「ハーイ!ニャロ(*`ω´) 」
「迎えに来なくてもよかったのに」
「敦子が行けって言うからさー」
「・・・・・・(бвб) 」
「ん?」
「幸せそうだなって思って」
「幸せに決まってるじゃん」
「あの時とは天と地ほど違うね(笑)」
「ほんと、ニャロには感謝してる」
「その分帰って来たらいっぱい働いてもらうから(бвб) 」
「四年も離れてたから受け入れてくれるかどうか・・」
「あっちゃんは大丈夫だと思うけど
麻里子はもうすぐ大台に乗っちゃうから
路線替えなきゃだね」
「だめだったら子育てしとこうかな」
「そんな弱気でどうすんの
図太さだけが取り柄でしょ(笑)」
「相変わらず篠田には厳しくて嬉しいよ(*`ω´) 」
「でたーサド(笑)」
麻里子との会話は心地いい・・・
懐かしい場所
「にゃんにゃん会いたかったよー」
「一年前にも会ってんじゃん(笑)」
「優子にも早く会いたい」
「優ちゃん凄く来たがってたんだけど
どうしても休み取れなくて・・・」
優子はあっちゃんとの約束を守り
日本での女優活動に力を入れ
今では見ない月が無い位テレビに出ていた
「荷物はなるべくまとめて送って
着く日に誰か家で待たせておくから
それといらないものは全部捨てるか寄付したらいいからね」
「分かった、ニャロはいつまで居れるの?」
「一週間かな、それまでに頑張って産んでねあっちゃん」
「麻里子だけだと心配だから頑張って産む(∵)」
「敦子さん(汗) 」
「絶対にオロオロしそうじゃん」
「確かに(笑)」
「ゆっぴーはどうだったんだよ 」
「優ちゃんは自分が産むのにテキパキ動いてくれて
英語が苦手な陽菜の代わりに全部してくれたもん」
「さすが優子だね(∵)」
「どうせ篠田は・・・シクシク」
「はいはい、ウソ泣きはいいから
入院の用意はしてあるの?」
「そのバックに詰めてあるんだけど
見て、たらないものがあったら言って
買いに行かせるから」
アメリカの入院は正常分娩だと3日ほどで退院させられるから
そんなにいらないんだけど・・・
「帰って来てからのおしめとかもう少しあった方がいいかも」
「すぐ買ってくるよ(*`ω´) 」
「陽菜も行く!久しぶりに近く回りたいし」
あっちゃんの方を見る麻里子
「まだ大丈夫だから二人で行っといで
お土産たくさん買って来いよ(笑)」
「体重大丈夫なの?」
「まだあと二キロ太れるよ(∵)」
「MAXまで行かなくていいから(笑) 」
車に乗り込み
「相変わらずなんだね(笑)」
「二人分食べるって聞かなくて困ってる」
「その割に太ってないじゃん」
「カロリー抑えてお腹いっぱいになる料理
必死に考えて作ってるからね」
「麻里子が料理上手で良かったね 」
「でもお菓子はごまかせないでしょ」
「だよね」
「注意したら子供が欲しがってるって言うんだ
そう言われたら怒れないでしょ 」
「ああぁ・・・辛いとこだね
優ちゃんはその点自分で調整してたから
陽菜は、なーんにも考えなくてよかったもん」
「食事もほとんどゆっぴーが作ってたんでしょ?」
「運動になるからさせてって言うんだもん(бвб) 」
「ゆっぴーは偉いよ(涙)」
「むぅ・・・陽菜だってご飯くらい作れるし 」
「ニャロが作ってたらゆっぴーコロコロだったろうね
それはそれで見たかったけど(笑)」
「優ちゃんはどうなっても可愛いんですー」
「敦子だって可愛いからね!」
懐かしい言い合いをしながらショッピングセンターへ
「今日はニャロが来てくれたことだし奮発してケーキ買って帰ろうかな」
「それって陽菜の為じゃ無くてあっちゃんの為のような気がするんだけど」
「気がするんじゃなくて敦子の為です(*`ω´) 」
やっぱ、甘いじゃん、て思ったけどまた言い合いになるからやめておいた
