麻里ちゃんとはアメリカの病院で知り合った

病院の跡取りになるべく修行をするために
やって来たのが私の勤めていた病院で
男で三歳上だったけど日本人同士という事もあり
すぐに仲良くなって麻里ちゃん、ゆっぴーと呼び合い
同僚たちからはグッドカップルと言われていたんだけど
私には思い人がいたし麻里ちゃんだって何も言って来なかったから
親友のままでいれたのに


日本に帰る前日の夜のパーティーで

「日本に帰って来て篠田の病院を一緒に大きくしていって欲しい」

と言われた

自分としては後一年ほどで帰ろうと思っていたから
快く受けるとキスされそうになったからかわすと

「夫婦になるのに照れるなんて可愛いよ(*`ω´) 」

て言われて自分の勘違いを慌てて訂正する
ややこしいプロポーズをしないでほしい(怒)

「篠田は諦めないから」

そう言って日本へ帰って行った

別の病院へ行く事も考えたけど
本当に困ってるみたいだったから
結婚は抜きにして仕事としてなら働かせてもらいます
と返事をして了解してくれたはずなのに

何かと言うとすぐ連れ出され求婚される

ほんと勘弁してほしい・・・

今日だって飲まないつもりだったのに
陽菜の名前を出されて

「飲まないなら狙っちゃうよ
小嶋病院も篠田病院も全部篠田の物になるね(*`ω´) 」

とか言いだすから仕方なく付き合ったのに
まさかバーで合うなんて・・・それもよりにもよってたかみなと・・・

見た瞬間ムカッとした

たかみなにもだけどついてきた陽菜にも・・・

男がバーに誘うのって下心ありありでしょ(怒)

話の途中で怒って帰る陽菜に慌てるたかみなを制して
自分が送ると言い店を出て少し離れ後ろからついて行く

寮に入ろうとしたらみーちゃんが帰って来るのが見え
慌ててかくれ見つからないようにその後ろからついて行く

ドアの鍵が開かなくてイライラする陽菜の後ろから
手を添え鍵を開けてあげているみーちゃん

その役やりたかった・・・

一緒に入って行ったらどうしようか考えていると
一人で中へ入りみーちゃんは自分の部屋へ

少しだけ様子を見て出てこないのを確認してから
持っていた合鍵で鍵を開けドアを開けると

枕を胸の前で持ち凄い顔した陽菜と目が合った

私を見て一瞬驚いてたけどすぐホッとした顔に変わり
今度は眉間にしわが寄る

どの顔も可愛いと思うのは惚れた弱みなんだろうか・・・



他人の手に落ちる前に自分のものにしとかなきゃ
今まで何のために頑張って来たのかわからない

飲んでるせいもあるのか
いつもならブレーキが効くのに今日は無理だった

陽菜が欲しくて欲しくてたまんない

ベットまで抱いて行き下すと覆いかぶさり唇を奪った

何度も何度も角度を変えながら・・・