優子
大学が始まり講義終わりに食堂に行くとあっちゃんがとんできた
「優子!小嶋先輩と付き合ってるの?」
「うえっ!・・・誰から聞いたの(汗)」
「さっきから食堂はその話題で持ちきりだよ
大学中に広がるのも時間の問題だね!」
なんで?誰も知らないはずなのに・・・
あっ、篠田先輩は知ってるけどまさかね(汗)
その原因はすぐにわかった
食堂の一角にすごい人だかり
「小嶋さんおれと付き合ってよ」
「私とですよね」
「えー陽菜興味ないし・・・」
「だめだめ!ニャロはゆっぴーと付き合ってるから」
「ゆっぴーて誰ですか?」
「1年生の大島優子だよ(*`ω´)」
どうやらこの会話が朝から繰り返されてるらしい(汗)
その後ろで動けずに固まっていると
なぜか少しだけ空いてる隙間から目があってしまった
「あぁーゆっぴーご飯食べに来たの
ここにおいでよ(*`ω´)」
一斉に振り向くその他大勢のみなさん・・・(汗)
さらに足がすくんで動けないでいると
人ごみが二つに割れてコツコツという音を鳴らし
女神が近づいてくる
私の後ろに回るとふわっと抱き締められて
「これ、陽菜のだから手を出さないでね(бвб)」
こっ小嶋先輩、人前でなんてことを(汗)
驚く人々・・・「キャー!うそー」「くそーただのチビじゃねえか」
奇声と罵倒の声が飛び交う
「絶対遊びだぜ」「すぐ捨てられるよね」
そうだよね・・・その通りです皆さん・・きっとすぐ飽きられます(涙)
俯いて落ち込んでいると
「はーい外野はうるさいからどっか行っちゃって!
ちなみにニャロが飽きたら篠田が貰うからとらないでね(*`ω´)」
「なんで麻里子様まで・・・あの子なんなの(怒)」
「絶対貢いでるんだよ」
「体で引き留めてるんじゃないの」
「うるさーい(怒)それと麻里ちゃん意味わかんないし
陽菜飽きるわけないし・・ていうかまだあきらめてなかったの」
「ニャロって飽き性じゃん(笑)
一つのものに執着したらすごいけど
飽きたらすぐ捨てるでしょ、だから篠田待ってるんだ(*`ω´)」
「優ちゃんは物じゃないし・・・」
「まあそうだけど、万が一の時だよ(笑)」
そうなんだ・・・小嶋さん飽き性なんだ・・・
私も飽きたらいつか捨てられるのかな・・・(涙)
「ちょっと優ちゃんすごく落ち込んじゃってるじゃん
麻里ちゃんのせいだからね
優ちゃん向こうで二人で食べよ(бвб)」
「えー奢ってあげるから一緒に食べようよ(*`ω´)」
「・・・仕方ないなーアイスとプリン付きでね(бвб)」
結局三人で食べて次の講義に出たんだけど
心がモヤモヤしたままで講義内容が頭に入ってこなかった
アサヒ目線
『カンパーイ 』
「ママ、これ何のお祝い?」
「えーとね、七瀬が病院に行かなくてよくなって
明日からお仕事に行ける事になったお祝いだよ(бвб) 」
「ふーん・・・ななちぇお家帰るの?」
そっか、リハビリが終わったんだしここにいる理由
無くなっちゃうもんね・・・少し寂しい・・・
「そうだね、明日仕事終わりに荷物取によりますね」
「優子、ななちぇといっちょがいい
優子のパパになってよ」
「優ちゃん、七瀬は女の子だからパパにはなれないし
優ちゃんのパパはレイジだけだよ 」
「ううぅぅ・・・」
「また遊びに来るから(´-∀-)」
「うん・・・・ 」
片づけが終わりリビングに行くと
七瀬に抱かれて寝てる優ちゃん
「優子ちゃん寝かせてくるね」
「ごめんね、お願いする」
寝室に言ってる間にワインとおつまみを用意して
テーブルに並べていると
「そのワイン・・・」
「そう、七瀬が私達の結婚記念日にくれたワイン」
「いいんですか?」
「ワインを一人で飲むのってなんか寂しいでしょ
一緒に飲んでくれる?」
「光栄です(´-∀-)」
それからいろんな話をした
「アサヒさん、私の第一印象てどうでした?」
「うーん、レイジから元気な新人が入ってきた!
て聞いていて、毎日って言うくらい話に出てきて
初めて会った気はしなかったんだけど・・・」
「けど?」
「可愛い子だなーて思った(笑)」
「えっ! 」
「だって、女性で刑事だからもっとがっちりしていて
大きな人かなって思ってたから、レイジの後ろから
出て来た時は、まさか学生をひっかけてきたの!
