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イシャラブ 14 H

「ゆっぴー(*`ω´) 」

「ゲッ!」

「今日早番だったよね」

「308号室の高田さんの術後の経過観察しなきゃだから」

「そんなの弟子に任せとけばいいんだよ」

弟子って・・・陽菜の事?

「小嶋先生ではまだ頼りなくて・・」

「半年ゆっぴーに指導してもらってるのに
まだ駄目だなんて劣等生だね(笑)」

むぅ・・・一人でも見れるのに・・・
陽菜をダシに断ろうとしてるだけじゃん(怒)

「私ちゃんと見れますから」

「良く言った!6時に車の前で待ってて(*`ω´)」

「・・・・わかりました・・・」

スキップするんじゃないかって言うくらい
ルンルンして戻って行った

視線を感じて横を見ると鋭い目つきで睨む大島先生

「本当の事を言ったまでですから」

「はぁ・・・副院長しつこいんだよねー」

「院長夫人もいいんじゃないですか?」

「私はその上の院長になるつもりだから(-∀-`) 」

「副院長は?」

「ん?陽菜じゃん」

「はぃ?」

何言ってるのこの人・・・

「後継ぎは2・3人養子を取ってその中の優秀な奴に継がせればいいし」

「ちょっと何言ってるんですか?」

「将来設計(-∀-`) 」

「いやいやおかしいでしょ、付き合ってもいないんですよ(汗)」

「え?そうなの?何回もキスして寸前までいった仲なのに?」

「ちょっと声大きい(汗)」

確かにあの時はこのままどうなっても・・・
なんて思ったけどあれからキスしかしてこないし
からかわれてるだけだと思ってたのに・・・


「優子!と・・・小嶋先生・・・でしたっけ?」

だれだっけ?大島先生を名前で呼んでるし・・・

「たかみな何でここにいるの?」

「産科医の先生が学会で居ないらしくて
ヘルプ頼まれたんや」

「ふーん・・・・」

「小嶋先生は以前お会いした時よりも精悍な顔になられましたね」

「そんなこと(照)」

「こいつ口旨いから気を付けて」

「ほ、本当にそう思ってますから(汗)お前な(汗)」

「ふふふありがとうございます
先生も頑張って下さいね」

「・・・・今日良かったら食事でも」

「だーめ!こいつ女だったら誰にでも優しいから
すぐ勘違いされて付きまとわられてたんだよ」

「その度に優子には恋人のフリしてもらって悪かったって思ってる」

「まあ、その代わりに美味しいもん食べさせてもらってたから
文句言えないけどね」

「どういう関係なんですか?」

「優子とは高校からの腐れ縁
大学は専門が違ったけどよく一緒に勉強した仲」

「付き合ってたとか・・・」

「アハハハハ、ないない
こいつずっと好きなやつがいてさ
誰かは教えてくれないけどこう見えて一途なんだよね
可愛いとこあるだろ(笑)」

「煩いよ(怒)人の事しゃべり過ぎなんだよ
お前の恋愛とかヘタレ具合全部ナースたちにばらすぞ(怒)」

「うわーごめんごめん、今言った事は内緒にしててね小嶋先生(汗)」

「はい・・・・」

ずっと好きだった人いるんじゃん・・・
なのに何で陽菜にあんな事したり変な事言ったりするんだろ

・・・まさか病院乗っ取る気?

陽菜騙されないんだから(怒)
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