優ちゃんと才加のおかげで
陽菜と佐江ちゃんは無事(笑)進級でき
何と四人共同じクラスになった


「なんで私だけのけ者なんだ(泣)」


そう、みーちゃんは二つ向うの教室


「ともちんと同じクラスなんだから良かったじゃん(-∀-`) 」

「そうだけどさー」


体育祭では去年最下位だった陽菜なのに
何と全学年で1位になった

そう言えば1年生の時は学年では1位だったけど
全学年では3位で優ちゃんが悔しがってたっけ


もちろん三人の活躍が凄くて
最後のクラス対抗リレーでは第一走者の優ちゃんが
二位との差を大きく離したにもかかわらず追いつかれ
アンカーの才加にバトンが渡る時には僅差の3位


「才加負けたらズボン降ろすぞ!」


と叫ぶ佐江ちゃんと


「仲間から外すからな!」


と叫ぶ優ちゃんに苦笑いしながら
バトンを貰ったとたん険しい顔になり
1位でゴールテープを切って四人で抱き合った


もちろん陽菜は席から応援していて・・・

三人が駆け寄ってきて騒いでたから
まだ終わってないって先生に怒られた(笑)



修学旅行では陽菜達の部屋に男子が遊びに来て
遅くまで騒いでたら先生に怒られて
正座させられ足がしびれ
立った時にねん挫して次の日少ししか観光に回れなかった苦い思い出

でも優ちゃん達三人がずっと傍にいてくれた


その代わりにって四人で卒業旅行へ出かけ
楽しかったいい思い出

もちろん部屋は男女別々だったよ(笑)



陽菜の人生の中で遅刻以外で怒られる事なんて無かったから
いい経験だったと思う



そして



「あぁーあ、結局友達のままで終わっちゃったかー」

「ごめんね」

「わかってた事だけどさ
二人の仲の方がどんどん近くなっていってたもんな」

「アハッ当たり前(-∀-`)
大島さんの愛の力を見くびるなよな」

「俺も相当愛を注いでたのにー」

「ふふふ陽菜の勝ち(бвб) 」



みんな大学に進学するけど
陽菜と優ちゃんは女子大だから
二人とはお別れ


「くぅ・・・・(泣)」

「泣くな才加、男だろ」

「俺いつまで待ってるから
陽菜以外好きにならないから」

「ダメだよ、陽菜みたいに才加にも幸せになってもらいたいもん
だから陽菜を忘れてちゃんと恋人見つけてね」

「佐江〜(泣)出来るかな」

「時間が癒してくれるさ」

「うわー佐江がキモイこと呟いてる(-∀-`) 」

「俺はこう見えてロマンチストなんだよ」

「バーカ、それを言うならロマンティスト(-∀-`) 」

「いいんだよ、佐江は日本人だからチでいいの!」

「発音はティ」

「チ!・・・・フッ・・・アハハハどっちでもいいや(笑)
ずっと友達でいてくれよな優子」

「こちらこそお願いします(笑)」



そう言ったけど大学生になるとなかなか遊ぶ機会もなく

一年目に数回遊んだだけで

自然と疎遠になり時が過ぎていき



あの日まで会う事は無かった