ソワソワしてたくせに急に陽菜に話かけてきて


「小嶋さんは私にお世話されるなんて迷惑ですよね
いつも早くって怒られるし
すぐイライラさせちゃうし・・・
だからきっぱり断って下さい!」

「はぁ・・・・・そういう自分に自身がなくて
私なんてって思ってる子が一番嫌い」


もっと自信を持てばいいのに


「だから陽菜が叩き直してあげる」

「・・・・(-∀-`) ?」


何言ってるの陽菜
他人なんて放っておけばいいじゃん(汗)


でも一度言っちゃったからにはやらなきゃ気が済まないのが陽菜

なのに、何を聞いてたのか、聞き間違えたのか


「小嶋さんも嫌がってることですし
私なんかが小嶋さんのお世話をするなんて恐れ多いので
断られてよかったです」

「優子気をたしかにもって
現実逃避したい気持ちはよーく分かるけど
今陽菜は自分以外の人を初めて受け入れたんだよ
すごい進歩なんだから
これからよろしくね(ΘωΘ)」


だからみーちゃんに速攻突っ込まれてる


それから箍を外したかのようにどんどん飲みだしたチビちゃん

同級生の子が注意するも聞き入れず・・・・


見かねたみーちゃんが


「優子そのへんで飲むのやめたほうが良いよ(汗)」

「アハッ・・・ガチャピン発見(-∀-`)」


「ひどっ、はるなぁー(泣)」


「ヤバッ、マジ似てるし(笑)(бвб)」


大笑いしそうになった


向きを変え才加を見るなり


「ウッホも発見!!」


「アハハハゴリラゴリラ(*`ω´)」


「ゴリラとは言われてないぞ(怒)」


麻里子も乗っかってからかってる



「優子飲みすぎやてもうやめといたほうが(汗)」


「チビチビ(-∀-`)」


「お前もチビやろー(怒)」


チビ同士の言い合いって・・・・(笑)


「キャハハハ楽しいよー(-∀-`)」


これが本性なの?
いつもと全然違うじゃん
お笑いの素質あるんじゃない?


いつもこうしてればいいのに
絶対に楽しい人生を送れると思う


会がお開きになり
まだ飲み足りないみんなはカラオケへ行くみたい

フラッフラになりながらカラオケカラオケ!
と叫んでる小さい子


「たぶん優子無理なので佐江が連れて帰ります」


どう見ても遊びたそう

結局最後まで居ちゃったけど
もう帰る、だから


「陽菜が送って行ってあげるから
カラオケ行っといで」

「い、いいです先輩にそんな事させられません」

「いいじゃん今日は無礼講なんだから佐江は行くぞ(*`ω´) 」

「そう言う事だから帰るよ大島」

「キャハハハハ!おっぱい星人たーち」


そう言って陽菜の胸を鷲掴みする大島


「こ、こ、こら何してるんだよ(汗)」

「小嶋さんのおっぱい大きいんでーす(-∀-`) 」


・・・・・しっかり見てんじゃん


「すみません、正気になったら叱り付けときますんで(汗)」

「別に気にしてないから・・・ほら早く行きな」

「本当にすみません
優子をよろしくお願いします」

頭を下げ走って行った

はぁ・・・・タクシーで送るか


陽菜の家の方が近いけど仕方がない・・・
と思ってたのに


「吐きそう・・・」


タクシーの中でそう言いだしたから

「もう少し我慢して(汗)
運転手さんそこ曲がって次の角で降ろしてください」


陽菜の家がもうそこで良かった

お金をはらい千鳥足のチビを抱え玄関の鍵を開けてたら


「オエェェェ・・・・」


間に合わなかったみたい
陽菜のスカートに少しかかっちゃって
それを見たチビがいきなり正気に戻ったのか
すみませんと言いながら自分の服でスカートを拭きだした

もう、最低なんだけど・・・

オエッと下に
もう一度吐くと陽菜に寄りかかって来て寝そうになってる


「ちょっと、寝ないで脱いで!」


外だけどこの時間誰も通らないから脱ぐように言うと


「うっ・・・・」


オエオエ言いながら服を脱いでいくチビ

体は汚れてないから
このまま手足だけ洗って寝させよう
そう思ってたのに

ゲロの海に寝ころんだ

・・・・・・このままここに置いて行こう・・・

頭をよぎったけど全部脱がせ何とか風呂場に連れて行き
とりあえずそこに置いておいて外の処理をして洗濯機を回し
寝たままシャワーを浴びせ
体を綺麗にして裸のままベッドに寝かせた


「はぁ・・・・疲れた・・・」


服を着せる気力も自分で着る気力も残ってなくて
そのまま陽菜も横にもぐりこんだ