幼馴染   12

陽菜


とうとう陽菜の順番が来ちゃった(汗)


「にゃんにゃん!陽菜!ニャロ!頑張って〜」


毎年この応援が嫌(怒)だって恥ずかしいじゃん

陽菜はなるべく目立たないように学園生活を送りたいのに
いっつも目立っちゃう・・・


よーいバン!

走るのが遅い陽菜は最後に残った紙を取り中を見る・・・

辺りを見回すと・・・あれ?優ちゃんがいない


「にゃんにゃん!(´-∀-)」

「わっ!?」


いつの間にか陽菜の横に来ていた優子


「なんて書いてあるの?俺が探してきてあげるよ」


目をキラキラさせて早く早くって急かす優ちゃん
丁度良かったそのまま優ちゃんの手を引いて
ゴールに向かって走り出す


「にゃんにゃ・・・わかった!恋人だな(´-∀-)」


とんだ勘違いしてるみたいだけど無視して走っていると


「よーし!!」


そう言うと位置が逆転して陽菜が引っ張られる形になった(汗)

後ろから走ってくる他の子達に


「俺は負けねえ!!」

て叫んでさらに加速

陽菜はこけそうになりながらゴールテープを切った・・・・・

凄い!生まれて初めてゴールテープ切ったかも(бвб)
すごく嬉しい♪

フンフンと鼻を鳴らしながら


「愛の勝利だぜ!(´-∀-)」


なんて、恥ずかしい言葉を使う園児(笑)

楽しかったからそう言う事にしといてあげる(笑)

ホントはね・・・


(帽子をかぶった可愛い子)

可愛い恋人   43

「にゃんにゃん料理上手くなったよね」

「そうかな?」

「この前まで味付けとか適当だったし形だってどうでもいいみたいな

「あっちゃんうるさいし・・むぅ」

「にゃんにゃんおいちいね

「そりゃそうだよ、こうやって毎日美味しいって食べてくれる
ゆっぴーがいるんだから上手くもなるよね

「・・・・だって、優ちゃんに美味しい料理食べてもらいたいし・・」

「ゆっぴーは何でも美味しいんだよね!」

「にゃんにゃんのごあんぜーんぶおいちいからね
優子のお腹いちゅもぽんぽん、くるちぃーの」

「だって、良かったねニャロ

「・・・当たり前だし


いったんテーブルの上を片付けて、麻里ちゃんには犬を取って来てもらう

ケーキの準備をしてろうそくに火を点けてもう一度歌うと

恥ずかしそうにモジモジしてる優ちゃん

「フー出来る?」

力いっぱいフーてしてるけどなかなか消えないからこっそり手伝ってあげた

「おめでとう

「ありやとう

ケーキを取り分けていると「にゃろ!」

ドアの外で麻里ちゃんが呼ぶ、才加に後を任せてドアの所で
受け取り後ろにかくして優ちゃんの前へ

「優ちゃんお誕生日おめでとう 陽菜からのプレゼント

犬を目の前に出すと

目をクリクリさせて笑窪を作って凄い笑顔

「優子のわんわん?」

「そうだよ、優ちゃん面倒見てあげてね」

「うん

名前どうしようかな

「わんわんの耳ながいね?うちゃぎちゃんみたい

うさぎ?みみ?うさみみ!!ダメダメ名前にはかわいそうだから

「みみちゃんて言うんだよ!」

「みみたん?みみたん、優子の妹だね

「そうだね、可愛がってあげてね」

「えへ!優子おねえたんだかりゃみみたんかわいいちゅる

もしかして妹欲しかったんだ・・・

まだまだ作ってあげれないからみみちゃんで我慢してね

可愛い恋人   42

やっと出来たー 力作

あっ、もうこんな時間じゃん迎えに行かなきゃ

珠理奈は陽菜が連れて帰ることになってるから
麻里ちゃんに連絡して犬を取にいって貰う


「優ちゃん迎えに来たよ!」

今日も珠理奈と一緒に走り回ってる

「珠理奈も一緒に帰るよ!」

「わーい、じゅりたんといっちょ

「ゆうたんのおうち行くの?」

「そうだよ、ママも来るからね、鞄取ってくるから手洗いとうがいしといて!」

「「はーい」」

急いで二人分の帰りの用意をして外に出ると

門の前で仲良く手をつないで待っていた

「タオルどうしたの?」

「先生がかちてくれた

「そっか、よかったね」  「「うん 」」


マンションの駐車場で麻里ちゃんに待っててもらって
先に珠理奈を上がらせる

「優ちゃんちょっと待っててね、陽菜と一緒に上がろうね」

用事してるふりをしていると、
チャイルドシートに乗りながらクマのぬいぐるみとじゃれてるし・・・

もういいかな・・・上がるとメールして「お待たせ!行こうか」  「うん」

鍵を開けて中に入り

「優ちゃんもう一度手を洗っておいで」

「はーい

その隙にリビングへ入り息をひそめて待つ・・・

「にゃんにゃんあらったよー」ドアが開いて入ってきた瞬間に

"happybirthday to you"・・・・happybirthdaydear優ちゃん

「「優ちゃんお誕生日おめでとう 」」

ドアの前で目をパチパチさせて固まっていた優ちゃんの顔が
ヘラッと崩れて恥ずかしそうに

「ありやとう 」て言いながらお辞儀をする

保育園でしたんだろうなー

「こっちおいで

「にゃんにゃん 」走って来て飛びついてくる

「みんな優ちゃんの為に来てくれたんだよ、良かったね」

「うん 」 

「嬉しい?」

「うれちい 」陽菜の首に腕をまわしてきて耳元で

「はずかちい・・・

はあ・・・可愛い ぎゅって抱きしめてあげたら、くるちい〜て喜んでる

「ゆっぴー、麻里ちゃんと珠理奈からのプレゼントだよ!」

「ありやと!」

「これは、あっちゃんとたかみなからね

「ありやとう

「これは才加からね

「ありやと

「後から開けようね、ご飯冷めちゃうから先に食べよ!」

陽菜からは最後のお楽しみ


前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2014年03月 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
アーカイブ
カテゴリー