陽菜
いやいや着替えて少しふてくされ気味で始まるのを待っていると
「私やっぱり帰ります 」
いきなり叫びだすかしわげちゃん
外を見ると大粒の雨が降り出してきていた
「せっかく来たんだしもう着替えちゃったし
雨はかしわげちゃんのせいじゃないよ(бвб) 」
「でも、私が家の中にいるときは降ってなくて
外に出ると霧雨が降ってきて
今なんて雨粒が・・・ このままだと中止になっちゃいます」
大人がギャーギャー押し問答していると
「雨やんだよ(-∀-`) 」
一時的に降っただけ見たい・・・
「ゆきりん大丈夫だよ篠田結構晴れ女だからね(*`ω´) 」
「でも・・・」
て言ってるとアナウンスが流れてきてスタジオが揺れだす
その時ドアが開いて
「おや?ここは動物園だったかな(笑)」
「ご無沙汰しております、こんな格好ですいません(бвб) 」
秋元先生が来賓の方と入ってこられた
「中と外で楽しませてもらうよ 」
そういうとバルコニーの前の方へ出て行かれた
オーバーチュアーが鳴り終わり幕が落ちるとそこには
「あっ!優子たんあんなところにいてるよ 」
凄い高いところから生ピアノでの泣きほほ
歌を聴かせた後はいきなりのヘビロテ
静から動へ凄い演出
宙に舞う優子とメンバー、踊りまくる優ちゃんと珠理奈(笑)
麻里ちゃんなんてコンサートを見ずに
チビ達の様子をずーとビデオに撮ってるし
帰ったらダビングしてもらおーと(бвб)
メドレーが続いて踊り続ける二人そこに保母三人も加わる
新チーム曲に移るとみんな知らないから
しばしの休憩になり水分補給(笑)
「優ちゃんジュース飲む?」
「うん(´-∀-)」
持ってきていたボトルを渡して汗を拭いてあげる
バルコニーに出て椅子に座り休憩していると
’あなたがいてくれたから’のイントロが鳴り
ウオーと言うどよめき、だれが歌うんだろう?
何処にもいないんだけど・・・
すると目の前に頭が見えてきてどんどん上がってくると
優子!?
一瞬目が合って、歌いながら目を丸くして驚いた顔をしたけど
すぐ顔が崩壊しそうになるも、何とか耐えたみたいで
無事歌いきっていた・・・さすがプロだね(бвб)
絶対あの顔は変な事考えてたと思う・・・・・
まさか上に上がってくるとは思ってなかったから
気を抜いていて焦った
こんな事なら中に入ってればよかった・・・恥ずかしいよ
優ちゃんと珠理奈は目いっぱい旗を振って優子たーん!!
て叫んでたけどね(笑)
そこからは優子の独壇場
懐かしのユニット曲、G曲と続き
コンサートは中盤に差し掛かろうとしていた
優子
「陽菜ぁもう無理(汗)」
「ダーメ!後10回(бвб) 」
「オニぃー(泣) 」
「それだけ言い返す元気があるなら20回にする?」
「10回でお願いします・・・」
「はい!いーち、にー、さーん・・・」
胸が垂れてきてると言われて
年なんだから仕方ないよ、て言ったのに
「だめ!胸のトレーニングが足りないんだよ!」
て言われ腕立てさせられてます(汗)
変な事してると思った方・・・残念でした(-∀-`)
「陽菜はしなくていいの?」
「陽菜の胸垂れたら、優ちゃんは陽菜の事嫌いになるの?(бвб)」
「そんなわけないじゃん」て答えたら
「じゃー陽菜はしなくていいね 」だって・・・
・・・・・いやいやおかしいでしょ
私の胸垂れたら嫌いになるってこと?
猛抗議したら
「だって陽菜は形のいい胸がすきなんだもん(бвб)」
好きなんだもんて・・・
「絶対おかしいよ 」
「文句あるんだったら帰るから(бвб)」
「すいませんでした、頑張ります・・」
謝るのはいつも私・・・別にいいんだけどね
いじいじしてたら
「もしもし、優陽?元気ー」
「スピーカーにしてよ」
仕方ないなーて顔をしてボタンを押す
「なーなとママいつ帰ってくるの?」
「陽菜は来週帰るよ」
「ママは?」
「優ちゃんは7月のはじめぐらいかな?
おじいちゃんとおばあちゃんの言う事ちゃんと聞くんだよ」
「ちゃんと聞いてるもん」
「お土産何がいい?」
「アメリカ限定のナイキのスニーカー」
「えぇー贅沢ぅー」
「だって今履いてるやつきつくなってるんだもん」
そっかー子供はサイズ替わり早いもんね
「少し大きめ買っていくね」
「うん、学校行ってくるー」
「「行ってらっしゃい!」」
「優陽は小嶋家の血をついで大きくなりそうだね(´-∀-)」
「運動神経は優ちゃんに似たんだね(бвб)」
将来が楽しみだよ(´-∀-)
陽菜
金曜日のお昼休み
いつものように保健室で優ちゃんとお弁当を食べてる
「今日退院でしょ」
「うん、そうみたい」
「名前決まったのかな」
「決まってるみたいなんだけどさ
教えてくれないんだよなーケチ麻里子め」
「ふふ、今日みんなの前で発表するんじゃない?」
今日は出産お祝いと称して久しぶりに二家族で集まる
おじさんもおばさんも、お兄ちゃんもゆきりんも
たまたま!夜勤がなくて
たまたま、土日に東京で試合のある佐江も帰ってきて
全員集合することになってる
「優ちゃんは練習あるんだよね」
「うん、いつも通りで雨が降れば少しは早く帰れるんだけどな」
なーんて言ってたら降水確率が30%だったにもかかわらず
夕方から雨が降ってきて雷が鳴ってるから
練習は休みに!?
地球は私達家族で回ってる!?(笑)
全員篠田家に集まって宴会?スタート
「麻里ちゃん出産おめでとう!!」
「ありがとう(*`ω´) 」
優ちゃんと麻里ちゃん以外はアルコールを持って乾杯
「名前は決まったの?」
「今から発表します!」
お兄ちゃんが緊張しながら紙をもって前に出る
「ジャーン!二人の字をとって里加(りか)
秋元里加です!」
「かわいいー(бвб) 」
「これからは親子三人よろしくお願いします」
「固いぞ才加兄(笑)」
「うるさい!優子はもっと緊張かんをもて」
「おれだってするときはするし」
「そんな所今まで見たことなし山(*`ω´) 」
「試合のフリーキックとかPKとか緊張してるぜ」
「えぇー全然緊張してるようには見えなかったよ」
「見せないだけだぜ(-∀-`) 」
すごいドヤ顔の優ちゃんをみんなスルーして
ほかの話を始める
「おいこら、無視すんなよはずいだろ(汗)」
「みなみそれ取って」
「ほい!」
「あれも!」
「ほいきた!」
舎弟みたい(笑)
麻里ちゃんは一足先に里加ちゃんと部屋に上がり
お兄ちゃんはパパたちと飲んでる
佐江も明日朝早いから早めに家に帰りゆきりんはついて行った
ママ達と陽菜で後片付け
あっちゃんは・・・・まだ食べてるんだけどね(笑)