「こら、宮澤どこ行ってたんだ
授業はもう始まってるぞ(怒)」

「ちょっと野暮用でーす(笑)」


優ちゃんを追いかけて行った宮澤君が午後の授業に遅れて来た
別に陽菜には関係ないけどなんだか胸騒ぎがする


それは嬉しくないのに当たっちゃった


次の休み時間教室に戻って来た女の子の声が耳に飛び込んでくる



「ねえねえ宮澤君、大島さんと付き合うの?」


え!?


「わお、情報はや(笑)」

「隣の教室行ったら大島さんも授業に遅れて来たって聞いたの
あんな嬉しそうに宮澤君が入ってきてたら
もしかしてって思って聞いてみたら恥ずかしそうに言ってたよ」

「そうなんだ、みんなに宣言するぞ
優子は俺の彼女になったんだから
もう告るなよな(笑)」

「うそ・・・・」


それに、今呼び捨てにしたよね?


「はぁ・・・」


いつの間にかみーちゃんが隣に来ていて


「どんな気持ち?」

「えッ・・・・・別に・・・
優ちゃんに彼氏できたんだーて言う気持ち・・・」

「ふーん・・・(ΘωΘ) 」

「ほらもうすぐチャイム鳴るから席に戻りなよ」


何も言わずに戻って行ったみーちゃん


あれ?なんだろう急に息苦しくなってきた・・・
呼吸がうまく出来ない

こんな事初めて
どこか悪いのかな・・・・


「はぁ・・・はぁ・・・」

「小嶋さん大丈夫?」


隣の席の子が話しかけてくれた


「・・・・大丈夫じゃない・・・かも・・」

「保健室連れて行ってあげようか?」

「ううん、自分で行く・・・」

「でも・・・・」

「陽菜どうしたの?」


みーちゃんが駆け寄ってきて


「変なもの食べた?」

「そんなんじゃないと思う・・っう・・・」

「そんなにしんどいの?」

「私が連れて行くから先生に言っておいて」


みーちゃんに支えられ保健室へ


「あれ、先生いない・・・どこ行ったんだろう
とりあえずベッドに横になりなよ」

「うん・・・・」


なんとかベッドに上がり寝転ぶ


「熱測る?」

「いい・・・・ありがとう、もう大丈夫だから
みーちゃんは教室へ戻って」

「でも何かあったら」

「先生ももうすぐ戻ってくるだろうし」

「そう・・・・何かあったら電話して
授業中でも飛んでくるから」

「ありがとう(бвб)」


ドアが閉まる音を聞きながら天井を見つめる


急にどうしたんだろう・・・
確か優ちゃんが宮澤君と付き合・・・・・つぅ
考えただけで苦しい・・・

なんで?陽菜だって秋元くんと付き合うんじゃん

でも優ちゃんは陽菜の事好きって言った
あれは嘘だったの?冗談だって言ってたけど・・・

だったらどうして陽菜を避けてるの?
ん?・・・・さけて・・・る・・・?

つぅぅぅ・・・・・わかんない(涙)

なんで陽菜は泣いてるんだろう・・・

誰か教えてよ