優子

試合は決勝戦まで行ったものの1対0で負けたみたいだ

その夜コーチが会いに来てくれて

「やっぱり優子が抜けた穴は大きかったよ」

て言ってくれて

「しっかり治して来年は優勝しような!」

て言ってくれた

動けない俺の代わりに
コーチが帰るのをドアの外まで見送ってくれた陽菜

「にゃんにゃん・・・」

「んっ、良かったね(бвб) 
頑張って、でも慌てずに治して行こうね」

「おう(-∀-`) 」

あっちゃんとみなみは予定通り観光して帰って行ったけど
陽菜は観光にも行かず帰りのチケットもキャンセルして
ずっと俺に付き添ってくれていた

「にゃんにゃんも行ってきなよ」

「優ちゃんいないからつまんないもん(бвб) 」

(´-∀-)(-∀-`)

なんなんだよこの甘々は・・・

「じゃー俺が退院したら海鮮食べに行こう
せっかく来たんだから旨い物食べて帰りたい」

「そっかーホテルと病院食ばかりだったもんね
じゃーさ函館に一泊する?」

「するする!でも、俺車いすか松葉杖が無いと・・・」

「大丈夫、観光地はレンタルがあると思うから
探してみるね」

そう言うとスマホを開き調べ始めた

やっぱにゃんにゃんはいい嫁になるぜ(-∀-`)


電車移動は無理だからレンタカーを借りて
函館へ向かう

「にゃんにゃん運転しんどくない?」

「んっ、大丈夫だよ、眠かったら寝てていいからね」

「眠くないぜ!」

「うふふ、体力有り余ってるもんね(бвб) 」

「そうなんだよなーなんか発散できる事ねえかな」

「ある事はあるよ・・・運動になるかどうかはわかんないけど・・・」

「えっ!?ナニそれ教えて」

そう言ってにゃんにゃんを見ると
耳まで真っ赤になってるんだけど・・・ん?

・・・・・・おっうおぇ!?まさか解禁なのか?
にゃんにゃんから言って来たって事はいいって事だよな

ホテルも二人っきりだし
家と違って隣は他人だし・・・・(-∀-`)

それから俺の頭の中はその事ばかり渦巻いていて
綺麗な景色なんて一切目に入ってこなかった