このまま私ひ―ちゃんに・・・・

「気を付けなよ」(-∀-`)

何故か大島先生の顔が浮かぶ・・・

諦めかけたその時
もう大丈夫だと思ったのか相手の力が一瞬緩んだから

体をねじりながら左肩を押すとひ―ちゃんの身体がずれた

その隙に体をかわし立ち上がる

「っ・・・ごめん・・・」

「・・・・お願いうちの病院で検査受けて」

大島先生なら何とかしてくれるはず

「無理だよ何度受けても変わらない、俺は一人で死んでいくんだ」

「ひ―ちゃん・・・・」

「もういいよ、行って」

「・・・・」

衣服を整え部屋を出てタクシーで病院へ戻った



「大島先生」

「あれ?なんでいるの」


同窓会は嘘でホテルの部屋で・・・・起こった事は絶対に言えないから


「ひーちゃん・・駒谷君が・・」


病名と手術が出来ないと宣告された事を伝え
連れてくるから診て欲しいとお願いしたら


「騙されたくせに何同情してんの?」

「騙されてなんて・・・」

何でわかったの(汗)

「どうしてわかったの?て顔してるけど
少し考えたらわかるし首元にそんな痣ついてたら
何して来たかもわかるよ」

慌てて手で隠すと

「やっぱりね・・・嫌だね私が何でそんな奴助けなきゃいけないの
それに本人が来たがらないんだから無理でしょ」

かまかけられた(汗)
でもここで怯んでなんていられない

「引っ張って連れてくるから
私の大切な幼馴染なの!お願いします」

先生の前に土下座すると

「・・・私を楽しませてくれたら考えてあげてもいいよ」

「楽しませるって・・・?」

「そうだなーまずそこで服全部脱いで」

そう言う楽しませ方?
ひ―ちゃんの命がかかってるんだから
陽菜の裸ぐらいどうって事な・・・い・・・

正座したままゆっくりボタンを外しかけると


「これ見てどう思う?」


目の前に出されたCT写真
今関係ないじゃん!て思ったけど機嫌を損なうといけないから


「開いても取れない所にありますねそれに結構広がってるので無理かと」

「そうかな、私なら全部取り除いて助ける事が出来るけどね」


じゃー聞くなよって思って名前を見ると

こまた・・・に?


「これってもしかして・・・」

「そう、何故かさっき偶然私の手元に回って来たんだよねー」


ニヤニヤしながらヒラヒラさせる先生


「本当に助かるんですか?」

「私がすればね(-∀-`) 」

「お願いします、引きずってでも連れてくるので(汗)」

「どうしよっかなー・・・人の物に手を出すなんて許せないしなー」

「人の物って・・・私はまだ先生の物じゃありません(怒)」

「じゃーひーちゃん?の方が好きなんだ」

「それは・・・親友として好きです!」

「親友ねー・・・私の事は?」

「先生の事は・・・医師として尊敬してます」

「それだけ?」

「何を言わせたいんですか(汗)」

「わかってるくせに(-∀-`) 」

「まだわかんないです!(汗)」

「はぁ・・・・素直じゃないね、まあいいや
連れて来てそいつがお願いしますって言うならやってあげてもいいよ」


自分だって素直じゃないじゃん(怒)

ひ―ちゃんを説得しなきゃ(汗)