可愛い恋人   51

「優ちゃんもう一度お熱測ろうね」

わきにはさんで抱いたままソファーに座る

みみも、上に上がってこようとしてるんだけどまだ小さすぎて登れないから
片手でつかみ、あげてあげると優ちゃんの膝に上って来た

「みみたん 」優ちゃんの顔をぺろぺろ舐めってる

「こちょばい 」身をよじるから

「みみダメ!もう少し待って優ちゃん今動いたらちゃんと測れないからね」

クーンて鳴くと膝から降りてソファーに伏せてる

ピピピピー「ハイもういいよ!」横に座らせて体温計を見ると・・・

36.8℃かー・・・うん、もう大丈夫だね

「優ちゃん何食べたい?」

「おむりゃーちゅ」

「わかった!でもチーズはやめておこうね」

「あう・・・・

「ちゃんと治ったらまた作ってあげるから!」

「うん・・・」

「作ってくるから待っててね」立とうとすると服の端をギュッと掴む優ちゃん

「優ちゃん?」

「やあー・・・

「どこにもいかないよ みみもいてくれてるでしょ」

「うん・・・」

「ご飯食べたら一緒にお昼寝しようね

「うん

おでこにチュッとしたらデレッて顔になった

うん、いつもの優ちゃんだ 頭をポンポンと撫でてキッチンへ

用意をしているとキャッキャッ!ていう声が聞こえてきたかと思うと
真剣な顔をして二人?で話してる・・・

カウンター越しに「なに話してるの〜?」て聞いても

「ないちょ 」て、教えてくれないし・・・

むう・・・陽菜、犬語分かんないし・・・当たり前だけど

みみにもドッグフードを入れてあげてみんなでお昼ごはん


「ご馳走様でした、優ちゃん薬飲もうね

「はーい 」なんだか嬉しそう?

よく聞いてみたら甘くて美味しいらしい

大人の薬も美味しかったらいいのに

二人でベットに入ると抱きついて来るけど

おっぱいはもういらないみたい、と言う事はしんどくないんだよね

夜あんまり寝てなかったから二人で夕方まで寝ちゃって・・・・

その夜なかなか寝れなくて

昼寝はほどほどにしようと思った陽菜でした

可愛い恋人   50

陽菜


今日は全部一発OK!てくらい集中して仕事をこなしてる

「今日のこじはるいいね〜 凄い集中力だよ!」

あたり前だし 早く帰ってあげたいもん

予定より1時間も早く終わってランチに誘われたけど
丁寧にお断りして帰って来てリビングのドアを開ける

ソファーに居る二人が見えて優ちゃんがゆっくりこっちを見た

みるみる目に涙が溜まって眉毛がハの字になる

「優ちゃんただいま

むくって起きて陽菜の所まで走ってくる

その後ろから茶色い塊もトコトコ歩いてくる

陽菜の足にしがみついて泣く優ちゃんを抱き上げて

「麻里ちゃんありがとね」

「熱はだいぶ下がってて朝のおじやもしっかり食べて薬飲んだんだよね」

「そっか、優ちゃん偉かったね

泣きながらコクンと頷いて「にゃんにゃん・・・」顔を首元にうずめる

声はまだ少し枯れてるね

「お昼作ろうか?」(*`ω´)

「いいよ、陽菜が作る、麻里ちゃん食べて行く?」

「ニャロがいるなら私は仕事に行こうかな」

「迷惑かけてごめんね」

「何言ってんの、姉妹なんだからあたり前の事しただけだよ

「今度は陽菜がお返しするからいつでも言ってね」

「その時は頼むね

「うん、任せて!」

「ほら、みみが心配そうに見上げてるよ」

優ちゃんで見えなかったけど下を向くと
小さな真っ黒な目が優ちゃんを見つめている

「みみもありがとね 」しゃがんで頭を撫でてあげると
気持ちよさそうに目をつむる

「じゃー帰るね、ゆっぴーまたね

「まりたんバイバイ」

「ニャロも無理しないように一緒に昼寝しなよ!」

「ありがとう、じゃーね!」

手をヒラヒラさせて麻里ちゃんは帰って行った。

幼馴染   14

優子


俺の嫁たちがご飯を食べに帰って来た

「にゃんにゃん、あっちゃんお疲れ(´-∀-)」

おしぼりを手渡す

手を出してくるみなみ・・・仕方ねえな(´-∀-)

握手をしてやると手を振り払われて


「実の兄きにはおしぼりないんかい(怒)」

「一本100円です(´-∀-)」

「自分で取るわ!」


初めからそうすればいいのに・・・変な兄ちゃん

食事の時にあっちゃんには近づけないから
にゃんにゃんの横に行くと膝をポンポンと叩くにゃんにゃん!!

デヘヘ(´-∀-)・・・やっぱり愛だぜ、愛!


「優ちゃんどれ食べる(бвб)」

「にゃんにゃんのおっ・・・バシッ!痛いなー(汗)」

「ゆっぴー次は本気で殴るよ・・・」

「ごめんなさい・・・」


シュンとしていると


「はい、玉子焼き!アーンして(бвб)」


天使だぜ陽菜(´-∀-)それに比べて悪魔の麻・・


「麻里子の悪魔!て思ってるだろ(笑)」

「さっ才加兄何言ってるのさ・・・」

「図星だねゆっぴー(笑)」

「とんでもございませんお姉さま(汗)」

「優ちゃん汗かいてるよ(бвб)」

「今日暑いからだぜ!にゃんにゃん、から揚げ食べたい(;´-∀-)」

「はーい(бвб)」


フォークに突き刺して渡してくれた

みんなの会話に一切入ってこないあっちゃんは
黙々と食べてる

やっと声を出したと思ったら


「みなみ!」


手を出して


「おにぎり!」


自分のおにぎりを渡す兄ちゃん・・・・?

あっちゃんと結婚したら怖そうだからにゃんにゃんにしとこかな(´-∀-)

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