目覚ましが鳴り手を伸ばす
「う〜ん・・・・うわぁ(汗)」
「おはよう・・・・」
「お、おはよう(汗)」
一晩寝て記憶が戻ってればいればって思ったけど
そんな甘くはないか
朝食を用意し化粧をして着替える
「なに?」
じっと陽菜を見てる優ちゃん
「あー・・スーツカッコいいなって」
「優ちゃんも着てたんだよ」
「そうなの?私も化粧とかして行ってたの?」
「そうだよ2人とも営業だし」
当たり前じゃん
それに化粧をすると大人っぽくなるんだよ
そしてカッコよくも・・・
「顔洗ったらちゃんと化粧品使うんだよ
お肌の曲がり角とっくに過ぎてるんだから」
「使っていいの?」
「二人で選んだやつだからね
それとこれ、優ちゃんのお財布
カード入ってるけど今は使わない方がいいかな」
「うん」
「コンビニはマンションの一階にあるし
ファーストフード店も近くにあるから
お昼は適当に食べて」
「はーい(-∀-`) 」
「これ優ちゃんの鍵だからなくさないでね」
「わかった(-∀-`) 」
なんか子供が出来たみたい・・・
電車で二駅だから朝はゆっくりだ
そう言えばおはようのキスも
行ってきますのキスもしてないじゃん・・・
病院のベッドで眠っている時だって
一方通行だったけど何度もしていたのになぁ・・・
「おっはぁー、あれ浮かない顔してどうした?
ゆっぴー目が覚めたんでしょ」
変なあだ名をすぐ付けたがるこの人は
会社の先輩で新人の頃、陽菜の教育係だった麻里ちゃん
趣味が合い公私共に仲良くなった
それに・・・・
「敦子が快気祝いしてあげようよって煩いんだよね(*`ω´)」
陽菜が教育係をしていたあっちゃんとただいま同棲中と言う事もあり
一緒に飲みに行ったり旅行に行ったりしてる
後もう一組いるんだけどそれは後ほど(бвб)
「ちょっといいかな」
誰もいない会議室へ入り使用中の札をあげておく
そこでお医者さんに言われた事と
昨日の経緯を説明した
「中学生なのかぁ(*`ω´)」
なんか凄く嬉しそうじゃない?
いくら年下好きでも中学生に手を出したりなんてしないよね?(汗)
「よし!土曜日佐江達も呼んで快気祝いしよう」
「だから、記憶が無いのに無理だって(汗)」
「みんなと会って、騒いでるうちに思い出すかもよ(*`ω´)」
・・・・それは一理あるかも
仲のいい友達と騒いでるうちに今までの事・・・
そうなってくれたらどんなに嬉しいか
「わかった、どこで集まる?
騒ぐのならカラオケボックスとかの方がいいかな」
「にゃろんち(*`ω´)」
「はぁ?」
「ほら、中学生は遅くまで遊んでたらダメでしょ」
「そっか・・・・て、記憶は中学生だけど
体は大人だし(怒)」
「いいじゃんいいじゃん、決まりね
後でグループラインに流しておくから、チャオ(*`ω´)」
有無を言わさないで去っていくのは相変わらずだ(汗)