泣き疲れた優ちゃんを寝かせて明日の準備
パックをしながら瞼も冷やす、明日腫れたら嫌だからね
優ちゃんの用意も大きめのカバンに詰めて・・・
保育園だっていきなりは無理なわけで・・・うん、きっと大丈夫
一人で納得して目覚ましをセットして、優ちゃんお休みおでこに一つキスをした
目覚ましが鳴り支度をする、朝食はフレンチトースト!
優ちゃんを起こして椅子に座らせるけど船漕いでるし・・・・・
早すぎて無理だよね ラップに包み持っていくことにした
水筒にジュースを入れ、濡れタオルで顔を拭き服を着替えさせる
寝たままだからなかなか進まない
携帯が鳴り「下に着いたから降りてきて」
「ごめん、荷物多くて持っていけないから取りに来てくれる!?」
「わかったすぐ上がるから」
ピンポーン!「これとこれお願い!」
「こんな大きなカバン何入ってるの?」
「いろいろとね いいから先降りてて」
「早くしろよ!」
「わかってるから 」
さーてと・・・優ちゃんを抱えて、靴も持っていかないと・・・忘れ物は無いよね
「お待たせ! 」
車に乗り込む
「・・・・・・・ちょっと!その子誰 どうしたの?」
「陽菜の子供 」
「・・・・・えぇぇっ ・・・いつ産んだんだよ 」
「はあ?馬鹿じゃないの産むわけないじゃん、ずっと一緒に居たのに
そんなこともわかんないの 」
「確かに、お腹おっきくなってたことなんてないか・・・じゃーどういう事?」
「説明はするから早く車出さないと間に合わないよ」
「ああっそうだった、あまりにもびっくりして仕事忘れるところだったよ 」
叔父さんの事や養女になったことを説明すると
「とりあえずこじはるの子供だって言うことは隠しておこう!
社長にもまだ黙っといた方がいいかもね・・・
でっ、この子どこに送って行けばいいの?」
「連れて行くよ 」
「そう!連れて行く・・・えっ どこに 」
「ショーに決まってるじゃん」
「ちょっと、今隠しておこうって言ったばかりだよ 」
「親戚の子供って事でいいじゃん、出てる間才加が見ててね 」
「ええぇぇ〜 」
「もう、さっきから驚きすぎだし 」
「大丈夫なの?泣かない?」
「優ちゃんおとなしいし賢いから大丈夫だと思う・・・」
「思うだけかよ 」
「でも入れるかな・・・」
「無理でも入れてもらう 」
「恐るべしこじはる 」
「何か言った?」
「いえ何も言ってません 」
「あと10分ほどで着くよ!」
「優ちゃん、優ちゃん起きて!」
「んん・・・にゃん、にゃん・・・」
「おはよう 目、覚めた?」
「うん」目をコシコシしながら頷く優ちゃん
「これから陽菜がお仕事するところに優ちゃんも行くんだけど、
部屋の中に入れないと思うから、廊下やお外で今、車運転してる
お姉ちゃんとお仕事終わるまで待っててくれるかな?」
「・・・・にゃんにゃんのおちごとに優子も行くの?」
「そうだよ!」
「行ってもいいの?」
「いいけど、おとなしく待ってられるかな?」
「優子、かちこいからまってりゅよ、にゃんにゃんおちごとがんばってね 」
「ありがとう 」
頭を撫でてあげると目を細めてエヘヘと笑う
「もう着くよ!」
「優ちゃんのご飯、鞄に入れてあるから食べさせてあげて」
「わかった!」
「優ちゃん、あのお姉ちゃんの言う事ちゃんと聞いてあげてね」
「ハーイ 」おでこにチュッとキスをして車から降りた