陽菜

今までは幼馴染なんだからと自分に言い聞かせ
我慢してきたけど、付き合いだしたのなら話は別(бвб) 

親も誰もいない家で二人っきりになったら
いくら俺でも理性を抑えれるかわからない・・・

優子はわかってんのかな(汗)

大事にしたいけど俺だって思春期の男子なんだぜ


鍵を開け階段を上がり自分の部屋へ

「ちっ、足の踏み場ねえな(汗)」

もう一つ理由があるとしたらこの部屋の汚さ

昔は優子が良く来てて来るたびに片付けてくれてたもんな・・・
だから散らかりが目立たなかったんだけど

高校生になってからは一度も部屋に入れてないからこのありさま

親は仕事で忙しいから自分の事は自分でしなさいと
言われ続けて来てたから何もしてくれない
と、言っても盆と年末ぐらいは掃除してくれるけどな(笑)

ベットの上だけは確保して眠れるようにしてある

はぁ・・・掃除しなきゃだな・・・
週末にでもちょっとだけしようか・・
と毎週思いながら今に至る(笑)

制服をベットに放り投げ朝脱いだスエットに履き替えていると

ドドドドドッ!!

「!?」

階段をイノシシかなんかが駆け上がって
きてるのかってくらいの音がしていきなりドアが開いた

ガチャッ!

「陽菜忘れ・・・・なんだこりゃ??」

入り口で目を大きく見開いて部屋を見渡す優子

「かっ、勝手に入ってくんなよ(汗)
てか、くんなって言っただろ(怒)」

俺の言葉を無視して

「ここで寝てるの?」

「当たり前だし俺の部屋だからな(бвб) 」

「よし!」

何がよしなのかわかんないけどズカズカ入り込んで来ると
落ちているものを拾い出した

「何してんだよ」

「えっ?掃除でしょ?」

「いいって俺がやるから(汗)」

「やらないからこんな事になってるんじゃんか
病気になっちゃうよ」

「俺、体は強いから大丈夫!(бвб) 」

「そのドヤ顔、意味わかんない・・・
ほら下に行ってゴミ袋持ってきて」

背中を押され廊下に追い出された

仕方なく台所に行って探す事10分

やっと見つかって部屋へ戻ると

「うおっ!?」

「遅ーい何やってたの」

「普通に歩ける・・・」

「当たり前でしょ今日は簡単に片づけただけだから
土曜日にちゃんと掃除してあげるね(-∀-`) 」

「いい・・」

「恋人なんだから(-∀-`) 遠慮しなくていいって」

「別に遠慮はしてないけど・・・」

「あっ、お母さんから早く帰ってきなさいメールが来ちゃった
お腹すいたし行こう!」

「おう・・・」

ゴミだけ袋に詰め二人で部屋を出た