優子



もう一度二人を部屋に招き
今度は手料理を振舞った


緊張してやってきた二人に

いい返事が出来そうだよ

って言うと

まじかーととびっきりの笑顔で笑う佐江とは対照的に
玄関で号泣しだす才加を中へ引き込む

それを見て微笑むにゃんにゃんは天使に見えて
私に向けてじゃないのが悔しかった


その日、お酒は一切飲まず
納得のいくまで四人で話し合いそして・・・



「おめでとう!」

「アハッありがとう」

「ありがとう(бвб) 」

「合同結婚式するほど仲が良いってどうなの?」

「みーちゃんも頑張って結婚して下さーい(бвб) 」

「煩いよ・・・誰か紹介してくれー(泣)」


新婦入場は私と陽菜が腕を組んでバージンロードを歩き
そして別々の新郎の横へ


もちろん両親も座ってる
男性と結婚すると報告したら
手のひらを返したようにやさしくなり
結婚式にも来てくれた

一応親孝行になってるよね?


誓いの言葉と誓いのキスはそれぞれ別の人とだけど
私と陽菜の永遠の誓いとキスは
すでに控室で済ませ写真も撮った

もちろん神父役とカメラマンは佐江と才加



新居も新しく建てた
玄関は二つあるけど中は繋がっていて
一階にキッチンとバスルーム、トイレが一つずつ
二階には大きめのリビングと部屋が二つとトイレ
三階には寝室が三つと客間が一つ・・・

何故寝室が三つかって?

もちろんそれぞれの夫婦の部屋と
私と陽菜の部屋


初めて男性を受け入れたのも同じ日で
お互いの相手が寝たのを確認してから
二人の部屋に身を寄せ合い泣いた


佐江と才加は凄く優しくて
私達を愛してくれたからそれに答えるように
私達も愛した、もちろん二番目だけど
何事も陽菜を優先しても許してくれた佐江
陽菜のわがままを笑って許していた才加

そんな私達の元にコウノトリが同時にやって来た

産まれた月は違ったけど
両方男の子で元気にすくすく育っている


「そこまで仲がいいと
前世で双子だったんじゃないかって思っちゃったよ(ΘωΘ) 」

「そうかも!みーちゃんたまには良い事言うじゃん(´-∀-)」

「たまにですみませんね(怒)」

「で、何しに来たの?(бвб) 」

「陽菜は相変わらずで嬉しいよ
あんた達の出産祝いと
出してばっかりだとムカつくから回収することにした(ΘωΘ) 」

「回収?どうやって?」

「はいこれ」


そういって差し出された封筒には


「え!!?いつの間に(;´-∀-)」

「そんなに驚くかな(怒)私だって幸せになりたいんだよ」

「そっかーみーちゃんにやっとおめでとうって言えるんだー(бвб) 」

「結婚式には6人で来てね」

「チビ達も行っていいの?」

「式は半年後だから連れてこれるでしょ」

「そうだけど大丈夫かな(;´-∀-)」

「簡易ベッドとか用意してくれるって」

「嬉しい、ありがとう(бвб) 」




結局私達はそれ以降子供は出来ず
子供同士を結婚させてと言う願いは叶わなかった


同じ家で兄弟のように育った子供達が仲が悪いわけがなく
二人は出来てるんじゃないかって噂もたってたらしい

そんな二人もそれぞれのパートナーを見つけ
巣立って行った