いつまでもいつでも

「んん・・・・んあぁっ・・やっ/////」

・・・・えっ？ちょっ・・・だれ？

・・・てか、優ちゃん？？

陽菜のパジャマの下から中にもぐって胸を吸っていて・・・触られてるし

寝ながら感じちゃったじゃん

でも・・・なんか熱いんだけど、もしかして優ちゃん

服の中から引っ張り出すと少しぐったりしてる

おでこに手をあてると、やっぱり・・・結構熱いかも

体温計を取りに行ってわきに挟み落ちないように抱きしめながら待つ

ピピピピッ！３８．４℃・・

大変病院に行かないと この辺の救急病院てどこ？

どうしようわかんない

ごめん・・・・プルルルプルルル・・・

「ん〜・・・ニャロォーどうしたぁー・・」

「夜中にごめん 優ちゃん熱出しちゃって、
どこの病院に行ったらいいのかわかんなくて」

「珠理奈も行ってる救急でいいところあるからメールしてあげる
今は熱いと思うけど上がりきったら寒くなるからブランケットとか
持って行った方がいいよ」

「わかった！麻里ちゃんありがとう 」

急いで着替えて用意してるとメールが来た

寝たままの優ちゃんを車に乗せてナビをセットする

冷えピタを貼ってブランケットを上からかけておく

優ちゃん全然起きないし・・・だいぶしんどいのかな

病院には前もって電話しておいたからすぐに対応してくれて
もう一度熱を測ると38.7℃に上がってた・・・優ちゃん・・・

「風邪ですね、扁桃腺が腫れてるのでもっと上がるかもしれないので
座薬を出しておきます３９℃を越したら入れてあげてください
使い方わかりますか？」

「お尻に入れたらいいんですよね？」

「子供の場合少しの間押さえておいてあげてください」

「分かりました」

「薬を一週間分出しておきますから熱が下がっても飲ませてくださいね」

「はい」

「後、脱水症状を起こすので水分補給もマメにしてあげてください
スポーツドリンクが良いでっすよ」

凄く丁寧に教えてくれるいい病院、さすが麻里ちゃん

マンションに帰ってソファーに下す、汗かいてるから全部着替えさせて
薬飲ませなきゃ

「優ちゃん、優ちゃん起きて・・・」

「んにゃー・・にゃぁん・・にゃー・・・」声、出にくそう

「トイレ行く？」　コクント頷く

連れて行ってあげて座らせるけどくたっとして落ちそうだから支えてあげる

そのまま服を全部脱がせて着替えさせる

リビングを行ったり来たりしるから、みみがクーンクーン鳴いてるんだけど
今は相手してるひまがないから・・・ごめんね、みみ

「優ちゃんこれ飲んで」　スポーツドリンクをコップに入れて手渡す

全部飲んでコップを陽菜に差し出す「もっと飲む？」

首を横に振る「じゃーお薬飲もうね」水薬を専用の容器に移して飲ませる

「しんどい？」　　「ん・・・・」目がトロンとしたまんまだもんね

ベットに連れて行き寝かせて布団をかぶせると

「・・・・ぱい・・」　ぱい？手を胸に伸ばしてくる

ああーおっぱいね

「ちょっと待っててね電気消してくるから」急いで消しに行きベットに潜り込む

横に寝ると、目をつむりながら器用に服の中に手を入れてくる

この癖、直さなきゃね 服をまくり上げてあげると
胸に顔を付けてスリスリ、手は片方の胸を触っている・・・・

頭を撫でてあげているとすぐに寝付いた

小さい手で陽菜を確かめてるのかな？

そのままの態勢で離れないように抱きしめて眠った

今まで、にゃんにゃん！て陽菜に引っ付いて来てた優ちゃんが

ずっとみみと遊んでる・・・なんかさみしいかも

「優ちゃんお風呂入ろっか」

「今、みみたんよちよちちてるからまだいい」

・・・・・これって反抗？今までうん！や、はい！しか言わなかった優ちゃんが

母は悲しいぞ ここはびしっと言わないと！

「明日も保育園なんだから早く入って寝ないとダメでしょ 」

途端に眉毛がハの字に下がって

「ごめんなたい みみたんねんねちようね
優子おふりょはいるからね」

そう言いながらゲージにみみを連れて行く後ろ姿に哀愁が

はあ・・・なんか陽菜が悪者みたいじゃん・・・辛い

「にゃんにゃんごめんね、おふりょはいる・・・」

「うん・・・入ろうね」

・・・・・なんか元気ないんだけど

お風呂大好きでいつもはしゃいだり歌を歌ったりしてるのにいやに大人しい・・・

「優ちゃん、陽菜怒ってないよ」

「うん・・・」

「今度の休み、みみのオモチャとか買いに行こうか 」

「うん みみたん、うれちーて言うよ 」

途端に元気になってるし

陽菜もまだまだ甘いよね、だって優ちゃんの笑顔が見たいんだもん

ライバルは犬か・・・陽菜負けないからね

敦子


もう、お腹がすいて動けないのに

1年生午前中の最後の種目が棒引き・・・・ムリ―

必死で頑張るみなみを見ながら横に立っていると


「敦子も引いてくれよ(汗)」

「お腹がすいて力なんて出ないもん(怒)」


あーあーどんどん引っ張られていく・・・


「俺のおにぎりもやるから！」

「まじか！」

「マジだぜ！」


元気100倍あっちゃんマン！じゃないけど
力がみなぎって来た！

棒の端を掴み動きを止める

相手が急な力にバランスを崩してる間に一気に引く！

あっという間に勝っちゃったよ・・・

みなみも相手と一緒に転んでる(笑)

みなみん家のおにぎりの具なにかなー楽しみ♪


由紀



中学最後の運動会

みなみはさすが男の子、張り切ってるんだけど・・・

多分お隣さんの二人にかっこいいところを見せようと
必死なんだと思う(笑)

でも・・・運動神経が微妙なんだよね(笑)

私達三人が忘れてきた運動神経を
優子が独り占めして生まれてきたんだと思う

５歳児にして凄い運動神経してるんだけど

何故か体が弱くてすぐ熱を出したり風邪をひいたり・・・

その点上の三人は体だけは丈夫なんだよね(笑)

今日は両親も仕事を休んで見に来てくれてるし
佐江ちゃんも応援してくれてるから頑張らなくっちゃ！