!

て叫んでたけどね(笑)

そこからは優子の独壇場

懐かしのユニット曲、G曲と続き
コンサートは中盤に差し掛かろうとしていた

あなたに出会えて<新しい未来へ> 22

優子

「陽菜ぁもう無理(汗)」

「ダーメ!後10回(бвб) 」

「オニぃー(泣) 」

「それだけ言い返す元気があるなら20回にする?」

「10回でお願いします・・・」

「はい!いーち、にー、さーん・・・」

胸が垂れてきてると言われて
年なんだから仕方ないよ、て言ったのに

「だめ!胸のトレーニングが足りないんだよ!」
て言われ腕立てさせられてます(汗)

変な事してると思った方・・・残念でした(-∀-`)

「陽菜はしなくていいの?」

「陽菜の胸垂れたら、優ちゃんは陽菜の事嫌いになるの?(бвб)」

「そんなわけないじゃん」て答えたら

「じゃー陽菜はしなくていいね 」だって・・・

・・・・・いやいやおかしいでしょ
私の胸垂れたら嫌いになるってこと?

猛抗議したら

「だって陽菜は形のいい胸がすきなんだもん(бвб)」

好きなんだもんて・・・

「絶対おかしいよ 」

「文句あるんだったら帰るから(бвб)」

「すいませんでした、頑張ります・・」

謝るのはいつも私・・・別にいいんだけどね

いじいじしてたら

「もしもし、優陽?元気ー」

「スピーカーにしてよ」

仕方ないなーて顔をしてボタンを押す

「なーなとママいつ帰ってくるの?」

「陽菜は来週帰るよ」

「ママは?」

「優ちゃんは7月のはじめぐらいかな?
おじいちゃんとおばあちゃんの言う事ちゃんと聞くんだよ」

「ちゃんと聞いてるもん」

「お土産何がいい?」

「アメリカ限定のナイキのスニーカー」

「えぇー贅沢ぅー」

「だって今履いてるやつきつくなってるんだもん」

そっかー子供はサイズ替わり早いもんね

「少し大きめ買っていくね」

「うん、学校行ってくるー」

「「行ってらっしゃい!」」

「優陽は小嶋家の血をついで大きくなりそうだね(´-∀-)」

「運動神経は優ちゃんに似たんだね(бвб)」

将来が楽しみだよ(´-∀-)

幼馴染   66

陽菜

金曜日のお昼休み
いつものように保健室で優ちゃんとお弁当を食べてる

「今日退院でしょ」

「うん、そうみたい」

「名前決まったのかな」

「決まってるみたいなんだけどさ
教えてくれないんだよなーケチ麻里子め」

「ふふ、今日みんなの前で発表するんじゃない?」

今日は出産お祝いと称して久しぶりに二家族で集まる

おじさんもおばさんも、お兄ちゃんもゆきりんも
たまたま!夜勤がなくて

たまたま、土日に東京で試合のある佐江も帰ってきて
全員集合することになってる

「優ちゃんは練習あるんだよね」

「うん、いつも通りで雨が降れば少しは早く帰れるんだけどな」

なーんて言ってたら降水確率が30%だったにもかかわらず
夕方から雨が降ってきて雷が鳴ってるから
練習は休みに!?

地球は私達家族で回ってる!?(笑)

全員篠田家に集まって宴会?スタート

「麻里ちゃん出産おめでとう!!」

「ありがとう(*`ω´) 」

優ちゃんと麻里ちゃん以外はアルコールを持って乾杯

「名前は決まったの?」

「今から発表します!」

お兄ちゃんが緊張しながら紙をもって前に出る

「ジャーン!二人の字をとって里加(りか)
秋元里加です!」

「かわいいー(бвб) 」

「これからは親子三人よろしくお願いします」

「固いぞ才加兄(笑)」

「うるさい!優子はもっと緊張かんをもて」

「おれだってするときはするし」

「そんな所今まで見たことなし山(*`ω´) 」

「試合のフリーキックとかPKとか緊張してるぜ」

「えぇー全然緊張してるようには見えなかったよ」

「見せないだけだぜ(-∀-`) 」

すごいドヤ顔の優ちゃんをみんなスルーして
ほかの話を始める

「おいこら、無視すんなよはずいだろ(汗)」

「みなみそれ取って」

「ほい!」

「あれも!」

「ほいきた!」

舎弟みたい(笑)

麻里ちゃんは一足先に里加ちゃんと部屋に上がり
お兄ちゃんはパパたちと飲んでる

佐江も明日朝早いから早めに家に帰りゆきりんはついて行った

ママ達と陽菜で後片付け

あっちゃんは・・・・まだ食べてるんだけどね(笑)

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