陽菜

「ちょっ泣くなよ(汗)」

「だっでうれじいもん(泣)」

「これからは俺が守ってやるから
お前は女の子らしくしてればいいから」

「えっ?・・・化粧したり髪の毛伸ばしたりした方がいいの?」

「そう言う事じゃなくて・・・」

「??」

少し目線を外し

「俺に甘えてればいいって事だよ(汗)」

くそー恥ずかしい・・今絶対赤くなってるぜ俺(汗)

なんの反応もなから仕方なく優子を見ると・・・

「うわっ!?スゲー顔(笑)」

涙や鼻水でぐちゃぐちゃになっていて・・・

「うぐっ・・えぐっ・・・はるなずぎー(泣)」

そう言うと胸に飛び込んできた

制服が汚れる!て思ったけど仕方なく受け止めてやった

「うううぅぅ・・陽菜、わだじとつぎあっでぐだざい」

「・・・・・・やだ(бвб)」

パッと顔をあげ眉毛をハの字に下げおびえたような顔をして
離れて行こうとするから腕に力を入れ離れないように引き寄せ

「優子・・・俺と付き合ってください」

俺の顔をポカンと見つめる優子

「返事は?」

「うん、はい、OK!!でも、今いやって言ったじゃん」

「こういうのは男から言うもんだ」

「うれじー(泣)」

「ほら帰るぞ顔拭け」

ハンカチを貸してやるとごしごし拭いて

「洗って返す」

「いいよ」

「いいの!」

カバンにハンカチを直したのを見てから

「・・・・・・ほら」

右手を差し出すと目を大きく見開いてうるうるさせるから

「いちいち泣くんだったらもう何にもしない(怒)」

「うぅー泣いてないもん」

「バーカ(бвб)」

「バカじゃない!」

て頬を膨らませ尖らせた唇に・・チュッ///

あっ!しまったついやっちまった(汗)

固まったまま動かない優子

「おーい・・・優子?」

「ふぁっファッファーストキスなのに
もっとロマンチックにしたかったのにー」

今度はギャーギャー騒ぎ始める
相変わらず忙しい奴だな(笑)

うるさいからもう一度口をふさいで黙らせた

「つっ・・・陽菜慣れてない?」

「初めてじゃねえもん(бвб)」

「えっ?えっ?誰と、いつ、どこでしたの?
なんで?浮気だ浮気!!」

今付き合ったばかりなのに浮気も何もあったもんじゃないんだけどね(笑)

煩い優子を無視して家に向かって歩き出した