次の日浮かれる自分を鎮め先に二人をカラオケに向かわせ
にゃんにゃんを1人で迎えに行く

まっすぐな道だから
遠くからにゃんにゃんが見えていたんだけど

お店の中を覗いているのか
私に全然気が付かないみたい


それにしても・・・

私服がまた可愛くて顔が緩んでしまう

先輩としてそんな顔をして待ち合わせの場所に行くのは
どうかと思うから顔を引き締めかっこよく決めたつもりだけど
目の前に行くと更に可愛くて緩みそうになる

にゃんにゃんはと言うと私を見ず後ろを見てるようだったから
きっと二人を探してるんだろうと思って先に行ってることを告げ
腕を取り引っ張っていく

・・・・不自然じゃなかったよね?

柔軟とか体を押してもらうことはあっても
こうやって手を繋ぐのは初めてで
私より少し大きくてやわらかい手を離したくないと思った

なのにカラオケに着くと


「あのう・・・トイレ行ってきていいですか」

なーんて言うから離すしかないじゃん(涙)

やっぱり嫌だったのかな・・・・

「はぁ・・・・・」

「何ため息ついてんの」

「べ、別に(汗)」

あっちゃんには心を見透かされそうで怖い

「高橋様」

フロントから呼ばれ部屋番を言われ先に二人を行かせ
また一人でにゃんにゃんを待って部屋へ

ひと言も話さないし顔も強張ってるように見えたから

「にゃんにゃん緊張してる?」

「あ・・・・・少し・・・」

聞いてみたらやっぱり緊張していたみたいだ
でも今日は楽しんでほしいから


「みんな先輩だもんね〜仕方ないけどさ
今日は先輩後輩抜きにして楽しもうよ(-∀-`) 」

そう言うと元気のいい返事が返って来たからつい

「いい子(-∀-`) 」

いつもの癖で頭を撫でてしまったんだけど
嫌じゃなかっただろうか・・・

なんか私の方が緊張してるじゃん(笑)


部屋に入りカラオケタイム
なかなか歌わないにゃんにゃん

そりゃー歌いにくいよね

だからいつものノリのいい歌を入れて
三人で踊ってると曲に合わせて体をゆすってたから


「にゃんにゃん知ってるんだったら踊ろ(-∀-`) 」

思い切って前に引っ張りだすと
普通に踊れてたから
知ってるんだと思って嬉しくなった

それからよくよく話を聞いて行くと
同じアイドルグループが好きらしく
私と趣味が会うじゃん(-∀-`)
て、嬉しくなった

歌ってもらうと
それはそれは甘くて可愛い歌声で
ノックアウト寸前だよ(汗)

それからの歌は殆ど一緒に歌うことになって
楽しすぎた(-∀-`)

「楽しかった、また来ようね(-∀-`)」

「はい!」


ニコニコしながら返事してくれたから
また誘ってもいいかな・・・

でもあまり特別視してもダメだし・・・

はぁ・・・先輩後輩って難しい(汗)