陽菜が着いてから三日後の朝
「にゃんにゃんなんか痛いような気がする」
「え?敦子生まれる?どうしよう、か、カバン車に積んで
えーと、そうだ診察券は財布の中だったっけ?」
「麻里子落ち着いて(бвб)
そんなすぐに生まれないから」
「すぐ産まれたらどうすんの(汗) 」
「やっぱりにゃんにゃんに来て貰っててよかったよぅ」
「病院に電話して指示を仰いで」
「慌てて電話する麻里子の手から受話器を取るあっちゃん」
「英語は敦子の方が上手いから・・・ 」
女優の為に勉強してたもんねあっちゃん・・・
それに比べて麻里子は・・・陽菜と一緒じゃん(笑)
「今ベッドに空きがあるからすぐ来てもいいだって」
「じゃー麻里ちゃん運転宜しく」
「安全運転で参ります!」
クーラーバックの中に食料を入れ一緒に持って行く
「ニャロ食べるの?」
「時間がかかるとお腹すくからね
これはあっちゃんの食料 」
「さすがにゃんにゃん大好き♪ 」
お腹すいて機嫌悪くなったら大変だもん(笑)
「イタタタタ・・・・痛ーい」
「ねえ、長すぎない?中の赤ちゃん大丈夫なの(汗) 」
「まだ夕方だよ、さっきやっと10分間隔になったから
後1時間ほどで出来るんじゃない?」
「まだ1時間もかかるの(汗) 」
「お腹すいたからプリンちょうだい」
食べてる途中
「イッ・・・いたあああい・・・」
少し間隔が狭まった感じがする
ナースを呼び伝えると
部屋を移動すると言われた
「これ食べ終わるまで待てよぅ 」
全部食べ切るつもりのあっちゃん
「敦子早くしないと(汗)」
「麻里子が先に行けよぅ」
「篠田が先に行ってもだね(汗) 」
もう一度波を待ち治まってから移動した
それから30分後
オギャーオギャー
「あづごーあじがどう〜(泣)」
号泣してる麻里子と産まれてホッとした顔のあっちゃん
が対照的で笑いそうになる
スマホで写真を撮り終え
廊下に出て待っていると
化粧がボロボロになった麻里子が出てきた
「化粧室行って顔洗ってきた方がいいよ(笑) 」
「いい・・・・敦子出て来るの待ってるから」
「優ちゃんと優陽に写メ送ったら口元麻里子に似てるって言ってきた」
「でしょー!?篠田も思ったんだ輪郭とか鼻は敦子だけど
口は私だ!って(*`ω´) 」
まだクシャクシャでわかんないけどみんな親ばかなんだから仕方がない
「陽菜先に帰って夕飯作っとくから帰って来る時LINEして」
「何作ってくれるの?」
「陽菜の得意料理は優ちゃんの好きな物ばかり(бвб) 」
「お米使ってしまわないとだからオムライスがいいかな」
「卵あったっけ?」
「まだ5個あるよ(*`ω´) 」
「分かった愛情はこもってないけど作ってあげる」
「愛情が無くても美味しいよね?」
「当たり前だし(бвб) 」
タクシーでアパートまで帰りすぐ作れるように用意しておいて
携帯を触りLINEスタート
今日の経緯を優ちゃんに報告
”やっぱ麻里ちゃんここっていう時ダメだね(笑)”
”そうなの、昔を見てるようだった”
”陽菜が居て喜んでたんじゃない?”
”あっちゃんからは凄い感謝されてる”
”でも安産で良かった”
”うん、優ちゃんは体小さかったから
大変だったもんね”
”もう忘れた(笑)”
出産したすぐってみんなもういらないって思うらしいんだけど
少ししたら忘れちゃうんだって
優ちゃんがもう一人産もうかなって言いだしたときはびっくりしたもん
でも、またお休みしないといけないしいつ出来るかわかんないから
二人で真剣に話し合ってやめた
陽菜は優陽だけで十分
だって優ちゃんがいるから・・・
優陽はいつか離れて行っちゃうけど
優ちゃんはずっとそばにいてくれるでしょ?
それだけで十分幸せだもん(бвб)
早く優ちゃんに会いたいなー・・・
一日早い便に変更しよーと