「にゃんにゃん(-∀-`) 」
「来ないでよ(怒)」
「あれは私たち二人が小学二年生の時だったよね」
「・・・・・」
「麻里ちゃんは一つ上だったから三年生」
「・・・・・・」
「高い所が怖いのにてっぺん取るには
一番高い所で約束しなきゃダメ!て言って
あの公園で一番高いジャングルジムに涙をこらえて上っていく
にゃんにゃんを見てて、絶対に夢をかなえてあげるんだって
誓ったのに一番先にリタイアしちゃったから言い出せなくてさ」
「優ちゃんのせいじゃないじゃん」
「今思うとそうだけど
小学生だった私は大人の人から君は無理だよって言われて
にゃんにゃんの夢をお前は叶えてあげれないって言われたようで
合わせる顔が無かったんだ
その時丁度引っ越しの話を聞いてさ
何も言わずにいなくなってごめんね」
「そうだよ・・・バカ(怒)」
「どうしたら許してくれるかな」
「わかってるくせに」
「うぬぼれでないなら・・・・」
「・・・・・・・(бвб)」
「陽菜、私と付き合って下さい」
「っ・・・・・・・」
「違った?」
「違わない(涙)」
「返事は?」
「仕方ないから付き合ってあげる」
「アハッ(-∀-`) ありがとう
わぁっ(;´-∀-)」
いきなり抱き付いてきた陽菜
「私でいいの?」
「優ちゃんがいい」
「麻里ちゃんの方が凄い女優さんになるかもよ?」
「陽菜の中では優ちゃんが一番だもん」
「ふぅ〜・・・ヤバい嬉しい(泣)」
「だから麻里ちゃんに負けないで」
「うん、一番にてっぺん取って待ってるから
陽菜も上がって来てよ」
「優ちゃんが一番になったら
相手役は全部陽菜にして、そうしたらすぐ追いつける」
「え〜それずるい(笑)」
「じゃー他の人とキスするの?
陽菜が男の人とキスしてもいいの?」
「ダメ!わかったすぐ這い上がるから待ってて(;´-∀-)」
「じゃーその間アイドルして待ってるね」
「その方が安心だ(笑)」
劇では陽菜からのキスに変更された
でも今日からは私からするね
その思いを込めて優しくキスをした
カシャカシャカシャ
シャッター音に驚いて振り向くと
「麻里ちゃん(;´-∀-)」
「スキャンダルゲットー(*`ω´) 」
「帰ったんじゃ無かったの?」
「台本のないドラマが見れるのに
帰るわけないでしょ(*`ω´) 」
「今の撮ったの(бвб) 」
「しっかりと♪」
ここは奪い取ってデーターを消すんだねにゃんにゃん
「後でLINEに送っといて」
「・・・・・え?」
「全部だからね!」
「いや、ここは消しといてねの間違いじゃ・・・」
「はぁ?記念なのに消すわけないじゃん」
「もしバレタラ(;´-∀-)」
「ゆっぴーに抜かされそうになったらこの写真を使って
”バラまかれたくなかったら大根演技をしろ!”て脅す」
「ダメだよ、にゃんにゃんにまで迷惑かかるじゃん(;´-∀-)」
「大丈夫、そんな事したら麻里子の恥ずかしい写真
たーくさんもってるのを週刊誌に売りつけてやるから(бвб) 」
「ニャロさん?」
「みんなが思ってる麻里子様像とかけ離れてるから
みんなどう思うだろうね」
「いつの間に(汗)」
「陽菜を舐めんなよ(бвб) 」
「冗談なのにシクシク」
「夜に軽い打ち上げするみたいだから行こう優ちゃん」
「麻里ちゃんも行こう(-∀-`) 」
「はぁ?来なくていいし」
「実は誘われてる(*`ω´)」
だからいたんだ(笑)
やっと歩き出した私と先を走る二人
いつになるかわからないけど
三人でならきっとできる
ジャングルジムに登った時に誓い合った
約束を叶える日が
もうそこまで来てる気がした