スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

イシャラブ 19 Y

「飲んだの?」

これからって言うときに低い声で言われた一言

「上司命令、それに今日の当直に外科が二人も・・・
あの人もやるね(笑)」

普段なら絶対に飲まない
いつ呼び出されても人を助けれるように・・・
でも今回は上司命令でもあるし
いつもは一人しかいない外科医を二人も夜勤させてるからって
言われたら飲まないわけにはいかず、少しだけ飲んだ

まあ、お酒は強い方だから酔って襲われることもないけどね

「陽菜は飲まなかったんだ」

初めて会った日以来飲んでないのは知ってたけど
つい意地悪して聞いたら

「すぐに駆けつけれるためです!」


うん、良い心がけ(-∀-`)
そんな陽菜にご褒美あげなくちゃいけないね


「じゃー私に酔わせてあげる」

「先生?」

「優子だよ」

「す、好きな人がいるんでしょ!」

「・・・・・たかみなから聞いたんだ」

あいつしゃべりなんだから(怒)

「その人の事諦めたんですか(汗)」

鈍い人だ

「諦めてなんかないよ」


だからこうしてるんだけどね(笑)


「ならどうしてこんな事・・・」

「続き・・・・・・・」

「まだ言ってるんですか子供の時の遊びでしょ(汗)」

「私は真剣だったんだよ、にゃんにゃん」

「真剣にお医者さんごっこって
子どもだったら誰だって一度はやってますよ(汗)」

「そうだね、胸ポンポンくらいならやってるかもね」

「だったら私にこだわらなくても(汗)」

これだけ言ってもわからないなんてそりゃ浮気されても仕方がないかも
本人には言えないけどさ(笑)

「本当にあの時の続きがしたいから襲われてると思ってるの?」

「思わないですけど・・・
あの日たまたま病院で会ったから思い出しただけなんでしょ
続きなら好きな人とすればいいじゃないですか(怒)」

「だからしてるんじゃん」

「何言って・・・・・」

「まだわかんない?私がずっと好きだった人」

「え?・・・・はる・・・な?」

そんな驚いた顔してやっと?
まあ・・・一段と可愛くなってたから許すけど

「正解(-∀-`) 」

「でも女同士」

「性別なんて関係ない!私は陽菜が好きなだけ
ずっと陽菜だけだった、だから医者になった」

「病院を継ぐため・・・」

「そう、でもその為には普通の医者では無理だから
努力して頑張って認められてやっと日本へ戻って来たのにおばさんは・・・」

「ママ?」

「約束したのに・・・・くそ!」

あの日の言葉通りふさわしくなって戻ってきたのに
亡くなっていたなんて・・・・・

「約束って何?陽菜知らないよ」

「まだ子供だったからね」

「優ちゃんだって子供だったじゃん」

「陽菜よりは大人だった」

「そんなの屁理屈だよ(怒)」

「陽菜は私の事どう思ってる?」

「一人の医師として尊敬してる・・・かな」


目が泳いでるよにゃんにゃん(笑)


「大島優子としては?」

「わかんない(бвб) 」

「嫌い?」

「嫌いじゃないけど・・・・」

「けど?」

「好きかどうかまだわかんない・・・」

「でもキスは受け入れてるよね(-∀-`) 」

「それは優ちゃんが・・・上司だから逆らえず・・(汗)」

「じゃー駒谷の求愛を拒否したのはなんで?」

見た目いい男だし幼馴染だし
次期社長だし断る所は見つからないはずだよ

「副院長からキスされても受け入れるんだ」

「はぁ?受け入れるわけないし(怒)」

「なんで?」

「好きでもない相手とキスなんてしないもん」


ほら無意識に答えてるよ(笑)


「好きでもない相手ねぇ・・・」

「あっ・・・・(汗)」

「昔のにゃんにゃんは素直だったのになぁー」

「今だって素直です(怒)」

「もう認めたら」

「むぅ・・・・」

「私浮気はしないよ」

「そんなのわかんないじゃん」

「今日まで一途に思ってきたんだよ
やっと手に入るのにするわけないでしょ」

「自分の物になったら餌はやらないってよく言うじゃん」

「私がそんないい加減な人に見える?」

「医者じゃない優ちゃんは見える(бвб)」

「アメリカンジョークじゃん(-∀-`) 」

「ここは日本です(怒)」

「そんな顔の陽菜も可愛いよ」

「うっさい(汗)」

「耳まで赤くなって可愛い」

「もうやだー・・・」

手で顔を覆うからやさしく耳元で

「好きだよ陽菜」

昔はよく一緒に寝てたから
すぐ寝る陽菜の耳元で
「好きだよにゃんにゃん」
てずーと囁いてたなー
陽菜が私の事を好きになりますようにって
七夕とかクリスマスには必ずお願いしてた

でも

一人っ子の陽菜はお姉ちゃんとしか思ってくれてなかったね

でも今は違うでしょ
一人の人間として
大島優子として好きになってよにゃんにゃん

そのまま耳にかぶりついた
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2016年09月 >>
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
アーカイブ
カテゴリー