陽菜

幼稚園の時働いていた母さんの代わりに
優子のお母さんが俺と優子を迎えに来てくれて
いつも二人で帰っていた

勿論母さんが帰ってくるまで優子の家で遊んで
昼寝しておやつ食べてたまに夕飯も食べて・・・
勿論風呂も一緒に入った事あって・・・

いつも元気いっぱいの優子だけど実は体が弱くて
すぐ風邪をひく、まあ、冬でも暴れまくってて
汗かいたままいるからひきやすいんだけどな(笑)

風邪をひくとうつるからって一緒に居させてもらえなくて
一人リビングでテレビを見て過ごしていた

ある日おばさんが買い忘れたものがあると言って
買い物に出かけたからこっそり優子の部屋を覗きに行くと

真っ赤な顔をしておでこには冷えピタを張り
少し息が荒くなっていてはあはあ苦しそうで・・・

部屋に入りゆっくり優子に近づき

「優ちゃん・・・」

声をかけると

「はる・・・なぁー・・・」

「しんどいの?」

「はるなぁー・・」

起きてるわけじゃなくて寝言で俺の名前を呼んでいて・・

気が付いたら唇にキスをしていた(汗)

頭を撫でながら何度も・・・

幼稚園児の癖にませてたのかな・・・(汗)

それから風邪をひくたびにおばさんの目を盗んでは
部屋に行きキスしてた変態なオレ・・・(汗)

それがファーストキスだったなんて言えるわけねえし(бвб) 

だから嘘は言ってない!

落ち込む優子の手を取り家路を歩く

優子の手ってあったかいよなー・・・
小学校の頃はこうやって手をつないで歩いてたのに・・・・

俺から手を離したんだよなー・・・バカみてぇー(笑)

もっと早くから素直になってれば楽しかったのかもな・・・

まあ、俺には無理な話だけどな(笑)