幼馴染   9   才加

俺、秋元家の長男才加

麻里子とはいわゆる・・・恋人同士で(照)

年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せって言うだろ!

しかし、こいつがSで非常に困るときがある(汗)

妹たちは可愛いし、末っ子の佐江は顔はいいんだが
頭に少し難あり(汗)

運動神経はいいから将来そっち方面に進めば
何とか高校には行けそうだが・・・(汗)

篠田家の末っ子優子の親ががわりだと言ってもいいくらい
麻里子と二人で面倒を見ている

保育園の送り迎えだろ、休みの日にはデートにまでついてくるし

まあ、可愛いからいいんだけど、じっとしてないからすぐ迷子になる(汗)
俺達の姿が見えないと走り回って探すみたいで余計に見つからない

迷子のお知らせに毎回と言っていいほど呼び出され
迎えに行くとわんわん泣いてるし(笑)

しかし何度か泣いてない時があってそんな時は
必ずと言っていいほどきれいなお姉さんの膝の上に乗って
お菓子を食べながらデレデレしてる

こいつ・・・大物になるな・・・

隣同士で毎日遊んでた俺達みんな兄弟のように育ったけど
年を重ねて行くうちになぜかペアーになっちゃってたりする

俺と麻里子のようにな!

4人いるし男女半分ずつだし・・・
これは無理やり作った感が否めない(笑)

そんな秋元家と篠田家の物語

可愛い恋人   31

話があれよあれよと言う間に進み、なんと、
優ちゃんまで沖縄にいくことになっちゃった

「優ちゃん、麻里ちゃんのお家にお泊りしなくてよくなったよ 」

「どうちて?保育園でねんねちゅるの?」

「陽菜と一緒にお仕事に行くんだよ 」

「うわーちゅごーい 優子もおちごと?」

「そうだよ、仕事だから遊べないよ!」

「はい 」  

大丈夫かな・・・・

出発当日、5時に起きて自分の仕度、優ちゃんをぎりぎりまで寝かせて
全てが済んでから起こしトイレと着替えをさせて出発

才加が部屋まで荷物を取りに来てくれて、まだウトウトする優ちゃんを
抱かえ車に乗り込む

「チケット取れてよかったね」

「そうだよ、編集長の思いつきにはいつも驚かされるからね」

「荷物預けたらご飯食べよ、お腹すいてきた」

「優子ちゃんまた寝ちゃったね」

「昨日はハイテンションでなかなか寝てくれなかったから大変」

「こじはる、眠いんじゃないの?」

「機内で寝るから大丈夫 」

「優子ちゃん寝なかったらどうするの?」

「ポータブルデッキ持ってきてるしアニメ見させとけばおとなしいから
MVだと踊りだしちゃうからね 」

「可愛いよなー笑窪作りながら踊ってるし 」

「・・・才加ロリコンだったの 」

「違うよ こじはるだってそう思うだろ 」

「陽菜はママだからいいの 」

「それは屁理屈とい・・・・・何でもありません・・・」

バックミラーに向かって思いっきり睨んだやった

飛行機に乗り込むと興奮してずっと窓の外を見ている

「優ちゃん、もう雲しか見えないでしょ?」

「うん、くもがね、ちたにあるの、すごいね!あんたいむいていゆよ 」

・・・・・飛行機が上下逆に飛んでるって思ってる?

「あのね、雲の上を飛んでるんだよ!」

「ちゅごーいおちゅきちゃまとどくね 」

「うーん・・・それは無理かな 」  

「ふーん・・・」

説明に困っていると機内サービスが来て助かった

オレンジジュースを貰って飲み終わると陽菜の膝に頭をのせて
足は窓際に向けて寝る体制

「ねむいの?」  

「うん」

頭を撫でながら「おやすみ」

 陽菜も目を閉じた

可愛い恋人   30

才加


優子ちゃんの出番は2番目で陽菜は後半の3番手だから30分くらい開くかな?

ショーが始まって子供たちの出番

大きい子に手を引かれてちょっと緊張気味に歩いてくる

一番前まで来てモデルがポージング、他の子達も手を振ったりしてるのを見て

優子ちゃんも笑顔で手を振ると<可愛い>の声に調子に乗ったのか

某アイドルの振りをしだした

<ワァー キャー >盛り上がってるからいいのかな 私知らないよ

大きい子に止められて少しふてくされ気味の顔も可愛かったらしく大声援

また、手をつながれて帰って行った

私の所に走って来て「優子じょうじゅ?」

 「良かったよ 」

「えへへ、たのちかった 」

ニコッと笑う顔に笑窪・・うっ可愛い

ハートを鷲掴みにされたみたいだ

「着替えてこじはるが歩くのを待ってようか」首をかしげる

「あっ、にゃんにゃんを見に行こう!」

 「うん」

服を着替えさせ、スタッフに挨拶しに行くと

「秋元さんとこいい子入ったね、また頼むかもしれないからよろしく!」

「いやっこの子は・・・・」

行っちゃったよ まあ、違う子でもわかんないよね

「行こうか」

「じゅうーちゅほちい」

水筒・・・

「はいどうぞ!」

「あいやと」

ペコリとお辞儀するのも可愛い・・・

客席の後ろに行き抱き上げてあげる

「次の次ににゃんにゃん出てくるよ!」

ジーと舞台を見つめる

「次だよ!ほら出てきた」

ワァー!!!結構歓声が上がる、こじはるも有名になって来たよな〜

しみじみしていると急に暴れ出したと思ったら全身で両手を振っている

こんな後ろだし、どこにいるか知らないから見てないと思うけど・・・

一番手前に来た時手を軽く振ってウインクするこじはる

また歓声が起こる「にゃんにゃん、今ね優子におめめパチンてちてくりぇた 」

「そう、良かったね!」会場のみんなにしたんだけどね

「さあ、にゃんにゃん来るの待ってようね!」 「はい!」

廊下の椅子に座って待っていると

「あら、才加さん子供居たの?」

「やだなー違いますよちょっと知り合いの子で」

「あら、この子ランウェイの時に踊ってた子ね」

「ばれちゃいました 」 

「良かったわよモデルさん喰っちゃってたけどねアハハ!」

「やっぱり・・・・苦情来ますかね 」

「会場は盛り上がったんだからいいんじゃないかしら」

「にゃんにゃん 」

椅子から降りて走って行き抱きついてる

「優ちゃん手を振ったのわかった?」

「うん、おめめぱちんてちてた」 

「あー分かってくれたんだよかった 」

まじで・・・優子ちゃん恐るべし

「もしかしてこじはるちゃんの子供なの 」

「そう・・「ちっ違いますよそんなわけないでしょ 」

危ない危ない

「こじはるの知り合いの子でたまたま預かってて今日急に決まったから
連れてきただけなんです」

「そうだ、火曜日からよろしくお願いしますね」

「そうだったわね、雑誌の特集で沖縄だったわね・・・・・
ねえ、その子も連れて行けないかしら」

「・・・えっぇぇ 子供をですか」

「そうよこじはるちゃん今すごく良い表情してたし、新しいファンを開拓できるかもよ」

「いやーでもですね・・・」

「報酬は子供の分も払うわよ編集長の私が言ってるんだから
誰にも反対させないし」

そんなドヤ顔されても・・・

「でも、飛行機とれるかどうか・・・」

「そうねその子の親御さんの分も取らないといけないしね」

「いや、この子は・・・一人でも大丈夫なので・・・」

「じやー才加さんが後から来ればいいんじゃない?」

編集長本気なんですね

「分かりました、手配してみます」

何故か優子ちゃんも一緒に行く事になってしまった・・・大丈夫かな

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