優ちゃんを寝かしつけてウトウトしていたら
麻里ちゃんから電話がかかって来た
「ん〜・・・麻里ちゃんどうしたのぉ・・・」
「ニャロ寝てたの?すぐTV見て(汗)」
ニュース番組にチャンネルを合わせると
号泣の優子・・・うそ・・・こんなになってたなんて(汗)
もう寝てるかな・・・どうしよう・・・
とりあえずメールをしてみた(起きてる?)
少しして(うん)
(電話してもいい?)
10秒ぐらいして電話がかかって来た
「もしもし?」
「にゃん・・・にゃん・・・」
「優子、大丈夫?」
「うん・・・」
全然大丈夫じゃないじゃん
「今どこ?誰かそばに居る?」
「ううん、さっき・・マンションにかえってきたぁー・・・」
ちょっと酔ってるみたい
「今日は残念だったね(бвб)」
「うっ・・・ 」
「・・・・・優ちゃん寝ちゃったからいけないけど・・・
陽菜の所に来る?」
1人は耐えられないよね?
「行ってもいいの?」
「明日休みでしょゆっくり出来るからおいで
朝ご飯も作ってあげるよ(бвб)」
「にゃんにゃんありがとう・・・今から行くね」
30分ほどして携帯が震えて(来た)
ドアを開けると帽子を深くかぶり下を向きながら入ってくる
帽子を取ると驚いた・・・
目がパンパンに腫れていて・・・どれだけ泣いたんだろう
いてもたってもいられなくて、さらに小さく見える
体を抱き寄せると顔を胸にうずめ短い腕を背中に回してくる優子
「うっうう・・・」
小さい体を小刻みに震わせながら嗚咽を漏らしていた
陽菜
麻里ちゃんが今日は徹夜するからねーて言い出した
会社にはシャワールームと仮眠室も作ってあって
陽菜もよく利用してる
着替えはどうするのかと聞くと、妹ちゃんに朝持ってきてもらうらしい
今までもそうだったんだって・・・
陽菜朝遅いから知らなかった(汗)
そういえば今日公園で危なかったけど大丈夫かな・・・
少し震えてたし・・・一人じゃ心細いよね(бвб)
麻里ちゃんに(着替え取ってきてあげる♪)
と、メールを送りすぐ会社を後にした
何故メールかって?
直接言ったら絶対拒否されるから
久しぶりに来たマンション
暗証番号を押し指紋認証をして中に入る
さすがにいきなり部屋に入るとびっくりするだろうから
チャイムを鳴らし扉の前で待機
ドアが開くと戸惑い顔の妹ちゃん(笑)
「麻里ちゃんの着替え取に来た(бвб) 」
「まだ用意できてないので上がって待っててください(汗)」
お客さん用のカップに紅茶を入れてくれたけど・・・
陽菜のカップあるのになー(怒)まあいいけど
テーブルの上に食べかけのオムライス
美味しそうに見えたから一口食べちゃえ!
なんて思っていたら本当に美味しくて
気が付いたら全部食べてた(笑)
リビングに戻ってきて呆然とする妹ちゃん
「これ優ちゃんが作ったの?」
麻里ちゃんはゆっぴーて変なあだ名で呼んでるけど
確か優子て一度だけ聞いたことがあったと思う
凄い!この陽菜が一度しか聞いてないのに覚えてるなんて
奇跡に近いんだからね、ありがたく思ってよ優ちゃん(笑)
「料理上手だね(бвб) 」
褒めてあげると顔を赤くして照れてる頬に笑窪が出来てる・・・
やっぱり可愛い♪
袋を取ろうと手を伸ばしたらビクンと体が跳ねた・・・・
やっぱり昼間の出来事引きずってるのかな・・・
「一人で大丈夫?」
少し震えた声で大丈夫って言ってるけど心配だし・・・
「とりあえず着替え持っていくから、お風呂沸かしといてね」
つい言っちゃった
だってほっとけ無いんだもん(бвб)
陽菜ってこんなに優しいキャラだっけ??