次の日少しの着替えを持って陽菜の家にやって来た優ちゃん

いつものように練習を終えお風呂に入り
寝にあがろうとした時


「どこで寝たらいいですか」

「陽菜の部屋」


に決まってるじゃん恋人なんだから


「布団ありますか?運びます」

「ダッブルベットだから二人用(бвб)」

「でも、小嶋さんがゆっくり寝れないかなーて(汗)」


必死に抵抗する優ちゃん(笑)
それに


「むぅ・・・・また小嶋さんて言った」

「ごめんなさい(汗)」

「次言ったらキスするから」

「・・・・・・・・はぃ?」


何を言ったの陽菜(汗)
でも言っちゃったことは仕方ないから開き直り


「キス!!聞こえなかったの(怒)」


固まってしまった優ちゃん・・・なんか・・・
可愛いから揶揄いたくなった


「ふふ、なんなら今しとく?」

「し、しません!」

「もしかしてファーストキスは
好きな人とじゃなきゃやだーて思ってる?」

「ギクッ(汗)」


わかりやすいリアクションに
陽菜の遊び心が出ちゃった



「裸で寝てたのに何もなかったとか思ってるの」

「え・・・・まさか・・・・」

「優ちゃんからしてきたんだからね」

「わ、私から・・・・ですか」

「それだけじゃないし」

「うそ・・・・・」


もう一押し(笑)


「女にあんな事されたの初めてだったんだけど」


男にだってされたことないけどね
陽菜が介抱なんてするわけないじゃん
そう思ったら何故優ちゃんを介抱したんだろうか


「ごめんなさい、どうお詫びしていいか(汗)
でも全然覚えてなくて・・・
申し訳ありませんでした」


土下座して謝ってる優ちゃん


「・・・・クックックッ・・・ヤバーい面白すぎる(笑)」

「え?あのう・・・・私がこ、陽菜ちゃんを襲ったんですよね?」

「誰も襲われたなんて言ってない
それにあの日の優ちゃん泥酔してて襲えるわけないし(笑)」

「じゃーどうして裸で・・・」

「タクシーから降りて玄関の鍵を開けようと思ったら
いきなり吐いたの!それも陽菜の方に向かって」

あの日あった事を教えてあげた


「だから全部脱がせてシャワーを浴びてなんとか寝かせたの
服は洗濯機に入れ洗ってたのに
起きたら居ないんだもん
あの日どうやって帰ったの着る物なかったでしょ」

「黒子の衣装があったので・・・」

「なるほど、まさか裸で帰るわけないと思ってたけど
気になってたからスッキリした(бвб) 」

「じゃー私襲ってないんですよね」

「胸は触られたけどね(笑)」


そう、打ち上げの時もいきなり触られたけどそれは服の上から
でもあの時は二人共シャワーを浴びて

もちろん裸で

人が必死に頭を洗ってあげてたのに

「わぁーおっぱいが目の前で揺れてるー」

とか言いながら下から持ち上げるようにタポタポするし・・
極めつけに咥えようと近づいてきたからそれは阻止した


なんとかベッドに寝かせ一息ついてたら
気持ちよさそうに寝てるし・・・
寝てるのに意外に胸が膨らんでるからつい触っちゃって(汗)

寝てても乳首立つのかなーて実験してたら
吐息をはき出してドキッとさせられたのはナイショ



「酔った勢いとは言えすみませんでした
今日から心を入れ替え陽菜ちゃんに尽くしますので
よろしくお願いします」

「そばにいてくれるだけでいいから・・・」

「え?」

「尽くさなくてもそばにいてくれるだけでいい」

「わかりました」


何かして欲しいわけじゃない
ただ、隣で寄り添っていて欲しい
寂しい時に隣にいてさえいてくれれば何もいらないし
していらないから


で、一緒に寝ることになったんだけど
陽菜はいつも抱き枕を隣に置いて抱き付いて寝ていたわけで
それが優ちゃんになっただけだから抱きつくと

硬直する優ちゃん
それで寝れるの?
陽菜は眠くなってきたから寝るね

おやすみ