て思ったもん」
「先輩かわいそう(笑)」
「だって小さくてかわいくて大人の女性に見えなかったもん」
「それはそれで傷つきます
そんなに刑事らしくないですか?」
「知れば知るほど正義感が強くてカッコよくて
さすがレイジが認めただけあるなって思ったよ 」
褒められて恥ずかしいのか耳まで赤くしてハニカム顔が可愛くて
無意識のうちに頬にキスをしていた
「えっ!?? 」
焦る七瀬が愛しくなって今度は唇に軽く触れる
一瞬固ったけどすぐに真剣な顔に変わる七瀬
「アサヒさん!」
「ん?(бвб) 」
「初めてアサヒさんを見た時
世の中にこんなきれいな人がいるの?
て言うくらい衝撃を受けました」
「わーありがとう 」
「よく遊びに来てたのはアサヒさんに会いたかったからで・・・」
「えっ!?」
「先輩と優子ちゃんを見つめて幸せそうに微笑む
アサヒさんの笑顔が好きでした」
「・・・・・」
「私のせいで先輩が死んじゃって・・・
悲しんでるアサヒさんを見るのが辛くて・・・
でもそばに居たくて・・・
怪我をしてずっとそばに居てもっと好きになってました」
「七瀬・・・・」
「私、アサヒさんが好きです友達としてじゃなく
恋愛として大好きです・・・気持ち悪いですよね 」
「嬉しい(бвб) 」
「・・・・・・えっ?」
「私も七瀬が好きみたい 」
「アサヒさん・・・」
重なる唇、さっきと違うのは七瀬からしてきたのと
お互いが求め合ってしていること・・・
そのまま上を脱がされワークブラ一枚になると
ソファーに押し倒された
「アサヒさん、綺麗(´-∀-)」
「七瀬も脱いで(бвб) 」
引き締まった体に似合わない豊かな胸
「七瀬も綺麗だよ 」
酔ってたのもあると思う、レイジとは違う気持ちよさに
何度も七瀬を求め気づいた時には
ソファーに裸で抱きしめあったまま眠っていた
て言うセリフとシーンのはずだったのに・・・
優子
やっぱり俺はみんなから愛されてる(´-∀-)
特ににゃんにゃんは最高っぜー(´-∀-)
しかーし・・・せっかくの楽しい一日を奪った麻里子・・・
許せねえ(怒)仕返ししてやる(ニヤ)
何しようかなー
ベッドの中でくさーいおなら?
わざとおねしょしてやるとか?・・・
これは後々みんなに言いふらされておれがやばくなる(汗)
料理の中によだれを入れる?
これはおれも食えなくなるから駄目だ・・・
ん〜何がいいかな・・・そうだ!
「才加兄ちょっといいか」
「優子どうした?」
「麻里子の好きなものってなんだ?」
「お前呼び捨てにしてたら雷落ちるぞ」
「それはいいんだよ、好きなもの!」
「そりゃーカレーだろ(笑)」
「そうだよな、あとパンダも好きだぜ(´-∀-)」
「・・・・・おれに聞かなくても優子の方が知ってるんじゃないか(笑)」
「じゃー嫌いなものは?」
「えーと・・・お化けかな」
「それはおれも嫌い・・・他にない?」
「ないかもな、最強だからな(笑)」
「そうだよな最強だよな・・・」
もういいや、やめた
公園に行こーと(´-∀-)
公園でめいいっぱい遊んで疲れたから
ベンチに座って休んでたら寝ちゃったみたいで
気が付いたらあたりは真っ暗・・・・
そういえばにゃんにゃんがここ暗くなるって言ってた(汗)
ううぅぅ・・・怖いよお化け出る(泣)
おで動けないどうじよう・・・(泣)
「ゆっぴー・・・・ゆっぴー!」
「まりごー!・・・おねえぢゃん(涙)」
走ってくる音がして
「ゆっぴーどこ?」
「ごごだよー」
ベンチの前に来て泣いてる俺を抱き上げ抱きしめる姉ちゃん
「バカ!心配かけんじゃないの(怒)」
「ごめんなじゃい(泣)」
携帯を取り出し素早く打ち込み送信してる
俺を抱っこしたまま家に帰る
家の前には全員集合してて
「優子!優ちゃん!」
「あれ?みんな外で何してるんだ?」
「ゆっぴーが帰ってこないからみんな探してくれてたんだよ(怒)」
「麻里子が一番パニクッてたけどな(笑)」
「才加うるさい(汗)」
・・・・・どうやら麻里子の弱点は俺だったみたいだ・・・
やっぱり俺、愛されてるぜ(´-∀-)